このプラットフォームは、各テナントのデスクトップ使用量をキャプチャして、サービス プロバイダが請求サマリ情報へアクセスできるようにします。
すべての請求情報の取得は、REST API 経由で実行する必要があります。スクリプトによる請求情報の取得はサポートされません。
注: デフォルトでは、請求概要レポートには無効/有効なテナントに関する情報が含まれていますが、この機能を変更して有効なテナントの情報のみを収集するようにできるポリシー (「billing.summary.skip.disabled.tenants」) があります。このオプションをアクティブ化するには、当該ポリシーの値を「true」に設定します。
レポートの内容
テナントに関連付けられている各データセンターについて、プラットフォームは次のデータをキャプチャします。
- 各デスクトップ モデルへの割り当て。
- 各モデルで使用されているデスクトップ。
- 各プロトコルへの割り当て。
- 各プロトコルで使用されているデスクトップ。
デフォルトでは、プラットフォームはこの情報を午前0時 (UTC) 直後にキャプチャし、過去 180 日より前のサマリをパージします。
無制限の割り当ては、値 -1 で表現します。
レコード レイアウトの説明
各列で返される値を次の表に示します。
列名 | サンプル値 | 説明 |
---|---|---|
snapshot | 201203220856 | 記録の日付と時刻(形式:yyyyMMddhhmm) |
org_id | 1001 | 組織/テナントの一意の ID |
org_name | Tenant A | org_id によって識別されるテナントの名前 |
datacenter_id | 5925d361-4c1c-490e-9616-c5041d067b8e | データセンターの場所を識別する一意の ID |
status | enabled | テナントのステータス:Enabled、Disabled、Error |
type_id | 1cb3f348-f987-4834-a33c-742ef30d356b | 所与のタイプの一意の ID:
|
desktop_model_name | Pro | Template.Quota の場合、この値は空白です。 |
model_protocols | 31 | タイプが PROTOCOL の場合、この列はそのプロトコルのビットマスク値を示します。
たとえば、ビットマスク 31 は RDP、RGS、HDX、VNC、NX が使用可能で、ビットマスク 1 は RDP のみ、ということです。タイプが DESKTOPMODEL の場合、この列は無視され、0 となります。 |
quota | 17 | エラー値 -1 |
in_use_count | 17 | セッション タイプ = プロビジョニングされたセッションの数、ではなく -1 の場合、サマリの取得中にエラーが発生したか、システムがテナントと通信できなかったことを示します。in_use_count は、仮想マシンがハイパーバイザーに存在するか環境の外部に作成されている場合のみ、割り当てよりも大きくなります。これが発生するのは、インポート済みまたはユーティリティ デスクトップ モデル割り当てが、インポート済み/リサイクル/ユーティリティ プールにマッピングされている場合のみです。 |
date_updated | 2012-03-22 08:56:30.784 | この行が最後に変更された時刻 |
type | PROTOCOL | 割り当てのタイプ(DESKTOPMODEL、SESSION、PROTOCOL、TEMPLATE)を示します。 |
レポート間隔のオーバーライド
デフォルトでは、プラットフォームは請求サマリ情報を午前 0 時 (UTC) 直後にキャプチャし、過去 180 日より前のサマリをパージします。このデフォルトの間隔をオーバーライドするには、次の手順に従います。
- サービス センターで、[tenants > policy] を選択します。
- [ポリシー設定 (Policy Configuration)] ページで、次のポリシーを設定します。
- billing.summary.collection.interval:請求を収集する間隔(ミリ秒 (ms) 単位)。デフォルトは 86400000 ms(24 時間)です。
- billing.summary.purge.interval policies:請求サマリ レコードをデータベースに保持する日数。デフォルトは 180 日です。この間隔よりも古いレコードはデータベースからパージされます。すべての請求履歴をデータベースに保持する場合は、0 に設定します。