HTML Access では、ブラウザ ウィンドウのサイズに合わせてリモート デスクトップのサイズを変更できます。この機能を使用するには、適切な量のビデオ RAM (VRAM) を使用するように、管理者がリモート デスクトップを構成する必要があります。デフォルトの VRAM 構成は 36 MB です。3D アプリケーションを使用しない場合、VRAM の最小要件は 16 MB です。

Retina ディスプレイの MacBook や Google Chromebook Pixel など、ピクセル密度解像度が高いブラウザや Chrome デバイスを使用している場合は、その解像度を使用するようにリモート デスクトップや公開アプリケーションを設定できます。[設定] ウィンドウで [高解像度モード] オプションをオンにします。このウィンドウには、サイドバーからアクセスできます。このオプションが [設定] ウィンドウに表示されるのは、高解像度ディスプレイを使用しているか、通常の画面を 100% を超えるスケールで使用している場合だけです。

高解像度モード機能では、アクティブなリモート セッションの解像度を変更できません。機能を有効にするには、ログアウトしてからもう一度ログインする必要があります。

3D レンダリング機能を使用するには、管理者が、それぞれのリモート デスクトップに十分な VRAM を割り当てる必要があります。

  • ソフトウェア アクセラレータによるグラフィック機能を使用すると、Windows Aero テーマや Google Earth などの 3D アプリケーションを使用できます。この機能には、64 MB ~ 128 MB の VRAM が必要です。
  • vSphere 5.1 以降で利用できるハードウェア アクセラレータによるグラフィック機能 (vSGA) により、デザイン、モデリング、およびマルチメディア用の 3D アプリケーションを使用できます。この機能には、64 MB ~ 512 MB の VRAM が必要です。デフォルトは 96MB です。
  • vSphere 5.5 以降で使用できる専用のハードウェア高速グラフィックス機能 (vDGA) は、ESXi ホスト上の単一の物理的な GPU(グラフィック処理ユニット)を単一の仮想マシン専用にするための機能です。この機能は、ハイエンドのハードウェア高速ワークステーション グラフィックスが必要な場合に使用します。この機能には、64 MB ~ 512 MB の VRAM が必要です。デフォルトは 96MB です。

3D レンダリングが有効である場合、モニターの最大数は 1 で、最大解像度は 3840 x 2160 です。

同様に、Retina ディスプレイの MacBook や Google Chromebook Pixel など、ピクセル密度解像度が高いブラウザやデバイスを使用している場合は、各リモート デスクトップに十分な VRAM を割り当てる必要があります。

重要: VMware Blast 表示プロトコルに必要な VRAM 容量の計算は、PCoIP 表示プロトコルに必要な VRAM の計算に類似しています。必要な VRAM 量の見積り方法については、『 Horizon の概要と展開計画』の「 仮想マシン デスクトップのメモリ要件の見積もり」を参照してください。