Horizon Client ダウンロード用のアイコン、HTML Access 経由でリモート デスクトップに接続するアイコン、その他のリンクを表示したり、非表示にするように、VMware Horizon 8 Web ポータル ページを設定できます。
デフォルトでは、VMware Horizon 8 Web ポータル ページには、Horizon Client のダウンロードとインストールを行うアイコン、HTML Access 経由で接続するためのアイコン、VMware Web サイトのクライアント ダウンロード ページへのリンクが表示されます。VMware Horizon 8 Web ポータル ページから片方または両方のアイコンを削除するには、portal-links-html-access.properties ファイルの値を変更します。
VMware Horizon 8 Web ポータル ページに社内の Web サーバへのリンクを表示したり、サーバで特定のクライアント バージョンを使用できるようにしたい場合もあります。portal-links-html-access.properties ファイルの内容を変更して、別のダウンロード URL を示すように VMware Horizon 8 Web ポータル ページを再設定できます。このファイルが使用できないか空白で、oslinks.properties ファイルが存在する場合は、oslinks.properties ファイルを使用して、インストーラ ファイルのリンクの値が決定されます。
特定のクライアント オペレーティング システム用のインストーラ リンクは、portal-links-html-access.properties または oslinks.properties ファイルのいずれかで定義できます。たとえば、macOS システムから VMware Horizon 8 Web ポータル ページを参照すると、Horizon Client for Mac インストーラのリンクが表示されます。Linux クライアントの場合、32 ビット版インストーラのリンクと 64 ビット版インストーラのリンクを個別に作成できます。Chrome クライアントの場合、このリンクを Chrome Web ストアの Horizon Client for Chrome (https://chrome.google.com/webstore/detail/vmware-horizon-client-for/ppkfnjlimknmjoaemnpidmdlfchhehel) に置き換えることができます。
手順
- Connection Server ホストで、テキスト エディタを使用して CommonAppDataFolder\VMware\VDM\portal\portal-links-html-access.properties ディレクトリの portal-links-html-access.properties ファイルを開きます。
CommonAppDataFolder ディレクトリは通常、
C:\ProgramData ディレクトリにあります。Windows Explorer で
C:\ProgramData フォルダを表示するには、[フォルダ オプション] ダイアログ ボックスを使用して非表示のフォルダを表示します。
注:
portal-links-html-access.properties ファイルが存在しない場合は、
oslinks.properties ファイルを使用して、特定のインストーラ ファイルのダウンロードに使用する URL を変更できます。方法については、次の手順を参照してください。
- 構成プロパティを編集します。
デフォルトでは、インストーラ アイコンと
HTML Access アイコンの両方が有効で、リンクは VMware Web サイトのクライアント ダウンロード ページを参照します。アイコンを無効にして Web ページからアイコンを削除するには、プロパティを
false に設定します。
オプション |
プロパティ設定 |
HTML Access を無効にする |
enable.webclient=false このオプションを false に設定すると、VMware Horizon 8 Web ポータル ページから HTML Access アイコンが削除されます。
- このオプションが false に設定されているにもかかわらず enable.download オプションが true に設定されていると、ユーザーは Web ページでネイティブの Horizon Client インストーラのダウンロードを求められます。
- 両オプションが false に設定されていると、次のメッセージが表示されます。「この Connection Server へのアクセスについての説明は、ローカルの管理者にお問い合わせください。」
|
Horizon Client のダウンロードを無効にする |
enable.download=false このオプションを false に設定すると、VMware Horizon Web ポータル ページから Horizon Client ダウンロード アイコンが削除されます。
- このオプションが false に設定されているにもかかわらず enable.webclient オプションが true に設定されていると、ユーザーに HTML Access のログイン Web ページが表示されます。
- 両オプションが false に設定されていると、次のメッセージが表示されます。「この Connection Server へのアクセスについての説明は、ローカルの管理者にお問い合わせください。」
|
Horizon Client をダウンロードするための Web ページの URL を変更します |
link.download=https://url-of-web-server 独自の Web ページを作成する予定がある場合は、このプロパティを使用します。 |
特定のインストーラ用のリンクを作成する |
以下に示すのは完全 URL の例です。インストーラ ファイルを Connection Server ホストの C:\Program Files\VMware\VMware View\Server\broker\webapps\ ディレクトリの downloads ディレクトリに配置する場合は、この手順の後の説明のように相対 URL を使用できます。
- インストーラをダウンロードするための一般的なリンク:
link.download=https://server/downloads
- 64 ビット Windows インストーラ:
link.win64=https://server/downloads/VMware-Horizon-Client-x86_64-build#.exe
- 64 ビット Linux インストーラ:
link.linux64=https://server/downloads/VMware-Horizon-Client-build#.x64.bundle
- macOS インストーラ:
link.mac=https://server/downloads/VMware-Horizon-Client-build#.dmg
- iOS インストーラ:
link.ios=https://server/downloads/VMware-Horizon-Client-iPhoneOS-build#.ipa
- Android インストーラ:
link.android=https://server/downloads/VMware-Horizon-Client-AndroidOS-build#.apk
|
ログイン ページの [ヘルプ] リンクの URL を変更します。 |
link.help デフォルトでは、このリンクは VMware の Web サイトにホストされているヘルプ システムを参照します。[ヘルプ] リンクが、ログイン ページの下部に表示されます。 |
- (オプション) portal-links-html-access.properties ファイルが存在しない場合は、oslinks.properties ファイルを使用して、特定のインストーラ ファイルのダウンロードに使用する URL を変更します。
注:
oslinks.properties ファイルは、特定のインストーラ ファイルへのリンクの構成にのみ使用できます。
HTML Access セッションでこのファイルが見つからない場合、このダウンロード リンクによって、ユーザーはデフォルトで
https://www.vmware.com/go/viewclients にアクセスします。
- Connection Server ホストで、テキスト エディタを使用して <installation-directory>\VMware\VMware View\Server\broker\webapps\portal\WEB-INF ディレクトリにある oslinks.properties ファイルを開きます。
- 特定のインストーラ ファイルをダウンロードする URL を構成します。
インストーラ ファイルを Connection Server ホストの
C:\Program Files\VMware\VMware View\Server\broker\webapps\ ディレクトリの
downloads ディレクトリに配置する場合は、この手順の次の説明のように相対 URL を使用できます。
oslinks.properties ファイルには、次のデフォルト値が含まれます。
link.download=https://www.vmware.com/go/viewclients
# download Links for particular platforms
link.win64=https://www.vmware.com/go/viewclients#win64
link.linux64=https://www.vmware.com/go/viewclients#linux64
link.mac=https://www.vmware.com/go/viewclients#mac
link.ios=https://itunes.apple.com/us/app/vmware-view-for-ipad/id417993697
link.android=https://play.google.com/store/apps/details?id=com.vmware.view.client.android
- ユーザーに VMware Web サイト以外の場所からインストーラをダウンロードさせるには、インストーラ ファイルを置くことになる HTTP サーバにインストーラ ファイルを配置します。
この場所は、前の手順の
portal-links-html-access.properties ファイルまたは
oslinks.properties ファイルで指定した URL に対応している必要があります。たとえば、Connection Server ホストの
downloads ディレクトリにファイルを配置するには、以下のパスを使用します。
C:\Program Files\VMware\VMware View\Server\broker\webapps\downloads
これで、インストーラ ファイルに対するリンクで /downloads/client-installer-file-name という形式の相対 URL を使用できます。
- Horizon Web コンポーネント サービスを再起動します。