DPI 同期機能により、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションの DPI 設定とクライアント システムの DPI 設定が確実に一致します。

Horizon 管理者は DPI 同期機能を無効にできます。

DPI 同期機能とディスプレイのスケーリング機能の両方が有効になっている場合、一度に有効になるのはいずれかの機能だけです。DPI 同期がまだ有効になっていない場合にのみ(つまり、リモート デスクトップの DPI 設定とクライアント システムの DPI 設定が一致する前)、ディスプレイのスケーリングは実行され、DPI 設定が一致するとディスプレイのスケーリングは実行されなくなります。

DPI 同期機能を使用するときのヒントを、次に説明します。

  • クライアント システムで DPI 設定を変更しても、リモート デスクトップの DPI 設定が変わらない場合は、ログアウトしてから再度ログインして、クライアント システムの新しい DPI 設定を Horizon Client に認識させます。
  • DPI 設定が 100 パーセント以上になっているクライアント システムでリモート セッションを開始してから、100 パーセント以上の異なる DPI 設定になっている別のクライアント システムで同じセッションを使用する場合、2 番目のクライアント システムで DPI を同期するには、2 番目のクライアント システムでログアウトしてからリモート セッションに再度ログインします。
  • Windows 10 と Windows 8.x システムでは異なるモニターで異なる DPI 設定がサポートされますが、DPI 同期機能では、クライアント システムのプライマリ モニターで設定されている DPI 値のみが使用されます。また、リモート デスクトップのすべてのモニターで、クライアント システムのプライマリ モニターと同じ DPI 設定が使用されます。Horizon Client は、異なるモニターで異なる DPI 設定をサポートしません。
  • 異なるモニターで異なる DPI 設定をサポートするラップトップを外部モニターに接続し、外部モニターをプライマリ モニターに設定する場合、Windows は、外部モニターを接続または再接続するときに毎回プライマリ モニターとプライマリ モニターの DPI 設定をに変更します。この場合、Horizon Client にプライマリ モニターの変更を認識させるため、クライアント システムからログアウトしてからもう一度ログインする必要があり、クライアント システムとリモート デスクトップや公開アプリケーション間で DPI 設定を一致させるために、リモート デスクトップや公開アプリケーションからログアウトしてから一度ログインする必要があります。
  • Windows 10 クライアント システムでは、デスクトップを右クリックして、[表示設定] > [ディスプレイの詳細設定] > [テキストやその他の項目のサイズ調整] の順に選択して、[カスタムの拡大率を設定] リンクをクリックし、再ログインして、新しい DPI 設定を有効にします。