フォルダ リダイレクト機能を使用すると、ローカル クライアント システムのフォルダまたはドライブをリモート デスクトップや公開アプリケーションと共有できます。

共有ドライブには、マッピングされたドライブおよび USB ストレージ デバイスを含めることができます。

フォルダ リダイレクト機能には次の制限があります。

  • この機能は、Windows レジストリ キー設定 ForcedByAdmindefault shares、および permissions を使用して構成することはできません。
  • TCP および UDP サイド チャネルはサポートされていません。エージェント マシンがいずれかのサイド チャネルを使用するように設定されている場合は、フォルダ リダイレクト機能を使用できません。
  • Dynamic Environment Manager ポリシーはサポートされていません。
  • ネットワーク リカバリはサポートされていません。セッションを切断して再度接続しない限り、ネットワーク接続後にフォルダ リダイレクトを使用することはできません。
  • フォルダ リダイレクト機能は、1 回に 1 つのリモート セッションでのみ使用できます。複数のリモート セッションでは使用できません。
  • リモート デスクトップの共有フォルダまたはファイルのプロパティは変更できません。
  • 共有フォルダやファイルの名前を変更したり、別の場所に移動したりすることはできません。
  • [設定] ウィンドウには共有フォルダの名前が表示されますが、共有フォルダへのフル パスは表示されません。
  • 共有フォルダまたはファイルの名前には、次の 4 つの記号文字のみを使用できます。

    ( ) - .

    フォルダまたはファイル名に他の記号が含まれていると、共有操作は失敗します。

  • ブラウザでデスクトップ ページを再ロードすると、共有フォルダが切断されます。共有フォルダを元に戻すには、セッションを切断して再度接続します。
注: フォルダ リダイレクト機能は、Google Chrome および Microsoft Edge ブラウザでのみサポートされます。

前提条件

フォルダおよびドライブをリモート デスクトップまたは公開アプリケーションと共有するには、Horizon 管理者がフォルダ リダイレクト機能を有効にする必要があります。このタスクには、Horizon Agent をインストールして、エージェントの [フォルダ リダイレクト] オプションを有効にする作業も含まれます。ポリシーの設定を行って、フォルダ リダイレクトの動作を制御することも含まれる場合があります。詳細については、『Horizon リモート デスクトップの機能と GPO』ドキュメントを参照してください。

手順

  1. デスクトップとアプリケーションの選択ウィンドウの右上隅にある [設定] ツールバー ボタンをクリックし、[設定] ウィンドウで [フォルダの共有を有効にする] オプションをオンにします。

  2. 共有する特定のフォルダまたはドライブを選択するには、[選択] をクリックして、[追加] をクリックします。フォルダまたはドライブ検索して選択し、[OK] をクリックします。
    複数のフォルダまたはドライブを追加できますが、1 回に選択できるのは 1 項目だけです。フォルダまたはドライブを削除するには、[フォルダの共有] ダイアログ ボックスでフォルダ名またはドライブ名の横にある [X] をクリックします。
  3. 設定を保存するには、[閉じる] をクリックします。
    フォルダ共有の設定は、すべてのリモート デスクトップと公開アプリケーションに適用されます。

結果

リモート デスクトップでは、共有したフォルダとドライブのネットワーク上の場所が表示されます。たとえば、test1 という名前のフォルダを共有した場合、リモート デスクトップに test1(Z:) のようにネットワーク上の場所が表示されます。共有フォルダまたはドライブのデバイスも表示されます。デバイス名は、folder on Horizon の形式になります(例:test1 on Horizon)。

公開アプリケーションでは、[ファイル] > [開く] の順に選択するか、[ファイル] > [名前を付けて保存] の順に選択すると、共有フォルダまたはドライブに移動できます。