外部ディスプレイを Horizon Client で使用でき、画面解像度を変更できます。

クライアント デバイスを外部ディスプレイまたはプロジェクタに接続する場合、Horizon Client は一定の最大画面解像度に対応しています。クライアント デバイスで使用する画面解像度を変更すれば、より大きな画面解像度のスクロールも可能になります。

リモート デスクトップの画面解像度の拡張

デフォルトでは、リモート デスクトップ全体がクライアント デバイス内に収まり、リモート デスクトップ アイコンとタスク バー アイコンが一定のサイズになるように、ディスプレイの解像度が設定されています。解像度を高く設定しても、クライアント デバイス内でリモート デスクトップが調整されますが、リモート デスクトップとタスク バーのアイコンは小さくなります。

指でつまむようにして広げることで、リモート デスクトップを拡大してデバイスよりも大きくすることができます。タップしてドラッグすれば、リモート デスクトップの端にアクセスすることができます。

ディスプレイの解像度設定の変更

リモート デスクトップまたは公開アプリケーションから解像度を変更するには、Horizon Client ツール ラジアル メニュー アイコンをタップして展開し、[設定](歯車)アイコン、[解像度] の順にタップします。Horizon Client の [設定] ウィンドウから解像度を変更することもできます。Horizon Client ウィンドウの下部にある [設定] をタップし、[解像度] をタップします。

注: [3/4 スケーリング] や [スケーリングなし] などの一部のオプションは、デバイスが拡大モードの場合は、iPhone 6 では使用できません。これらのオプションを表示するには、拡大モードを終了する必要があります。

高解像度モードの使用

高解像度モード機能を使用すると、リモート デスクトップと公開アプリケーションを最高品質で表示できます。

Horizon Client の [設定] ウィンドウから高解像度モードを有効にするには、Horizon Clientウィンドウの下部にある [設定] をタップして、[解像度] をタップします。また、[高解像度モード] の設定をオンにします。リモート デスクトップまたは公開アプリケーションから高解像度モードを有効にするには、Horizon Client ツール ラジアル メニューをタップして展開し、[設定](歯車)アイコン、[解像度] の順にタップして [高解像度モード] をオンにします。

高解像度モード機能には、次の要件と制限事項があります。

  • [エンド ユーザー用] - リモート デスクトップまたは公開アプリケーションは、高解像度モード機能をサポートする必要があります。
  • 既存のセッションに高解像度モード機能は使用できません。この機能を有効にするには、ログアウトして新しいセッションにログインする必要があります。
  • 高解像度モード機能を使用するには、Retina ディスプレイ搭載の iPad Pro、iPad または iPad mini が必要です。
  • 高解像度モード機能は大量のバンド幅を消費する可能性があります。バンド幅を最適化するには、[高解像度モード] をオフにします。

デフォルトでは、[高解像度モード] は有効になっています。

外部モニターとプロジェクタの使用

[外部ディスプレイ] 設定を使用して、プロジェクタや接続されたモニターなどの外部ディスプレイを構成します。これらのモードは、 [外部ディスプレイ] 設定で選択できます。
オプション 説明
[プレゼンテーション]

この設定が有効になっているときに、リモート デスクトップを外部ディスプレイに表示すると、デバイス上にキーボードと拡張オンスクリーン タッチパッドが表示されます。デバイスを外部ディスプレイに接続しているときには、拡張タッチパッドとキーボードが表示されます。デバイスは、外部ディスプレイで指定された最大解像度を検出します。

外部ディスプレイで物理マウスを使用できます。

ショートカットを使用して、他の表示モードに切り替えることができます。iPad の仮想タッチパッドの上部中央にある [表示モードの切り替え] をクリックすると、ダイアログ ボックスが表示され、別の表示モードに切り替えることができます。

[ミラー]

この設定を有効にすると、外部ディスプレイの解像度に基づいて外部ディスプレイにリモート デスクトップが表示されます。デバイスには、同じ縦横比の外部ディスプレイのミラーが表示されます。

外部ディスプレイの向きと全画面モードは変更できませんが、デバイスのディスプレイの向きは変更できます。

デバイス画面でタッチ、ペン、またはマウスを使用する場合は、入力が外部ディスプレイにマッピングされます。

Horizon Client のメニュー、Unity Touch サイドバー、キーボード バーはデバイス画面にのみ表示されます。

この設定は、iPad でのみサポートされます。このモードを iPhone ではサポーされません。このオプションは iPhone ユーザーに表示されません。

[拡張] (マルチモニタ モード)ディスプレイを外部モニターに拡張するには、この設定を有効にします。

[プレゼンテーション] 設定をオフにすることで、プロジェクタ、または Unity Touch サイドバーなどの接続したモニターのデバイス ディスプレイ全体をミラーリングできます。リモート デスクトップに接続していて、[プレゼンテーション] 設定が有効になっている場合は、[完了] をクリックして Horizon の外部ディスプレイ モードをオフにし、iOS のデフォルトの動作を使用できます。

これらの設定値をリモート デスクトップまたは公開アプリケーションから設定するには、Horizon Client ツール ラジアル メニュー アイコンをタップして展開し、[設定](歯車)アイコンをタップします。これらの設定は、Horizon Client ウィンドウの下部にある [設定](歯車)アイコンをタップして構成することもできます。

外部ディスプレイにおける機密情報の非表示

Horizon Client を外部モニターやプロジェクタと一緒に使用する場合、ユーザー データのセキュリティ保護のため、パスワードやパスコードなどの機密情報は非表示になります。

iPad でのマルチモニタ モードの構成

外部モニターが iPad の拡張ディスプレイとして機能するように、Horizon Client 設定を使用してディスプレイ トポロジをカスタマイズできます。

注: このタスクを実行する前に、次の内容を確認してください。
  • この機能は、iPad でのみサポートされています。
  • この機能は、1 つの外部ディスプレイのみをサポートします。
  • iOS 15 以降のすべてのオペレーティング システムでサポートされます。
  • H264 の有無にかかわらず、PCoIP と Blast の両方をサポートします。
  • 4 種類のディスプレイの配置に対応しています(外部ディスプレイは、iPad に対して左右、上下に配置されます)。デフォルトの配置では、右側に外部ディスプレイがあります。
  • マルチモニタ モードで物理マウスを使用していない場合は、「仮想タッチパッド」(全画面表示モードまたは非全画面表示モード)に切り替えて、マウス ポインタを制御できます。
  • マルチモニタ モードが有効になっている場合は、マウスではなく、指を使用してフローティング ツールバーと Unity Touch サイド バーのみを使用できます(ホストのマウス カーソルがロックされます)。
  1. iPad で、[[設定] > [外部ディスプレイ] > [拡張]] の順に選択します。

    [外部ディスプレイ] 設定は、外部ディスプレイが接続されている場合にのみ表示されることをご注意ください。

  2. [ディスプレイの配置] を選択します。
    新しいペインが 2 つのセクションで表示されます。
    1. 最初のセクションで、プライマリ ディスプレイを選択します。
    2. 2 番目のセクションで、対応する画像をタップして、ディスプレイの配置(右左上下)を指定します。デフォルトのディスプレイ トポロジは左右の配置です。これは、外部画面がデバイス ビューの右側に配置されることを意味します。

      注:デバイス ビューは常にパネル ビューの中央にあります。

  3. [完了] をクリックして、この配置をユーザーのデフォルト値に保存します。このビューが再び表示されると、レイアウトが使用され、設定がリモート デスクトップに適用されます。変更をキャンセルする場合は、[戻る] をクリックします。
    注: ユーザーが別のモニターをこの iPad に接続した場合、またはデバイスが回転した場合でも、ユーザーの環境設定は有効になりますが、それに応じてプレビューが更新されます(外部画面のフレームが変更されます)。

    外部ディスプレイ モードが無効な場合、ディスプレイの配置ビューは解除され、[外部ディスプレイ] 設定は使用できません。