このトピックでは、Desktone_NTPService CIM プロバイダについて説明します。
- 説明
NTPService プロバイダは CIM_Service から派生しており、アプライアンスで実行されている NTP デーモンに関する情報を提供します。また、時刻同期ステータスも報告されます。
- プロパティ
- CSCreationClassName [key, derived]:データベース インスタンスの作成に使用されるクラスの名前。
- SystemName [key, derived]:NTP デーモンが実行されているシステムの名前。この場合は、ホスト名に設定します。
- CreationClassName [key, derived]:プロバイダ インスタンスの作成に使用されるクラスの名前。
- Name [key, derived]:サービスの名前について記述します。この例では「NTPD」です。
- Started[derived]:Started は、NTP サービスが開始されているか (TRUE)、停止したか (FALSE) を示すブール値です。
- ServerAddresses:/etc/ntp.conf で構成されている NTP サーバ アドレスを記述します。これは、カンマ区切りのアドレス文字列です。
- PrimarySource:時刻同期に使用されている現在の NTP ソースを記述します。
- SyncState:NTP 同期ステータスを示します。NTP が時刻ソースと同期している場合は TRUE。そうでない場合は FALSE。SyncState は、ジッター、ピアの状態、および到達ステータスによって異なります。
- Jitter:選択した時間ソースのジッター値をミリ秒単位で記述します。ジッターを取得する際に問題が発生した場合、または NTP でプライマリ ソースが選択されていない場合は、アラートを生成するために 60000 ミリ秒が返されます。ジッターが 1000 ミリ秒よりも大きい場合、プロバイダは SyncState プロパティを FALSE とします。
- OperationalStatus[derived]:NTP デーモンと時刻同期の現在のステータスを示します。
- OperationalStatus = 2 (OK) -> NTP 時間が同期されています (SyncState = TRUE)。構成されているすべてのタイム ソースがアクセス可能です。
- OperationalStatus = 5(障害予測)は、NTP 時間が同期しているが、設定済みの 1 つ以上のタイム サーバ にアクセスできないか拒否されたことを示します。
- OperationalStatus = 6(エラー)は、時間ソースが同期していないか、NTP サービスが停止しています
- StatusDescriptions [derived]:管理者が NTP 時刻の同期をトラブルシューティングするのに役立つ OperationalStatus の詳細を記述します。