エージェント アップデート機能を使用して、イメージのエージェント ソフトウェアをアップデートし、アップデートを割り当てにプッシュします。

エージェント アップデート機能を使用すると、1 回の操作でイメージにあるすべてのエージェントを自動的にアップデートできます。

  • システムは、VMware CDS ソフトウェア配信ネットワークと定期的に通信し、ローカル マシンでセットアップしたファイル共有にエージェント アップデートを自動的にダウンロードします。アップデート ファイルは自動的にシステムにインポートされ、イメージで利用できるようになります。
  • アップデートが利用できるかどうかは [イメージ] ページに表示され、このページからイメージに適用できます。
  • ユーザーからの要求がある場合、VMware 担当者は、新しいエージェントをスキャンする間隔と、テナントを起動した後のスキャン待ち時間を調整できます。

前提条件

エージェントのアップデート機能を使用するには、[エージェント] タイプのファイル共有を作成してシステムに追加しておく必要があります。つまり、ファイル共有を作成するときに、ファイル共有のタイプで [エージェント] を選択します。エージェント ファイル共有は、エージェントのアップデート ファイルをインポートするためにのみ使用されます。ファイル共有の管理を参照してください。

手順

  1. [インベントリ] > [イメージ] の順にクリックします。
    [イメージ] ページが表示されます。エージェントのアップデートを利用できる割り当ての名前の横に、青いドットが表示されます。
    • 青いドットの上にマウスを移動すると、ポップアップが表示され、そのイメージで使用可能なエージェントのアップデートが示されます。
    • デフォルトでは各エージェントの最新バージョンが選択されますが、各ドロップダウンを開いて使用可能なすべてのバージョンを表示できます。
  2. チェック ボックスを選択します。アップデートできるのは、1 回に 1 つのイメージのエージェントのみです。
  3. [エージェント ソフトウェアのアップデート] をクリックします。
    エージェントのアップデートのダイアログが表示されます。
  4. [ソフトウェア] タブで、アップデートするエージェントを選択して [次へ] をクリックします。
  5. [合意] タブで、受け入れる割り当てのそれぞれの [合意] ラジオ ボタンを選択して、[次へ] をクリックします。契約書に同意しない項目のアップデートはスキップされます。
  6. (オプション)[コマンド ライン] タブで、コマンド ライン オプションを追加します。コマンド ライン オプションの詳細については、関連するエージェントのドキュメントを参照してください。
    注: 現在、DaaS Agent で利用できるコマンド ライン オプションはありません。
  7. [終了] をクリックします。
    • アップデートが開始されたことを示すメッセージがページの最上部に表示されます。
    • システムではイメージのクローンが作成され、クローン イメージのエージェントがアップデートされます。
    次の点に注意してください。
    • デスクトップのアップデートはバッチで処理されます。一度に処理できるデスクトップは 30 台までです。割り当てに含まれるデスクトップが 30 台以下である場合、割り当てのすべてのデスクトップが同時にアップデートされます。ご要望に応じて、VMware の担当者がバッチのサイズを調整できます。
    • デスクトップにアクティブなセッションがある場合、ユーザーはアップデートが開始される 5 分前に警告されます。
    • アップデート中のデスクトップにユーザーがログインしようとすると、ログインは失敗して、デスクトップを利用できないというメッセージが表示されます。

    [監視] > [アクティビティ] の順に選択すると、アップデート タスクの進捗を表示できます。タスクの説明欄には、アップデートされているエージェントと、アップデートが実行されている割り当てが表示されます。24 時間以内に正常に完了しなかった場合、アップデート タスクは失敗します。

  8. 元のイメージに基づいて割り当てにアップデートをプッシュします。詳細については、イメージの管理を参照してください。
    注: アップデートを 1 つの割り当てにプッシュして、VDI およびその他の機能が割り当て仮想マシンで動作していることを確認するようお勧めします。
  9. (オプション)元のイメージを削除し、クローン イメージの名前を元のイメージの名前に変更します。