モバイル デバイスの場合、Horizon Client ツールには、オンスクリーン キーボード、仮想タッチパッド、設定、および矢印キーや機能キー用の仮想キーパッドを表示するためのボタンが含まれます。
リモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続されると、ウィンドウの中央に Horizon Client ツールのラジアル メニュー アイコンが表示されます。タップするとラジアル メニューが展開され、各ツールのアイコンが表示されます。このアイコンはタップで選択することができます。ツール アイコンの外をタップするとアイコンが折りたたまれてラジアル メニュー アイコンに戻ります。
ラジアル メニューにはいくつかのツールが含まれます。
アイコン | 説明 |
---|---|
Horizon Client ツール ラジアル メニュー | |
切断 | |
オンスクリーン キーボード(表示または非表示に切り替え) | |
設定 | |
ナビゲーション キー | |
仮想タッチパッド | |
動作ヘルプ |
オンスクリーン キーボード
オンスクリーン キーボードには、標準オンスクリーン キーボードよりも多くの、たとえば、コントロール キーやファンクション キーなどのキーがあります。オンスクリーン キーボードを表示するには、画面を同時に 3 本の指でタップするか、[キーボード] アイコンをタップします。
メモ帳や新しい連絡先などでテキスト フィールドをタップするとオンスクリーン キーボードが表示される機能を利用することもできます。テキスト フィールドでない領域をタップすると、キーボードが消えます。
外部キーボードを使用している場合、1 行オンスクリーン キーボードが表示されることがあります。このキーボードには機能キー、Ctrl キー、Alt キー、Windows キー、および矢印キーが含まれます。外部キーボードによっては、これらのすべてのキーが揃っていない場合があります。
文字列の送信
オンスクリーン キーボードで、Ctrl キー左横のペン アイコンをタップして、ローカル入力バッファを表示させます。テキスト ボックスに入力した文字列は、[送信] をタップするまでアプリケーションに送信されません。]たとえば、Notepad などのアプリケーションを開き、ペン アイコンをタップした場合、入力した文字列は[送信]をタップするまで Notepad アプリケーション内に表示されません。
ネットワーク接続が低速度の場合、この機能を使用します。つまり、この機能を使用すると、文字を入力しても、アプリケーション内に直ちに表示されません。この機能を使用して、最大 1,000 文字を入力し、[送信]または[戻る]をタップして、アプリケーション内に 1,000 文字すべてを同時に表示させることができます。
ナビゲーション キー
Horizon Client ツールまたはオンスクリーン キーボード上の [Ctrl/Page] アイコンをタップして、ナビゲーション キーを表示します。これらのキーには、Page Up キー、Page Down キー、矢印キー、機能キーおよび Windows 環境でよく使用する Alt キー、Del キー、Shift キー、Ctrl キー、Windows キー、Esc キーを含んでいます。矢印キーを押し続け、連続して動かすことができます。Ctrl/Page アイコンの写真については、このトピックの先頭の表を参照してください。
Ctrl + Shift など Shift キーを含むキーの組合せを使用する必要がある場合、このキーパッドの Shift キーを使用します。Ctrl + Alt + Shift などこれらのキーの組合せをタップするには、最初にオンスクリーンの Ctrl キーをタップします。Ctrl キーが青色に変わってから、オンスクリーンの Alt キーをタップします。Alt キーが青色に変わってから、オンスクリーンの Shift キーをタップします。Ctrl + Alt + Del のキーの組合せに対応する単一のオンスクリーン キーを利用できます。
オンスクリーン タッチパッドとフルスクリーン タッチパッド
仮想タッチパッドは、ラップトップ コンピュータのタッチパッドを模した通常サイズ、またはデバイスの画面全体がタッチパッドとなる全画面表示の、いずれかを選択できます。
デフォルトでは、タッチパッドのアイコンをタップすると、画面上の任意の場所をタッチすることでマウス ポインタを移動できます。画面がフルスクリーン タッチパッドになります。
- タッチパッドの周りで指を動かして、マウスポインタを作成し、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションの周りを移動させます。
- 通常サイズおよび全画面表示の仮想タッチパッドでは、シングルクリックにもダブルクリックにも使用できます。
- 通常サイズのタッチパッドには、左クリックボタンと右クリックボタンもあります。
- ドラッグ中の左クリックをシミュレートするには、1 本の指でダブルタップしてからドラッグします。
この機能を有効にするには、Horizon Client ツールを使用して [オプション] ダイアログ ボックスを表示し、[タッチパッドのタップとドラッグ] オプションをクリックしてオンに切り替えます。
- 2 本の指でタップし、ドラッグして垂直方向にスクロールします。
通常サイズの仮想タッチパッドをデバイスの端にドラッグすれば、デバイスを手に持ちながら親指でタッチパッドの操作を行うことができます。
仮想タッチパッドをラップトップのタッチパッドと似た動作にでき、右クリックや左クリックのボタンを使用できます。Horizon Client ツール ラジアル メニュー アイコンをタップして展開し、[設定](歯車)アイコン、[タッチ] の順にタップし、[フルスクリーン タッチパッド モード] 設定を [オフ] に切り替えます。
タッチパッド使用時のポインタの移動速度を調整するには、Horizon Client ツール ラジアル メニュー アイコンをタップして展開し、[設定](歯車)アイコン、[タッチ] の順にタップし、[タッチパッドの感度] オプション内のスライダをドラッグします。
[フルスクリーン タッチパッド モード] 設定と [タッチパッドの感度] 設定は、Horizon Client の [設定] ウィンドウから設定することもできます。Horizon Client ウィンドウの下部にある [設定] をタップし、[タッチ] をタップしてタッチパッド設定を表示します。
タッチパッドの設定を変更したときにリモート デスクトップまたは公開アプリケーションにログインしている場合、次回同じ iOS デバイスからリモート デスクトップまたは公開アプリケーションに接続するときに、タッチパッドの設定は保持されます。