Horizon Edge 環境を作成し、Horizon Cloud Service - next-gen 環境にアプライアンス モジュールをインストールまたは更新するには、それぞれのポートで適切な URL を許可する必要があります。
次の表に記載された目的は、Horizon Edge 環境のコンテキストを想定しています。
管理サブネットの URL を許可し、URL アクセスを確認する
- 次の表の URL およびワイルドカード サブドメインを許可します。たとえば、ファイアウォールおよびネットワーク セキュリティ グループの許可リストに URL とワイルドカード サブドメインを追加します。
- 次のように SSL ディープ パケット インスペクションをバイパスします。
- 次の表の URL およびワイルドカード サブドメインのファイアウォール。
- プロキシ サーバ(該当する場合)。
Horizon Edge Gateway がプロキシ サーバを介して Horizon Agent に接続されている場合は、次の表の URL とワイルドカード サブドメインに対してプロキシ サーバの SSL ディープ パケット インスペクションをバイパスします。
ターゲット (DNS 名) | ポート | プロトコル | プロキシ トラフィック(デプロイで構成されている場合) | 目的 |
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*.blob.core.windows.net | 443 | TCP | はい | Azure Blob Storage へのプログラム アクセス、および必要に応じて Horizon Edge ログをアップロードするために使用されます。 Docker イメージをダウンロードして、監視、SSO、UAG の更新などに役立つ必要な Horizon Edge モジュールを作成するために使用されます。 |
horizonedgeprod.azurecr.io | 443 | TCP | はい | Docker イメージをダウンロードして、監視、SSO、UAG の更新などに役立つ必要な Horizon Edge モジュールを作成する際の認証に使用されます。 |
*.azure-devices.net、またはテナント アカウントに適用されるリージョン別制御プレーンに対応した、以下のリージョン固有の名前のいずれか。 北米:
ヨーロッパ:
日本:
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443 / TCP | TCP | はい | アプライアンスを Horizon Cloud 制御プレーンに接続し、アプライアンスのモジュールの構成をダウンロードし、アプライアンスのモジュールのランタイム ステータスを更新するために使用されます。 |
vmwareprod.wavefront.com | 443 | TCP | はい | Tanzu Observability by Wavefront に操作メトリックを送信するために使用されます。VMware のオペレータは、お客様をサポートするためのデータを受け取ります。 Tanzu Observability はストリーミング分析プラットフォームです。データを Tanzu Observability に送信し、カスタム ダッシュボードでデータを表示および操作できます。Tanzu Observability by Wavefront のドキュメントを参照してください。 |
*.data.vmwservices.com、またはテナント アカウントに適用されるリージョン別 Workspace ONE Intelligence ターゲットに対応した、以下のリージョン固有の名前のいずれか。
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443 | TCP | はい | イベントまたはメトリックを Workspace ONE Intelligence に送信するために使用されます。 Workspace ONE Intelligenceを参照してください。 |
ファイアウォールまたはネットワーク セキュリティ グループ (NSG) でサービス タグの使用がサポートされている場合は、Azure サービス タグ AzureCloud を適用します。ファイアウォールまたは NSG がサービス タグの使用をサポートしていない場合は、ホスト名 monitor.horizon.vmware.com を使用します。 |
1514 および 1515 | TCP | いいえ | システム監視に使用されます。 |
azcopyvnext.azureedge.net | 443 | TCP | はい | トラブルシューティングの目的で Azure Blob Storage にデプロイ ログをアップロードするために使用されます。 |
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443 | HTTPS | はい | Horizon Edge Gateway の Microsoft コンポーネントにパッチを適用するために使用されます。 |
time.google.com | 123 | UDP | はい | 時間の同期のために使用されます。 |
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80 | HTTP | はい | Ubuntu コンポーネントのパッチ適用に使用されます。 |
*.file.core.windows.net | 445 | TCP | いいえ | パッケージをインポートし、ファイル共有間でパッケージをレプリケートするワークフロー用にプロビジョニングされたファイル共有へのアクセス。 |
softwareupdate.vmware.com | 443 | TCP | はい | ソフトウェア パッケージ サーバ。システムのイメージに関連する操作および自動化されたエージェント更新プロセスで使用されているエージェントに関連するソフトウェアの更新をダウンロードするために使用します。 |
管理サブネットの URL がアクセス可能であるかを判断する
Horizon Cloud Service - next-gen Edge サブネット URL チェッカー ツールは、「[ユーティリティ] ページ」の TechZone で使用できます。関連情報は、Techzone ページ「Horizon 8 環境向け Horizon Edge Gateway のデプロイ」で確認できます。
このツールは、.exe ファイルとして提供されます。Horizon Edge が存在するネットワーク上の Windows 10 ベース以降の仮想マシンで Horizon Cloud Service - next-gen の Edge サブネット URL チェッカー ツールをダウンロードして使用するには、次の手順を実行します。
- Horizon Cloud Service - next-gen Edge サブネット URL チェッカーを、Horizon Edge ネットワークにデプロイされた Windows 仮想マシンにダウンロードします。
- ファイルをダブルクリックして実行ファイルを実行します。
ダイアログ ボックスが表示されます。
- [はい] をクリックします。
- 出力フォルダを C:/VMwareURLCheckerOutput/ で開きます。
このフォルダには、各リージョン別の制御プレーンの出力ファイルが含まれています。
- Horizon Edge をデプロイするリージョンの出力ファイルを開き、必要な URL にアクセスできるかどうかを判断します。
次の詳細が当てはまります。
- ファイルには、管理サブネットのために必要な URL のステータスが表示されます。
- 各 URL の想定されるステータスは、アクセス可能です。
- URL のステータスが「到達不能」の場合は、エラー メッセージを確認し、問題のブロックを解除するために必要な変更を加えます。
- 目的のリージョン内の全ドメインのステータスがアクセス可能になるまで、必要に応じて実行ファイルを再実行します。
テナント(デスクトップ)サブネットの URL の許可 - グローバル 仮想マシン ハブ DNS ホスト名
グローバル 仮想マシン ハブ インスタンスを使用することがサイトのニーズに合っている場合、Horizon Edge Gateway をデプロイするときに、次の URL とその設定を許可します。
ターゲット (DNS 名) | ポート | プロトコル | 目的 |
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*.horizon.vmware.com | 443 | TCP | エージェント関連の操作(たとえば、仮想マシン ハブ を使用した証明書の署名や更新など)用。 |
テナント(デスクトップ)サブネットの URL の許可 - リージョン別の 仮想マシン ハブ DNS ホスト名
リージョン別の 仮想マシン ハブ インスタンスを使用することがサイトのニーズに合っている場合、指定されたリージョンに Horizon Edge Gateway をデプロイするときに、指定された 2 つの対応する URL を使用します。
各リージョンの 仮想マシン ハブ インスタンスのポート、プロトコル、および目的は、グローバル 仮想マシン ハブ インスタンスと一致します。
ポート | 443 |
プロトコル | TCP |
目的 | エージェント関連の操作(たとえば、仮想マシン ハブ を使用した証明書の署名や更新など)用。 |
次の Azure リージョンの場合 | 次のターゲット(DNS 名)URL を許可 |
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プロキシの有効化の URL を許可する
プロキシ サーバを使用して環境からのトラフィック フローを制御する場合は、必要なポートを開き、Horizon Edge Gateway がプロキシ サーバにアクセスできるようにします。Microsoft Azure Edge の形式が Edge Gateway (AKS) の場合は、「Azure Kubernetes サービス (AKS) クラスタの送信ネットワークと FQDN ルール」を参照してください。