Horizon Image Management Service を使用してデスクトップ割り当てに対してイメージを設定、カスタマイズ、および公開するためのエンドツーエンドのワークフローには、特定のタスク シーケンスが含まれます。

用語の定義

  • イメージ - 特定のオペレーティング システム内のデスクトップ/サーバ イメージのバージョンとコピーを含むエンティティ。バージョンとコピーは階層構造で整理され、管理者によって管理されます。
  • バージョン - インストールされたアプリケーションまたはソフトウェアに関するイメージの特定のカスタマイズ。バージョンの番号には、バージョンの系統を追跡するのに役立つ、メジャー バージョンとマイナー バージョンが含まれます(たとえば、メジャー バージョン 1 とマイナー バージョン 2 によってバージョン番号は 1.2 になります)。バージョンは、マルチクラウド割り当てで使用するためのマーカーでマークすることもできます。
  • コピー - バージョンが複数のポッドに公開された後に特定のポッドで使用可能なバージョンのインスタンス。コピーは、バージョンのポッド固有のインスタンスのステータスと場所に関する情報を提供する表示専用のエンティティです。
  • プール - オンプレミスでインストールされた Horizon ポッドの場合、「プール」とは、特定のイメージ バージョンからプロビジョニングされた仮想マシンの集合です。
  • 割り当て - Microsoft Azure の Horizon ポッドの場合、「割り当て」とは、特定のイメージ バージョンからプロビジョニングされた仮想マシンの集合です。
  • マーカー - ワークフローのプロビジョニングに使用するイメージのバージョンとしてプールまたは割り当てに対して指示を行う、イメージに固有の特別なタグ。

Horizon Image Management Service でのイメージの操作

Horizon Image Management Service のコンテキストでは、イメージは、クラウド接続されたポッド全体のデスクトップ プールまたは割り当てに関連付けることができるイメージ バージョンのコレクションです。

注:

イメージをイメージ カタログにインポートし、そのイメージをそれらのポッドに公開するための、準備的な要件を実行します。

  • オンプレミスでインストールされた Horizon ポッドの場合は、Horizon Image Management Service 用に構成する vCenter Server インスタンスのログイン認証情報を指定します。このポッド タイプは、Horizon Connection Server ソフトウェアに基づいています。クラウド接続された Horizon ポッド - Horizon Image Management Service で使用する vCenter Server インスタンスを構成するを参照してください。
  • Microsoft Azure の Horizon ポッドの場合は、システム要件の関連基準を満たしていることと、すべての Microsoft Azure ポッドがオンラインで健全な状態であることを確認します。このポッド タイプは、ポッド マネージャ テクノロジーに基づいています。

以降の手順は、ポッドのコレクションに適用されます。たとえば、1 つのコレクションが 7 つのポッドで構成されている場合があります。手順には、イメージをイメージ カタログにインポートし、そのイメージをそれらのポッドに公開するプロセスが要約されています。

注: イメージを作成するためのプロセスと用語は、オンプレミスでインストールされた Horizon ポッドと Microsoft Azure 上の Horizon ポッドで若干異なります。
  • オンプレミスでインストールされた Horizon ポッドの場合は、vCenter Server 仮想マシン テンプレートまたはスナップショットを選択してイメージを作成します。次に、イメージのカスタマイズ、イメージの公開、イメージへのマーカーの追加、マーカーへのプールのマッピングを行います。
  • Microsoft Azure 上のポッドの場合は、Azure Marketplace から OS イメージを選択するか、ユーザー サブスクリプションで使用可能なカスタム イメージを選択して、イメージを作成します。次に、イメージのカスタマイズ、イメージの公開、イメージへのマーカーの追加、マーカーへの割り当てのマッピングを行います。

次の図は、オンプレミスでインストールされた Horizon ポッドと Microsoft Azure 上の Horizon ポッドの両方に適用されます。この図では、イメージをイメージ カタログにインポートし、そのイメージをそれらのポッドに公開するプロセスが図示されています。


最初に基本イメージをインポートし、ゴールド イメージを作成するためにカスタマイズおよび公開してから、そのゴールド イメージをプールと割り当てに使用するためにマークする場合に VDI 管理者が実行するフローの図。さらに、公開されたゴールド イメージから、VDI 管理者は次のバージョンを作成し、新しいゴールド イメージとしてカスタマイズして、同じプロセスを実行できます。管理者は、既存のマーカーを新しいバージョンに移動して、それをプールと割り当てに自動的に複製することもできます。

  1. イメージ インスタンスを作成します。

    イメージは、1 つ以上のバージョンのコレクションです。選択したイメージに対してインポート アクションを開始すると、Horizon Image Management Service はイメージのメタデータをイメージ カタログに格納することによって、イメージをサービスに登録します。Horizon Image Management Service はソース ポッド内のイメージに対して、特定の準備手順も実行します。

    インポート操作が完了すると、イメージがイメージ バージョン 1.0 としてイメージ カタログに追加されます。このイメージ バージョンでは、[展開の完了] ステータスが表示され、公開の準備ができていることが示されます。

    この例では、Win10POS がカタログに新しく作成されたイメージになります。

    重要:
    • オンプレミスでインストールされた Horizon ポッドからのイメージは、オンプレミスでインストールされた Horizon ポッドにのみ公開されます。
    • Microsoft Azure からのイメージは、Microsoft Azure クラウドのキャパシティ内のポッドにのみ公開されます。
  2. イメージをカスタマイズします。

    イメージがインポートされたら、イメージに直接アクセスして、イメージ バージョンのコンテンツをカスタマイズできます。

    • オンプレミスでインストールされた Horizon ポッドの場合は、vCenter Console Access を使用してイメージに直接アクセスします。
    • Microsoft Azure 上の Horizon ポッドの場合は、RDP セッションを使用してイメージに直接アクセスします。

    いずれの場合も、ローカルの管理者認証情報を使用してログインします。イメージのカスタマイズを参照してください。

  3. 公開します。

    イメージ バージョン 1.0 で [公開] アクションを開始すると、Horizon Image Management Service は、公開時にポッド フリートに存在する同じキャパシティ タイプのすべてのポッドにイメージ バージョンを公開します。Horizon オンプレミス ポッドまたは Microsoft Azure のポッドからインポートされたイメージの場合、[公開] アクションはそのイメージを対象となるすべてのポッドに公開します。

    対象となるポッドのサブセットを選択してイメージを公開することもできます。[公開] を選択した後、[宛先][ターゲットの選択] を切り替えて複製のターゲット ポッドを選択できます。[ターゲットの選択] を切り替えると、使用可能なポッドのリストが表示されます。各ポッドの横にあるチェック ボックスをオンにして選択します。イメージのソース ポッドはデフォルトで選択されており、選択解除することはできません。

    サービスはイメージ バージョンを複製し、各ポッドをサポートするインフラストラクチャにそのコピーを配置します。
    • サポートされるオンプレミスのインフラストラクチャについては、各イメージ コピーはそのポッドの vCenter Server インスタンス内のデータストアに配置されます。
    • Microsoft Azure ホスト型インフラストラクチャの場合、イメージ コピーは仮想マシンとしてポッドに対応するリソース グループに配置されます。
    • Microsoft Azure の割り当てを超えている、タイムアウト、またはソケットの例外などのインフラストラクチャの問題が原因で、イメージ コピーの詳細ページでのコピーのステータスに詳細なエラー メッセージが表示されることがあります。

    イメージ バージョンの公開を参照してください。

  4. マーカー(使用事例)を定義します。

    公開されたら、イメージ バージョンをプールで使用できるようにマークする必要があります。マーカーは、使用するバージョンをプールに通知します。バージョンには、異なるプールにリンクされた 1 つ以上のマーカーを含めることができますが、1 つのプールで使用できるマーカーは 1 つだけです。この設計では、異なるマーカーに異なるプールのセットを合わせることによって、更新をずらすことができます。マーカーの操作を参照してください。

  5. プールまたは割り当てにリンクします。

    プール(オンプレミスでインストールされた Horizon ポッドの場合)またはマルチクラウド割り当て(Microsoft Azure 上の Horizon ポッドの場合)は、イメージとマーカーを指定してイメージにリンクされます。これらのプールと割り当ては、マーカーが別のバージョンに移動されたときに更新指示を受け取ります。非パーシステント プールと割り当ては更新時に再構築されますが、パーシステント プールと割り当ては、最新の更新されたイメージ バージョンに基づき、新しいワークロードをプロビジョニングします。

    以下のトピックを参照してください。

  6. 新しいバージョンを作成します。

    公開されると、任意のバージョンを使用して、公開されていない状態の次のバージョンを作成できます。その後、「イメージのカスタマイズ」の手順から、この手順を再び実行できます。新しいイメージ バージョンの作成を参照してください。

    注: 新しいイメージ バージョンを作成する際に、新しいマーカーを作成する代わりに、以前に作成したマーカーをこの新しいイメージ バージョンに移動できます。このアクションにより、プールまたは割り当てが新しいバージョンに更新されます。別の使用事例での新しいマーカーが必要な場合は、常に新しいマーカーを追加できます。