Horizon Edge Gateway をダウンロードして Google Cloud Platform (GCP) の Horizon 8 フェデレーション デプロイにデプロイし、Horizon Cloud Service - next-gen とペアリングできます。

VMware Cloud on Google Cloud Platform にフェデレーション アーキテクチャを使用するポッド デプロイ用の Horizon Edge Gateway アプライアンスをダウンロードしてデプロイします。フェデレーション アーキテクチャでは、ポッドの環境内のネイティブ Google Cloud Platform (GCP) インフラストラクチャに Horizon Edge Gateway をデプロイする必要があります。

以下は、ポッドの環境内のネイティブの GCP インフラストラクチャに Horizon Edge Gateway をデプロイするために必要な手順の概要です。
  • Horizon Edge Gateway TAR ファイルをダウンロードします。
  • Google Cloud Storage バケットを作成し、アプライアンスの TAR をそのバケットにアップロードします。
  • アップロードした TAR ファイルからカスタム イメージを作成します。
  • カスタム イメージから Horizon Edge Gateway 仮想マシン (VM) インスタンスを作成します。

前提条件

続行する前に、以下の前提条件を満たす必要があります。

  • Horizon 8 Edge デプロイ」に記載されている Horizon Edge Gateway 関連の前提条件を満たしていることを確認します。
  • Horizon Edge Gateway を使用して Horizon 8 ポッドを Horizon Cloud Service とペアリングするための「Horizon 8 環境に Horizon Edge Gateway をデプロイするために適切なターゲット URL をアクセス可能にする」を満たしていることを確認します。
  • Horizon Edge Gateway 仮想アプライアンスは、インターネットにアクセスして Horizon Cloud 制御プレーンと通信する必要があります。ご使用の環境で、デプロイされたアプライアンスがインターネットにアクセスするためにプロキシ サーバとプロキシ構成を使用する必要がある場合、プロキシ設定を Horizon Edge Gateway アプライアンスで使用するときのプロキシ関連の情報、既知の制限、既知の問題を認識していることを確認します。
    注: [Edge のプロキシ構成の更新]
    /opt/vmware/bin/configure-edge-webproxy.py --proxyHost 127.0.0.1 --proxyPort 3128 --proxyUsername 'exampleUsername' --proxyPassword 'examplePassword'
    
    その他のオプションを確認するには、次に示すように -h オプションを指定してスクリプトを実行します。
    /opt/vmware/bin/configure-edge-webproxy.py -h
  • ペアエッジ スクリプトの実行時にプロキシを使用するには、まず次のコマンドを実行し、ProxySSL が有効な場合は true、それ以外の場合は false として指定する必要があります。
    /opt/vmware/bin/pair-edge-with-proxy.sh -i 'IP_or FQDN_of Proxy' -o 'Proxy_Port' -u 'Proxy_User_Name' -p 'Proxy_Password' -s 'true_or_false' -c 'Connection_String'
  • Google Cloud のグラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) または Google Cloud のコマンドライン インターフェイス (CLI) のいずれかを使用して、デプロイ手順の一部を実行できます。CLI を使用するには、必要なコンポーネントを最初にローカル システムにインストールする必要があります。
    • gsutil ツール。手順については、Google Cloud Storage のドキュメントを参照してください。
    • Google Cloud SDK。手順については、Google Cloud SDK のドキュメントを参照してください。

手順

  1. Horizon Edge Gateway ディスク イメージをダウンロードします。このためには、手順 7.[ダウンロード] を使用して、Horizon Edge Gateway アプライアンス バイナリを取得します。 の指示(Horizon 8 のデプロイと Horizon Cloud Service - next-gen 制御プレーンで使用する Horizon Edge のデプロイ ページの手順にある)に従って、画面上のすべてのプロンプトに応答します。

    Horizon Edge Gateway ディスク イメージは TAR ファイルとして使用できます。指定したとおりに TAR ファイルをローカル システムにダウンロードします。

    ダウンロードしたバイナリを目的の仮想化プラットフォームにデプロイする場所に保存し、この手順シーケンスに戻って必要なペアリング プロセスを続行します。

    注: アプライアンスを GCVE 環境にデプロイするには、バージョン 2.3.3.0 以降の Horizon Edge Gateway ディスク イメージをダウンロードします。たとえば edge-gw-2.3.3.0-22720582.google.tar.gz です。
    ディスク イメージ ファイルを GCVE 環境にアップロードする前に、まず Google Cloud Storage バケットを作成する必要があります。
  2. GCVE 環境に Google Cloud Storage バケットを作成します。詳細な手順については、Google Cloud のドキュメントを参照してください。
  3. ダウンロードした TAR ファイルを Google Cloud Storage バケットにアップロードします。Google Cloud のグラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) または Google Cloud のコマンドライン インターフェイス (CLI) のいずれかを使用して、この手順を実行できます。
    • (GUI) GCVE 環境の Google Cloud Platform にログインします。[Cloud Storage] ページに移動し、以前に作成したバケットを選択し、そのバケットに TAR ファイルをアップロードします。
    • (CLI) gsutil コンソールを開き、次のコマンドを実行します。
      gsutil cp <file-path-to-TAR-file> gs://<bucket-name>
  4. アップロードした TAR ファイルからカスタム イメージを作成します。
    • (GUI) Google Cloud Platform で、[Compute Engine] > [イメージ] ページに移動します。イメージを作成するオプションを選択します。イメージの作成ページで、ソースとして [Cloud Storage] を指定し、バケット内でアップロードされた TAR ファイルを参照します。必要に応じて他のイメージ プロパティを指定し、イメージの作成に進みます。

      新しいイメージが [イメージ] リストに表示されていることを確認します。

    • (CLI) gsutil コンソールで、次の例に類似したイメージ作成コマンドを実行します。
      gcloud compute --project <project-name> images create <image-name> --description <image-description> --source-uri <TAR-file-uri>
      注: 必要に応じて、適切なパラメータを使用してコマンドをカスタマイズできます。詳細については、Google Cloud SDK のリファレンス ドキュメントを参照してください。
  5. Horizon Edge Gateway 仮想マシン インスタンスの作成と構成をサポートするには、次の例のような起動スクリプトを準備します。
    #! /bin/bash
    /usr/bin/python3 /opt/vmware/bin/configure-adapter.py --sshEnable
    sudo useradd ccadmin
    echo -e 'password\npassword' | passwd ccadmin
    echo 'cs_ip cs_fqdn' >> /etc/hosts
    この例では、スクリプトが次の構成をサポートしています。
    • Horizon Edge Gateway アプライアンスへの SSH アクセスの有効化。
    • 定義されたパスワード (password) を使用したアプライアンス上での ccadmin ユーザー アカウントの作成。
    • Connection Server のホスト名 (cs_fqdn) から Connection Server の IP アドレス (cs_ip) への解決。
  6. カスタム イメージから Horizon Edge Gateway 仮想マシン インスタンスを作成します。仮想マシンのサイズ設定またはマシン タイプに対して、最小で [n2-standard-8] を構成していることを確認します。
    • (GUI) Google Cloud Platform で、[イメージ] ページに移動し、以前に作成したカスタム イメージを選択し、仮想マシン インスタンスを作成するオプションを選択します。仮想マシンのサイズ設定またはマシン タイプに対して、最小で [n2-standard-8] を指定し、起動ディスクとしてカスタム イメージを指定し、事前に準備した起動スクリプトを追加します。必要に応じて他の仮想マシン プロパティを指定し、仮想マシン インスタンスの作成に進みます。

      Horizon Edge Gateway 仮想マシンが仮想マシン インスタンスのリストに表示されることを確認します。

    • (CLI) gsutil コンソールで、次の例に類似したインスタンス作成コマンドを実行します。
      gcloud compute --project <project-name> instances create <instance-name> 
      --zone <zone> --machine-type <n2-standard-8-minimum> --network <network> 
      --subnet <subnet> --maintenance-policy <maintenance-policy> --scopes <scope> 
      --image <custom-TAR-image> --metadata startup-script=<startup-script>
      注: 必要に応じて、適切なパラメータを使用してコマンドをカスタマイズできます。詳細については、Google Cloud SDK のリファレンス ドキュメントを参照してください。
  7. Horizon Edge Gateway 仮想マシンが起動したら、仮想マシン インスタンスの構成を編集し、起動スクリプトを削除します。
    重要: 起動スクリプトをインスタンスから削除して、 Horizon Edge Gateway が再起動するたびにスクリプトが実行されることがないようにする必要があります。
  8. Horizon Edge Gateway 仮想マシン GCP インスタンスに SSH 接続します。

    詳細については、「Horizon Edge の SSH アクセスの有効化」を参照してください。

    インスタンスへの接続の詳細については、Google Cloud のドキュメントを参照してください。ペアリング キーのコピー/貼り付けを許可するには、SSH を使用することをお勧めします。

  9. 次のコマンド形式を使用して pair-edge スクリプトを実行します。ここで、pairing_code は、[6.Horizon Edge Gateway のデプロイとペアリング] ユーザー インターフェイス ページ(「Horizon 8 のデプロイと Horizon Cloud Service - next-gen 制御プレーンで使用する Horizon Edge のデプロイ」で説明)からコピーしたペアリング コードです。

    /opt/vmware/sbin/pair-edge.sh 'pairing_code'

  10. セキュリティを強化するには、これらの手順を完了したときに SSH を無効にすることを検討してください。
  11. Horizon Universal Console に戻り、Horizon Connection Server の詳細の構成を完了します。Horizon 8 のデプロイと Horizon Cloud Service - next-gen 制御プレーンで使用する Horizon Edge のデプロイを参照してください。