このトピックでは、データセンターが外部インターネットにアクセスできない環境でエージェントの自動更新を設定するプロセスについて説明します。

データセンターが外部インターネットにアクセスできない場合は、以下の手順を実行してエージェントの自動更新を設定する必要があります。このプロセスが完了すると、システムは、テナント管理者のコンソールの [割り当て] および [イメージ] ページに使用可能なエージェント更新を示します。詳細については、『テナント管理』ガイドを参照してください。

注: Horizon DaaS 8.0.1 でエージェントの自動更新を設定した場合、設定したファイルの場所は移行されず、アップグレードされたテナントで再度設定する必要があります。

手順

  1. C:\WinFileShare\hotpatch というディレクトリを作成します。
  2. 次の例に示すように、My VMware サイトからエージェントの tar 形式ファイルをダウンロードし、hotpatch ディレクトリに抽出します。
  3. files というサブフォルダに移動します。このサブフォルダには、次の例に示すようにいくつかのファイルが含まれています。
  4. supportingFiles.tar ファイルの SHA256 値を取得します。
    1. PowerShell を起動し、新しく展開された supportingFiles.tar ファイルを含むフォルダに移動します。
    2. 次のコマンドを入力します。
      Get-FileHash supportingFiles.tar -Algorithm SHA256 >SHA256.txt

      後で管理コンソールで使用するために、返されるハッシュ値を書き留めておきます。

      注: Linux を使用している場合は、代わりに次のコマンドを使用できます。
      openssl dgst -sha256 supportingFiles.tar
  5. サービス センターで、[テナント] > [ポリシー] の順にクリックして、テナントを選択します。
  6. 次の表の説明どおりにポリシーを更新します。
    ポリシー 新しい値
    agentupdate.cachePath /mnt/wem/__<xxx_xxx_x_xxx>_<share_name>
    • <xxx_xxx_x_xxx> はファイル サーバの IP アドレスです。
    • <share_name> は、共有の名前です。
    例:/mnt/wem/__192_168_1_100_My_Share
    agentupdate.cipherList AES256-GCM-SHA384
    agentupdate.enable true
    agentupdate.enablehotpatch true
    agentupdate.job.repeatInterval 3600000
    agentupdate.job.startDelay 30000
  7. 管理コンソールで、[設定] > [ファイル共有] の順にクリックします。
  8. [新規] をクリックします。
  9. ファイル共有の詳細を入力します。
    注: ファイル サーバを作成していない場合は、エージェント ファイル共有をホストするサーバを割り当て、ファイル共有を作成して、共有および NTFS 権限(読み取り/書き込みなど)を構成してから次の手順に進みます。
  10. コンソールで新しいファイル共有のチェック ボックスをオンにして、[詳細] > [インポート] の順にクリックします。
  11. 先ほど作成した SHA256.txt ファイルを開き、チェックサムをコピーして、[ファイル ハッシュ] テキスト ボックスに貼り付け、[検証] をクリックします。
    次の成功メッセージが表示されます:

    これで、エージェントのアップデート機能を使用し、最新のエージェントを使用してイメージと割り当ての更新を開始できるようになりました。