Horizon Agent と Horizon Client で USB ポリシー設定を定義できます。接続すると、Horizon Client が Horizon Agent から USB ポリシーの設定と Horizon Client USB ポリシーの設定をダウンロードし、ホスト マシンからのリダイレクトに使用可能なデバイスを特定します。
複合 USB デバイスを分割するポリシー設定
次の表で、Horizon Client の構成 ADMX テンプレート ファイル内にある、複合 USB デバイスの分割に関する各ポリシー設定について説明します。設定はコンピュータ レベルで適用されます。コンピュータ レベルでの GPO の設定は、レジストリの HKLM\Software\Policies\VMware, Inc.\VMware VDM\Client\USB よりも優先されます。設定を確認するには、グループ ポリシー管理エディタで フォルダの順に移動します。
USB リダイレクトを制御するポリシーの使用方法については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』ドキュメントを参照してください。
設定 | 説明 |
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Allow Auto Device Splitting | 複合 USB デバイスの自動分割を許可します。 デフォルト値は未定義で、false と同じです。 |
Exclude Vid/Pid Device From Split | ベンダーおよびプロダクト ID で指定された複合 USB デバイスは、分割対象から除外します。設定の形式: vid-xxx1_pid-yyy2[;vid-xxx2_pid-yyy2]... ID 番号は 16 進数で指定する必要があります。ID の個々の数字の位置にワイルドカード文字 ( *) を使用できます。 例: vid-0781_pid-55** デフォルト値は定義されていません。 |
Split Vid/Pid Device | ベンダーおよびプロダクト ID で指定した複合 USB デバイスのコンポーネントを、別のデバイスとして扱います。設定の形式: vid-xxxx_pid-yyyy(exintf:zz[;exintf:ww ]) exintf というキーワードを使用すれば、インターフェイス番号を指定することで、コンポーネントをリダイレクトから除外することができます。ID 番号は 16 進数で指定し、インターフェイス番号は先行ゼロをすべて含む 10 進数で指定する必要があります。ID の個々の数字の位置にワイルドカード文字 ( *) を使用できます。 例: vid-0781_pid-554c(exintf:01;exintf:02)
注: 明示的に除外しなかったコンポーネントは、Horizon で自動的に含まれることはありません。これらのコンポーネントを含めるには、
Include Vid/Pid Device などのフィルタ ポリシーを指定する必要があります。
デフォルト値は定義されていません。 |
USB デバイスをフィルタリングするポリシー設定
次の表では、USB デバイスのフィルリングに使用する Horizon Client の設定 ADMX テンプレート ファイルのポリシー設定について説明します。設定はコンピュータ レベルで適用されます。コンピュータ レベルでの GPO の設定は、レジストリの HKLM\Software\Policies\VMware, Inc.\VMware VDM\Client\USB よりも優先されます。
USB リダイレクトにフィルター ポリシーの設定方法については、『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の構成』ドキュメントを参照してください。
設定 | 説明 |
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Allow Audio Input Devices | オーディオ入力デバイスのリダイレクトを許可します。 デフォルト値は定義されていませんが、これは true が設定されている場合に相当します。 設定を確認するには、グループ ポリシー管理エディタで フォルダの順に移動します。 |
Allow Audio Output Devices | オーディオ出力デバイスのリダイレクトを許可します。 デフォルト値は定義されていませんが、これは false が設定されている場合に相当します。 設定を確認するには、グループ ポリシー管理エディタで フォルダの順に移動します。 |
Allow HID-Bootable | キーボードとマウス以外で、起動時に利用可能な入力デバイス(起動可能なデバイス)のリダイレクトを許可します。 デフォルト値は定義されていませんが、これは true が設定されている場合に相当します。 設定を確認するには、グループ ポリシー管理エディタで フォルダの順に移動します。 |
Allow Device Descriptor Failsafe Behavior | Horizon Client で構成/デバイスの記述子を取得できない場合でも、デバイスのリダイレクトを許可します。 config/desc が失敗してもデバイスを許可するには、IncludeVidPidまたは IncludePath などの Include フィルタにそれを含みます。 デフォルト値は未定義で、false と同じです。 設定を確認するには、グループ ポリシー管理エディタで フォルダの順に移動します。 |
Allow Other Input Devices | HID 起動可能なデバイスや統合型ポインティング デバイス付きキーボード以外の入力デバイスのリダイレクトを許可します。 デフォルト値は定義されていませんが、これは true が設定されている場合に相当します。 設定を確認するには、グループ ポリシー管理エディタで フォルダの順に移動します。 |
Allow Keyboard and Mouse Devices | 統合型ポインティング デバイス(マウス、トラックボール、タッチ パッドなど)付きキーボードのリダイレクトを許可します。 デフォルト値は定義されていませんが、これは false が設定されている場合に相当します。 設定を確認するには、グループ ポリシー管理エディタで フォルダの順に移動します。 |
Allow Smart Cards | スマート カード デバイスのリダイレクトを許可します。 デフォルト値は定義されていませんが、これは false が設定されている場合に相当します。 設定を確認するには、グループ ポリシー管理エディタで フォルダの順に移動します。 |
Allow Video Devices | ビデオ デバイスのリダイレクトを許可します。 デフォルト値は定義されていませんが、これは true が設定されている場合に相当します。 設定を確認するには、グループ ポリシー管理エディタで フォルダの順に移動します。 |
Disable Remote Configuration | USB デバイスのフィルタリングを実行するときは、エージェント設定の使用を無効にします。 デフォルト値は定義されていませんが、これは false が設定されている場合に相当します。 設定を確認するには、グループ ポリシー管理エディタで フォルダの順に移動します。 |
Exclude All Devices | リダイレクト対象からすべての USB デバイスを除外します。true に設定すると、その他のポリシー設定を使用して、特定のデバイスまたはデバイス ファミリがリダイレクトされるようにすることができます。false に設定すると、その他のポリシー設定を使用して、特定のデバイスまたはデバイス ファミリがリダイレクトされるのを防止できます。 エージェントで Exclude All Devicesの値を true に設定し、この設定が Horizon Client に渡されると、エージェントの設定によって Horizon Client の設定はオーバーライドされます。 デフォルト値は定義されていませんが、これは false が設定されている場合に相当します。 設定を確認するには、グループ ポリシー管理エディタで フォルダの順に移動します。 |
Exclude Device Family | リダイレクト対象からデバイス ファミリを除外します。設定の形式: family_name_1[;family_name_2]... 例: bluetooth;smart-card 自動デバイス分割を有効にした場合、Horizon は複合 USB デバイスの各インターフェイスのデバイス ファミリを調べ、除外するインターフェイスを判断します。自動デバイス分割を無効にした場合、Horizon は複合 USB デバイス全体のデバイス ファミリを調べます。 デフォルト値は定義されていません。 設定を確認するには、グループ ポリシー管理エディタで フォルダの順に移動します。 |
Exclude Vid/Pid Device | 指定したベンダーとプロダクト ID のデバイスを、リダイレクト対象から除外します。設定の形式: vid-xxx1_pid-yyy2[;vid-xxx2_pid-yyy2]... ID 番号は 16 進数で指定する必要があります。ID の個々の数字の位置にワイルドカード文字 ( *) を使用できます。 例: vid-0781_pid-****;vid-0561_pid-554c デフォルト値は定義されていません。 設定を確認するには、グループ ポリシー管理エディタで フォルダの順に移動します。 |
Exclude Path | 特定のハブまたはポートのパスにあるデバイスをリダイレクト対象から除外します。設定の形式: bus-x1[/y1].../port-z1[;bus-x2[/y2].../port-z2]... バスやポート番号は 16 進数で指定する必要があります。パスにワイルドカード文字を使用することはできません。 例: bus-1/2/3_port-02;bus-1/1/1/4_port-ff デフォルト値は定義されていません。 設定を確認するには、グループ ポリシー管理エディタで フォルダの順に移動します。 |
Include Device Family | デバイス ファミリをリダイレクト対象に含めます。設定の形式: family_name_1[;family_name_2]... 例: storage デフォルト値は定義されていません。 設定を確認するには、グループ ポリシー管理エディタで フォルダの順に移動します。 |
Include Path | 特定のハブやポートのパスにあるデバイスをリダイレクト対象に含めます。設定の形式: bus-x1[/y1].../port-z1[;bus-x2[/y2].../port-z2]... バスやポート番号は 16 進数で指定する必要があります。パスにワイルドカード文字を使用することはできません。 例: bus-1/2_port-02;bus-1/7/1/4_port-0f デフォルト値は定義されていません。 設定を確認するには、グループ ポリシー管理エディタで フォルダの順に移動します。 |
Include Vid/Pid Device | 特定のベンダー ID とプロダクト ID を持ち、リダイレクト可能な USB デバイスを指定します。設定の形式: vid-xxx1_pid-yyy2[;vid-xxx2_pid-yyy2]... ID 番号は 16 進数で指定する必要があります。ID の個々の数字の位置にワイルドカード文字 ( *) を使用できます。 例: vid-0561_pid-554c デフォルト値は定義されていません。 設定を確認するには、グループ ポリシー管理エディタで フォルダの順に移動します。 |
ネストされたセッションに関する考慮事項
ネスト モードまたはダブルホップ シナリオの場合、ユーザーは物理クライアント システムからリモート デスクトップに接続して、リモート デスクトップ(ネストされたセッション)内で Horizon Client を起動し、別のリモート デスクトップに接続します。ネストされたセッションでデバイスを期待どおり動作あせるには、物理的なクライアント マシンとネストされたセッションの両方で、USB ポリシーを設定する必要があります。