Horizon Cloud 環境では、VMware Horizon スマート ポリシーを使用して、エンド ユーザーの仮想デスクトップを制御できます。スマート ポリシーにより、仮想デスクトップでの USB リダイレクト、仮想印刷、クリップボード リダイレクト、クライアント ドライブ リダイレクト、PCoIP 表示プロトコル機能などの機能の動作に対するポリシー駆動型の制御が提供されます。スマート ポリシーを使用して、特定の条件が満たされる場合にのみ有効になるポリシーを持つことができます。たとえば、ユーザーが企業のネットワーク以外からリモート デスクトップに接続している場合はクライアント ドライブ リダイレクト機能を無効にするポリシーを設定できます。

VMware Horizon スマート ポリシーの詳細説明と使用方法については、VMware Horizon のドキュメントのスマート ポリシーの使用、または『Horizon 7 でのリモート デスクトップ機能の設定』というタイトルの VMware Horizon のドキュメントの VMware Horizon スマート ポリシー情報を参照してください。

スマート ポリシーでは、必要なエージェントをインストールするために User Environment Manager ソフトウェアと App Volumes Unified Agent インストーラ ソフトウェアを使用する必要があります。ソフトウェアは、VMware ダウンロード ページからダウンロードできます。バージョン User Environment Manager 9.1 以降を取得します。User Environment Manager のシステム要件と完全なインストール手順については、User Environment Manager 製品のドキュメントを参照してください。環境で User Environment ManagerApp Volumes を使用する詳細情報とベスト プラクティスについては、vmware.com で VMware App Volumes with Horizon Cloud Application Delivery Best Practices and Operations Procedures というタイトルのドキュメントを参照してください。

前述のドキュメントの説明に従って User Environment Manager と管理コンソールのインストールと設定を完了した後、マスター仮想マシンでスマート ポリシーを設定するには、そのマスター仮想マシンで次の手順を実行する必要があります。

  • まだ実行していない場合は、App Volumes Agent のインストールの説明に従って App Volumes Unified Agent インストーラ を実行します。User Environment Manager エージェントがそのプロセスで仮想マシンにインストールされます。User Environment Manager FlexEngine クライアントがそのエージェント コンポーネントとともにインストールされます。

  • User Environment Manager 管理コンソールを使用して、VMware Horizon スマート ポリシーを定義します。

    User Environment Manager で選択可能な VMware Horizon スマート ポリシー設定の説明については、VMware Horizon 7 のドキュメントの Horizon スマート ポリシー設定を参照してください。

  • VMware Horizon のドキュメントの Horizon スマート ポリシー定義への条件の追加の説明に従って、ポリシーが有効になるために満たされる必要がある条件を追加します。

Horizon スマート ポリシーの使用例については、vmware.com で『Reviewer's Guide for View in VMware Horizon 7: Smart Policies』ドキュメントを参照してください。

Horizon スマート ポリシー定義への条件の追加では、スマート ポリシーでの Horizon Client プロパティ条件の使用について説明されています。事前定義済みの Horizon Client プロパティは ViewClient_ レジストリ キーに対応しています。Horizon 7 で使用される定義済みのプロパティがすべて Horizon Cloud 環境で適用可能であるわけではありません。適用可能でないプロパティは次のとおりです。

  • ViewClient_Broker_Pool_Tags

  • ViewClient_Broker_Tags

  • ViewClient_Launch_Matched_Tags

  • ViewClient_Broker_DNS_Name

Unified Access Gateway を使用して設定された Horizon Cloud 環境では、ブローカはデフォルトで次のようにゲートウェイ関連のプロパティをこれらの値に設定します。

  • Unified Access Gateway が外部の場合、ViewClient_Broker_GatewayLocation プロパティは External に設定され、ViewClient_Broker_GatewayType プロパティは AP に設定されます。

  • Unified Access Gateway が内部の場合、ViewClient_Broker_GatewayLocation プロパティは内部ネットワーク リストに基づいて設定され、ViewClient_Broker_GatewayType プロパティは AP に設定されます。

注:

内部ネットワーク リストはサービス プロバイダによって作成され、[全般設定] ページに表示されます。

ベスト プラクティスとして Horizon Cloud 環境で Unified Access Gateway を使用します。ただし、Unified Access Gateway がない場合、ブローカは内部ネットワーク リストに基づいて ViewClient_Broker_GatewayLocation プロパティを設定し、ViewClient_Broker_GatewayType プロパティを None に設定します。