エージェント ソフトウェアのアップデート機能を使用して、専用デスクトップ - 従来クローン割り当ての Horizon Agent インストーラをアップデートします。
概要レベルでは、システムのエージェントのアップデート機能は次のように機能します。
- システムは VMware CDS ソフトウェア配布ネットワークと定期的に通信して、Horizon Agents Installer の新しいバージョンが使用可能かどうかを確認します。新しいバージョンが、ローカル マシンに設定しているファイル共有にダウンロードされます。アップデート ファイルは自動的にシステムにインポートされ、割り当てで利用できるようになります。
- 新しいバージョンがダウンロードされた後、アップデートが利用可能であることが [割り当て] ページに反映されます。新しいバージョンより前のレベルでのエージェントに関連するソフトウェアがあるそれらの専用 VDI デスクトップ割り当ての名前の横に、青いドットが表示されます。
- 専用 VDI 割り当てを選択し、エージェントの更新ウィザードを開始します。エージェントの更新ウィザードでは、エージェントのバージョンを選択できる他に、オプションで以下も指定できます。
- 更新中にユーザーが利用可能な割り当ての仮想マシンの比率。
- ログインしているユーザーがいる仮想マシンの更新をシステムがスキップするかどうか。
- スキップされた仮想マシンの更新をシステムが自動的に再試行するかどうか。
- エージェントの更新に失敗した場合に、以前のエージェント バージョンにロールバックできるように、各仮想マシンのロールバック コピーを保持するかどうか。
- ウィザードの最後のステップで更新タスクを送信した後、システムはデスクトップの更新を開始します。
- 各デスクトップ仮想マシンで更新プロセスが開始されたら、仮想マシンの状態が健全であることを確認するプリフライト チェックが開始されます。これには、十分なディスク容量があること(300 MB 以上の空き容量)と、2 回の再起動によってクリアされていない Windows 更新プログラムによる再起動が行われていないこと、または 2 回の再起動によってクリアされない VMware 固有のアプリケーションのインストールによる再起動が行われていないことの確認が含まれます。
- 割り当てを更新する場合、システムは仮想マシンのバッチを並行して更新します。デフォルトでは、更新する仮想マシンの残りの数が 30 未満になるまで、システムはバッチごとに 30 台の仮想マシンを使用します。30 未満になった時点で、最終セットは、それらの残りの仮想マシンを更新するためのものです。仮想マシンを完全に更新するには約 30 分から 45 分かかります。必要な時間は負荷によって、また、ロールバック オプションが有効になっているかどうかによっても異なります。バッチのサイズを、30 よりも大きくすることはできません。割り当てに含まれるデスクトップが 30 台以下である場合、割り当てのすべてのデスクトップが同時にアップデートされます。ご要望に応じて、VMware の担当者がバッチのサイズを調整できます。
処理中の仮想マシンの数は、更新中に利用可能に保つ仮想マシンの割合を指定したかどうかによって変わります。利用可能割合を設定すると、システムは、利用可能割合を満たすために更新中の仮想マシンのセットを調整します。
注: ページで更新の進行状況を表示すると、実行中の仮想マシンの数がバッチ サイズに基づいて予測される数よりも大きくなることがあります。これは、システムがプリフライト チェックおよびロールバックのコピー作成プロセスで現在実行されている仮想マシンもカウントしているために発生します。
- エージェントの更新プロセスの最後で、割り当ての [サマリ] ページに、使用中の Horizon Agents Installer のバージョンが示されます。
- [ロールバックを有効にする] オプションを選択した場合は、その仮想マシンでエージェントの更新に失敗したときに、仮想マシンの以前のエージェント バージョンにロールバックできます。このオプションは、割り当ての詳細ページの [デスクトップ] タブにあります。詳細については、専用デスクトップ割り当てまたはフローティング デスクトップ割り当てによるデスクトップの管理を参照してください。
システムがデスクトップを更新している間、デスクトップのエンド ユーザーは次の挙動に遭遇します。
- デスクトップにアクティブなセッションがあり、[アクティブなユーザーを含む仮想マシンのスキップ] を無効にした場合、更新が発生する 5 分前に警告が表示されます。この 5 分間の警告は、ユーザーに処理中の作業を保存する時間を与えるためのものです。
- 更新中のデスクトップにユーザーがログインしようとした場合、ログインは失敗して、デスクトップを利用できないというメッセージが表示されます。
リクエスト時に、VMware の担当者は、環境内で次の調整を実施することができます。
- Horizon Agents Installer の新しいバージョンのスキャン間隔を調整する。
- テナントの起動後のスキャンの待機時間を調整する。
- デフォルトのバッチ サイズを 30 から調整します。
- エージェントのインストール前に仮想マシンを再起動するようにシステムを設定する。
前提条件
手順
結果
- アップデートが開始されたことを示すメッセージがページの最上部に表示されます。
- システムにより、専用 VDI デスクトップ割り当て内のデスクトップ仮想マシン上のエージェントに関連するコンポーネントが更新されます。
- エージェントの更新プロセスの最後で、割り当ての [サマリ] ページに、有効になっている Horizon Agents Installer のバージョンが示されます。
[監視] > [アクティビティ] の順に選択すると、アップデート タスクの進捗を表示できます。タスクの説明欄には、実行されている更新と、更新が実行されている割り当てが表示されます。 また、さまざまな状態(成功、スキップなど)の仮想マシンの数も表示されます。タスクが 24 時間以内に問題なく完了せず、再試行およびジョブ タイムアウトのオプションが有効になっていない場合、その更新タスクは失敗状態で表示されます。
更新タスクにおいて、いずれかの仮想マシンがスキップされた場合、その更新タスクは [アクティビティ] ページで「部分的に成功しました」状態になります。[アクティビティ] ページでは、その更新タスクでスキップされた仮想マシンの数を確認することができます。再試行オプションが有効化されても、更新タスクの最後にスキップされた仮想マシンの数が表示される場合は、[ジョブのタイムアウト] の値が、システムがすべてのスキップされた仮想マシンを更新するために十分な時間ではない、またはエンド ユーザーがこれらの仮想マシンからログアウトしていません。
次のタスク
[割り当て] ページに移動して、更新が成功したかどうかを確認します。割り当て内の一部の仮想マシンの更新に失敗した場合は、[割り当て] ページの割り当て名の横にビジュアル インジケータが表示されます。
エージェントの更新を実行するときにロールバックを有効にした場合は、割り当ての詳細ページの [デスクトップ] タブで、障害が発生した各仮想マシンを以前のエージェント バージョンにロールバックすることができます。詳細については、 専用デスクトップ割り当てまたはフローティング デスクトップ割り当てによるデスクトップの管理を参照してください。