[コンピューティング リソース] タブで、デスクトップ マネージャのコンピューティング リソースを管理できます。

このタブには、このデスクトップ マネージャによって管理されている VMware vCenter が表示されます。特定のデスクトップ マネージャに割り当てられる vCenter Server は 1 つのみです。

新しいデスクトップ マネージャが作成されたら、次のいずれかを実行して、コンピューティング リソースとリソース マネージャを割り当てます。
  • ほとんどの場合、[コンピューティング リソース] タブでコンピューティング リソースを割り当てます。これを行うと、システムは、そのコンピューティング リソースを管理しているリソース マネージャをデスクトップ マネージャに割り当てます。
  • 複数のリソース マネージャによって管理されているコンピューティング リソースをアップグレードして使用している場合、最初にコンピューティング リソースを割り当てようとすると失敗します。この場合は、まずデスクトップ マネージャの [全般] タブでリソース マネージャを割り当てから、[コンピューティング リソース] タブで使用可能なコンピューティング リソースを割り当てます。
重要: 両方のテナント アプライアンスがリストアされている場合は、すべてのコンピューティング リソースをテナント アプライアンスに再割り当てする必要があります。以下の テナントへのコンピューティング リソースの再割り当てを参照してください。

テナントへのコンピューティング リソースの割り当て

VMware vCenter をデスクトップ コンピューティング リソースとして追加すると、 [コンピューティング リソース] タブの [使用可能なコンピューティング リソース] セクションに表示されます。
注: コンピューティング リソースは、割り当て後に削除することはできません。

コンピューティング リソースをテナントに割り当てるには、次のようにします。

  1. [使用可能なコンピューティング リソース] セクションで、[割り当て] をクリックして、vCenter Server を割り当てます。
  2. [デスクトップ コンピューティング リソース] ダイアログ ボックスでコンピューティング リソースを選択します。

    選択したコンピューティング リソースに対して [キャパシティ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. 次の表の説明どおりに情報を編集します。
    フィールド 説明
    フェイルオーバー ホスト ディザスタ リカバリのために 100% 予約されているホストの数。この値は、検出されたホストの値よりも小さくする必要があります。複数のホストが検出された場合、デフォルト値は 1 になります。1 台のホストが検出された場合、デフォルト値は 0 になります。
    ホストのヘッドルーム割合 残りのホスト (フェイルオーバー ホストとして指定されていないホスト) については、ディザスタ リカバリ用に予約するキャパシティの割合を入力します。デフォルト値は 20 です。
    • 使用可能なメモリの値は、ホストのヘッドルーム割合に対して入力した割合 (%) で削減されたインストール済みメモリと同じです。
    • 使用可能な CPU の値は、ホストのヘッドルーム割合に対して入力した割合 (%) で削減されたインストール済み CPU と同じです。
    メモリ超過割り当て率 この比率によって、コンピューティング リソースが割り当てることができる仮想マシン メモリの量が決まります。たとえば、比率が 4.0 で、コンピューティング リソースのメモリ容量が 64 GB の場合、最大で 256 GB の仮想マシン メモリをサポートします。デフォルト値は 1.5 です。
    仮想 CPU と物理 CPU の比率 この比率によって、コンピューティング リソースが割り当てることができる仮想マシンの CPU の数が決まります。たとえば、比率が 8.0 で、コンピューティング リソースの物理 CPU コアの数が 8 の場合、最大 64 の仮想マシンの CPU コアをサポートします。デフォルト値は 10 です。
    このコンピューティング リソースを共有 2 つ以上のテナント間でコンピューティング リソースを共有するには、このチェック ボックスを選択します。
    注: このオプションは、割り当て時に選択する必要があり、後で変更することはできません。
    使用状況 3 つのオプション([サービス]、[テナント]、[ネットワーク])から 1 つ以上を選択します。
    • サービス プロバイダおよびリソース マネージャ アプライアンスをクラスタにインストールするには、[サービス] を選択します。
    • テナントおよび追加のデスクトップ マネージャ アプライアンスをクラスタにインストールするには、[テナント] を選択します。
    • Unified Access Gateway や NSX Edge Gateway などのネットワーク アプライアンスをクラスタにインストールするには、[ネットワーク] を選択します。
    クラスタが 1 つしかない場合は、3 つのすべてのオプションを選択します。
  4. [保存] をクリックします。
    このコンピューティング リソースが共有されている場合は、 [パーティショニング済みのコンピューティング リソース] ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスで、メモリと CPU のパーティション サイズを設定し、 [保存] をクリックします。
    注: 後でテナントを編集するときに、これらの設定を [割り当て] タブで表示および編集ができます。

テナントへのコンピューティング リソースの再割り当て

vCenter Server が割り当てられると、再割り当てオプションが表示されます。このボタンを使用して、コンピューティング リソースを追加できます。
注: コンピューティング リソースは、割り当て後に削除することはできません。

テナントに割り当てられたコンピューティング リソースを再割り当てするには、次のようにします。

  1. [割り当てられたコンピューティング リソース] セクションで、vCenter Server の横にある [再割り当て] をクリックします。
  2. [デスクトップ コンピューティング リソース] ダイアログ ボックスでコンピューティング リソースを選択します。

    選択したコンピューティング リソースに対して [キャパシティ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. 次の表の説明どおりに情報を編集します。
    フィールド 説明
    フェイルオーバー ホスト ディザスタ リカバリのために 100% 予約されているホストの数。この値は、検出されたホストの値よりも小さくする必要があります。デフォルト値は 1 です。
    ホストのヘッドルーム割合 残りのホスト(フェイルオーバー ホストとして指定されていないホスト)については、ディザスタ リカバリ用に予約するキャパシティの割合を入力します。デフォルト値は 20 です。
    • 使用可能なメモリの値は、ホストのヘッドルーム割合に対して入力した割合 (%) で削減されたインストール済みメモリと同じです。
    • 使用可能な CPU の値は、ホストのヘッドルーム割合に対して入力した割合 (%) で削減されたインストール済み CPU と同じです。
    メモリ超過割り当て率 この比率によって、コンピューティング リソースが割り当てることができる仮想マシン メモリの量が決まります。たとえば、比率が 4.0 で、コンピューティング リソースのメモリ容量が 64 GB の場合、最大で 256 GB の仮想マシン メモリをサポートします。デフォルト値は 1.5 です。
    仮想 CPU と物理 CPU の比率 この比率によって、コンピューティング リソースが割り当てることができる仮想マシンの CPU の数が決まります。たとえば、比率が 8.0 で、コンピューティング リソースの物理 CPU コアの数が 8 の場合、最大 64 の仮想マシンの CPU コアをサポートします。デフォルト値は 10 です。
    使用状況 この設定は、コンピューティング リソースの目的を示します。次の 1 つ以上を選択できます。
    • サービス - サービスおよび管理タイプの仮想マシンで使用されるコンピューティング:サービス プロバイダ、リソース マネージャ、テナント アプライアンス、デスクトップ マネージャ、vCenter Server アプライアンス、タイム サーバ、NSX Controller。
    • テナント - テナントのデスクトップ サービスによって使用されるコンピューティング:デスクトップ プール仮想マシン、アプリケーション ファーム サーバ仮想マシン、Unified Access Gateway アプライアンス、Active Directory サーバ、DHCP サーバなど。
    • ネットワーク - 通常、テナントのコンピューティングと組み合わされたコンピューティング リソース ロール。
  4. [保存] をクリックします。

    このコンピューティング リソースが共有されている場合は、[パーティショニング済みのコンピューティング リソース] ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスで、メモリと CPU のパーティション サイズを設定し、[保存] をクリックします。

    注: 後でテナントを編集するときに、これらの設定を [割り当て] タブで表示および編集ができます。

テナントからのコンピューティング リソースの割り当て解除

vCenter Server が割り当てられると、割り当て解除オプションが表示されます。このオプションを使用して、以前に割り当てられた vCenter Server を削除できます。

vCenter Server の割り当てを解除するには、次のようにします。

  1. [コンピューティング リソース] タブを選択します。
  2. [割り当てられたコンピューティング リソース] セクションで、vCenter Server の横にある [割り当て解除] をクリックします。

vCenter Server が割り当てられたら、[デスクトップ マネージャ] ツリーを展開すると VMware vCenter が表示されます。vCenter Server のツリーの項目をクリックすると、コンピューティング リソースの操作の説明に従って情報が表示されます。