データベースのバックアップとリストアを行うことができます。

データベースのバックアップ

データベースをバックアップするには、アプライアンスで次のいずれかのコマンドを実行します。

  • Horizon DaaS バージョン 9.0.0(または Horizon Cloud 19.3)以降のアプライアンスの場合:
    /usr/local/desktone/scripts/backup_db.sh –P '<postgres_db_password>'  -U admin -V true --dbport 6432
    
  • Horizon DaaS バージョン 9.0.0(または Horizon Cloud 19.3)より前のアプライアンスの場合:
    /usr/local/desktone/scripts/backup_db.sh –P '<postgres_db_password>' -U admin -V true 

このコマンドは PostgreSQL データベースをアーカイブ ファイルに抽出し、<hostname>.<timestamp>.tar.gz 形式のバックアップ ファイルを /usr/local/desktone/backup フォルダに作成します。

注: 「-V true」はオプションの引数で、詳細モードを有効にします。

データベースのリストア

以下の手順では、1 つのデータベースをリストアします。

次の点に注意してください。

  • プライマリ アプライアンスですべてのリストアを実行してから、slony を再初期化して、データベースをセカンダリ アプライアンスに追加する必要があります。
  • テナント アプライアンスをリストアする必要がある場合は、すべてのデータベース(FDB、EDB、および AVDB)のリストアが必要になる場合があります。

データベースをリストアするには、次のようにします。

  1. sudo bash を実行し、認証を行います。
  2. 両方のサービス プロバイダ アプライアンスまたは両方のテナント アプライアンスの dtService を停止します。
    service dtService stop
  3. Slony の停止:
    service dtService stop
    killall slon
  4. プライマリ アプライアンスで、次の手順を実行します。
    1. バックアップ ファイルを /tmp のディレクトリにコピーします(ファイルの形式は <hostname>.<timestamp>.tar.gz です)。
      mkdir /tmp/backup_working
      cp /usr/local/desktone/backup/<filename> /tmp/backup_working
      
    2. バックアップ ファイルを抽出します。
       cd /tmp/backup_working
       tar zxvf <filename>
    3. .bak ファイルが存在するディレクトリに移動し、リストアを実行します。
      • Horizon DaaS バージョン 9.0.0(または Horizon Cloud 19.3)以降のアプライアンスの場合:
        cd usr/local/desktone/backup
        /usr/local/desktone/scripts/restore_db.sh -d <type> -p <pswd> --dbport 6432 -f <filename>
      • Horizon DaaS バージョン 9.0.0(または Horizon Cloud 19.3)より前のアプライアンスの場合:
        cd usr/local/desktone/backup
        /usr/local/desktone/scripts/restore_db.sh -d <type> -p <pswd> -f <filename>

      ここで、

      • <type> はファイル タイプ(edb、fdb、avdb のいずれか)。
      • <pswd> は postgres データベースのパスワード。
      • <filenname> は、抽出されたバックアップ ファイルの名前。
  5. 両方のアプライアンスで、slony を再初期化します。手順については、デスクトップ マネージャまたは組織の Slony の初期化を参照してください。
  6. 両方のアプライアンスを再起動します。