Horizon Cloud 環境で Active Directory ドメインを登録し、環境を VMware Workspace ONE と統合した後、True SSO を構成することができます。True SSO は Workspace ONE Access との統合を行い、ユーザーが Windows オペレーティング システムに Active Directory 認証情報を入力することなく Horizon Cloud によって提供される仮想 Windows デスクトップおよびアプリケーションにシングル サインオン (SSO) できるようにする機能です。環境に True SSO が構成されている場合、エンドユーザーは、使用資格が付与されたデスクトップおよびアプリケーションにアクセスするために入力した Workspace ONE URL で認証されます。認証されたら、ユーザーは資格が付与されたデスクトップまたはアプリケーションを、Active Directory 認証情報を求められることなく、起動することができます。
環境で使用するように True SSO を構成することは、複数の手順によるプロセスです。概要レベルでは、手順は次のとおりです。
前提条件
True SSO を設定する前に、まず [ID 管理] ページで少なくとも 1 つの Workspace ONE Access を設定する必要があります。[ID 管理] ページを参照してください。
手順
- 以下を実行して、True SSO を操作するために必要なインフラストラクチャを設定します。
- Microsoft Windows Server 認証局 (CA) をエンタープライズ CA にするためにインストールおよび構成。このセクションの手順は、Microsoft Windows Server 2012 R2 の場合の手順です。この機能での使用がサポートされているその他の Microsoft Windows Server バージョンでは、同様の手順に従うことができます。
- 認証局 (CA) での証明書テンプレートの設定。
注: True SSO テンプレートの名前には ASCII 文字のみを使用します。この既知の問題により、True SSO テンプレート名に 非 ASCII 文字または拡張 ASCII 文字が含まれていると Horizon Cloud 環境で True SSO を正しく設定できません。
- Horizon Cloud 管理コンソール の Active Directory ページからの Horizon Cloud ペアリング バンドルのダウンロード。ペアリング バンドルは、登録サーバを設定するときに使用されます。
- 登録サーバの設定。
- Horizon Cloud 管理コンソール の Active Directory ページに登録サーバの情報を追加します。
結果
構成が完了すると、認証局 (CA) はユーザーに代わって証明書を発行し、それらの証明書を使用してユーザーを割り当てられたデスクトップにログインさせます。Horizon Cloud アプライアンスは ES に対して、ユーザーに代わって証明書を発行するよう依頼します。ES は、認証局 (CA) を介して要求されたユーザーに代わって要求された証明書を生成し、Horizon Cloud アプライアンスに返します。
これで、環境が True SSO で構成されました。