iOS 11 以降の iPad では、クライアントから公開アプリケーションにテキストとイメージをドラッグできます。また、リモート デスクトップで実行中のアプリケーションにもドラッグできます。たとえば、iPad の Safari からテキストをドラッグして、リモート デスクトップの WordPad アプリケーションにドロップできます。プレーン テキスト、およびリッチ テキスト (RTF) の両方の形式に対応しています。

[管理者用] - Horizon 管理者は、クリップボードのサイズ変更を含め、Horizon Agent に関するグループ ポリシーを設定することで、ドラッグ アンド ドロップの動作を設定できます。デフォルトのクリップボードのサイズは 1 MB です。クリップボードは、最大 16 MB までのデータを保持できます。また、Horizon Server と Horizon Agent のバージョンによっては、ドラッグ アンド ドロップ時のクリップボードの形式を制限するためグループ ポリシーまたはスマート ポリシーを使用する場合もあります。詳細については、『Horizon リモート デスクトップの機能と GPO』ドキュメントを参照してください。

[エンド ユーザー用] - ユーザーがドラッグできるデータの種類やデータ量は Horizon 管理者側で設定できます。また、Horizon 管理者は、この機能を無効にすることもできます。

この機能には次の制限があります。

  • 複数のイメージを同時にドラッグできません。
  • テキストとイメージを同時にドラッグできません。
  • クリップボードのサイズを超えていない場合でも、特定のイメージがドラッグできないことがあります。この問題は、Horizon Client でイメージを PNG 形式に変換する際に、PNG 形式のイメージがクリップボードのサイズを超える場合に発生します。Horizon Client は、ドラッグ アンド ドロップの操作中にすべてのイメージを PNG 形式に変換します。
  • リモート デスクトップや公開アプリケーションのテキストまたはイメージをクライアント デバイスにドラッグすることはできません。