ユーザーは、キーボード レイアウトの設定で、修飾キー、ファンクション キー、特殊キーのマッピングを行う言語を選択できます。ここでは、Horizon Client for iPadOS で提供されるキーボード オプションについて説明します。
クライアントによって提供される拡張キーボード レイアウトのセットから、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションで使用するキーボード レイアウトを選択できます。クライアントを初めて開いたときは、キーボード レイアウトはローカル オペレーティング システムの設定と一致しています。たとえば、iPad の設定がスペイン語の場合、クライアントのハードウェア キーボードはスペイン語(スペイン)になっています。手動構成を有効にすると、レイアウトを変更してキーをマッピングできます。行った設定はクライアントのデフォルトになります。この変更はローカル オペレーティング システムに影響しません。
前提条件
- iPad のオペレーティング システムが iPadOS バージョン 14.0 以降であることを確認します。14.0 より前のバージョンでは、これらの機能は使用できません。
- デバイスに 1 つ以上の外部キーボードが接続されている。
- クライアントを開いて、クライアントから Horizon Connection Server および Horizon Agent 8.4.0 以降が実行されているサーバに接続し、そのサーバでリモート デスクトップまたは公開アプリケーションが開いていることを確認します。クライアントが外部キーボードを検出すると、[キーボードの手動構成] を有効にするように求めるプロンプトが表示されます。
手順
- クライアント ウィンドウの下部にある [[設定]] をタップします。
使用可能な設定のリストが表示されます。
- 有効にするには、[[キーボードの手動構成]] をタップします。
言語の拡張セットとマッピング オプションが表示されます。選択した言語は、ローカルのオペレーティング システムまたは以前の手動変更と一致します。
- [ハードウェア キーボード] の現在の言語を確認します。
- 追加のレイアウトから選択するには、その行の末尾にある [次へ] ([>]) をタップして、言語をタップし、[< 戻る] をタップします。
キーボード レイアウトのリストが表示されます。このリストは、ローカル オペレーティング システムから提供されるキーボード レイアウトと関係ありません。ここで行う選択は、クライアントとリモート デスクトップまたは公開アプリケーションにのみ影響します。一部の言語では、複数のレイアウトが表示されます。たとえば、
[英語(英国)] または
[英語(英国)] を選択できます。
- キーボード レイアウトの設定を完了するには、[< ハードウェア キーボード] をタップし、目的のレイアウトの横にチェックマークが表示されていることを確認して、[< 戻る] をタップします。
選択したレイアウトが
[ハードウェア キーボード] の横に表示されます。外部キーボードにリモート デスクトップおよびアプリケーションで使用するレイアウトが適用されます。
- キー マッピングを変更するには、[キー マッピング] をタップします。一部のオプションはデフォルトで有効になっています。
- リストで CMD キーの組み合わせを検索し、マッピングされたキーを有効または無効に切り替えます。
- 新しいマッピングを追加するには、[[+]] をタップします。
[開始] 領域と
[終了] 領域には、ドロップダウン ボックスが空の修飾キー リストが表示されます。
[開始] 領域で、設定する修飾キーをタップし、ドロップダウン ボックス内をタップしてキーの選択肢を追加します。たとえば、Shift + CMD + S をマッピングするには、Shift、CMD をタップし、ボックスに
S と入力します。ファンクション キー F3 または特殊キー home をマッピングするには、ドロップダウン ボックスにそのキーを入力します。Windows の設定と同じ方法で
[終了] 領域を入力します。
注: 存在するキー マッピングを追加しようとすると、メッセージが表示されます。指定したキーの組み合わせが無効な場合、
[完了] は使用できません。
- 現在のマッピングを編集または削除するには、[編集] をタップします。
マッピングされたキーのリストが表示されます。マッピングを削除するには、マイナス記号 (
[-]) の付いた赤い丸をタップしてから、
[削除] をタップします。変更するには、マッピングをタップし、
[開始] 領域と
[終了] 領域の値を変更します。必要な修飾キーをタップし、ドロップダウン ボックス内をタップして新しいキーを入力します。
- マッピングの追加、編集、削除を行った後、[完了] をタップします。
- リストを調べます。変更を取り消す場合は、[デフォルトに戻す] をタップします。
- 終了するには、[< 戻る] をタップします。
結果
リモート デスクトップまたは公開アプリケーションで作業中は、クライアントの設定がキーボードの動作に反映されます。キーボード ハードウェアをカスタマイズした後、クライアントがローカルの iOS システムのキーボード設定を使用せず、iOS システムに表示されるローカル言語設定がクライアントと一致しない場合があります。
注: 一部の公開アプリケーションは、システムとクライアントのキーボード設定をオーバーライドします。たとえば、特定の補助機能では 2 つのキーの組み合わせの動作を置き換えます。このため、通常の操作で必要な 2 つのキーを提供するために、3 つのキーの組み合わせをマッピングできます。
次のタスク
これにより、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションで作業中は、キーボードの動作が変更と一致します。これらのカスタマイズは、リモートの作業領域にのみ適用されます。