タッチスクリーン搭載のデバイスで HTML Access を使用している場合、リモート デスクトップまたはアプリケーションの従来のユーザー インターフェイス要素をタッチ ジェスチャで操作できます。この記事では、ネイティブ タッチ モードで使用できるジェスチャについて説明します。

ネイティブ タッチ モードの使用

デスクトップ デバイスでは、タッチ モードとしてネイティブ タッチ モードのみがサポートされます。

モバイル デバイスでは、ネイティブ タッチ モードがデフォルトのモードで、ナビゲーションに標準のタッチ ジェスチャを使用できます。必要に応じて、サイドバーの上部にあるタッチ モード アイコンをクリックして、トラックパッド タッチ モード(トラックパッドのアイコン)からネイティブ タッチ モード(指のアイコン)に切り替えます。

トラックパッド タッチ モードでモバイル デバイスを操作する方法については、「トラックパッド タッチ モードでのジェスチャ」を参照してください。

ジェスチャ ヘルプ

モバイル デバイスで使用可能なタッチ ジェスチャのオンスクリーン ヘルプを表示するには、サイドバーの上部にある [メニューを開く] ツールバー ボタンをクリックして、[ジェスチャ ヘルプ] をクリックします。

動作 ネイティブ タッチ モード
1 本指でワンタッチ ワンタッチ
1 本指でロングタッチ 右クリック
1 本の指で押したまま移動 ドラッグ
2 本指でシングル タッチ 右クリック
2 本の指で押したまま移動 スクロール
タッチ画面を 2 本指でタッチし、2 本の指を離して移動するか、離さずに一緒に移動 ズームインまたはズームアウト
注: ジェスチャ ヘルプは、モバイル デバイスでのみ使用できます。

ソフト キーボード

ソフト キーボードを表示または閉じするには、次のいずれかの操作を行います。

  • サイドバーの上部にあるキーボード アイコンをクリックします。
  • 3 本の指で画面をタップします。

デバイスにタッチ画面がある場合は、次のジェスチャを使用してオンスクリーン キーボードを表示できます。

  • 高度なタッチ機能が有効になっている場合は、3 本の指で同時にタップします。
  • 高度なタッチ機能が有効になっていない場合は、2 本の指で同時にタップします。

クリック

ユーザー インターフェイス要素をタップしてクリックします。

ユーザー インターフェイス要素をダブルクリックするには、要素をダブルタップします。

リモート デスクトップで、1 秒間タップして押したままにすると、正確に配置するためのマウス ポインタが付いた虫眼鏡が表示されます。この機能は画面のリサイズをするときに特に役立ちます。

ドラッグ

他のアプリと同様に、タッチパッドまたは外部マウスのボタンを押したままにすると、ユーザー インターフェイス要素をドラッグできます。

デバイスにタッチ画面がある場合は、次のジェスチャを使用できます。
  • 高度なタッチ機能が有効になっている場合は、1 本の指で長押ししてから離します。
  • 高度なタッチ機能が有効になっていない場合は、1 本の指でユーザー インターフェイス要素を長押しし、指をスライドさせてドラッグします。

右クリック

右クリックするには、次のいずれかの操作を行います。

  • 1 本の指で画面をタップして押したままにします。
  • 2 本の指で同時にタップします。
  • デバイスにタッチ画面がある場合は、次のジェスチャを使用できます。
    • 高度なタッチ機能が有効になっている場合は、1 本の指で長押ししてから離します。
    • 高度なタッチ機能が有効になっていない場合は、2 本の指で同時にタップします。
注:

高度なタッチ機能はデフォルトで有効になっています。この機能を無効にするには、C:\Program File\VMware\VMware View\Server\broker\webapps\portal\WEB-INF\classes\portal-version.properties ファイルに [disableAdvancedTouch:true] 構成を追加します。

スクロールおよびスクロールバー

リモート デスクトップまたはアプリケーションをスクロールするには、1 本指または 2 本指でドラッグします。指の下のコンテンツが指の動きと同じ方向に移動します。

ウィンドウのスクロールバーを使用するには、1 本の指でスクロールバーをドラッグします。ウィンドウ内のコンテンツは、指と逆の方向に移動します。

デバイスにタッチ画面がある場合は、次のジェスチャを使用できます。

  • 高度なタッチ機能が有効になっている場合は、2 本の指でスライドしてスクロールします。指の下のコンテンツが指の動きと同じ方向に移動します。
  • 高度なタッチ機能が有効になっていない場合は、2 本の指で長押ししてから、スライドしてスクロールします。指の下のコンテンツが指の動きと同じ方向に移動します。

ズームインおよびズームアウト

他のアプリケーションと同様に、キーボードの Ctrl + + キーを使用してズームインしたり、Ctrl + - キーを使用してズームアウトできます。タッチスクリーンを 2 本指でタッチして指の間を広げるとズームアウトできます。また、2 本指の間を狭めるとズームインできます。

デバイスにタッチ画面がある場合は、次のジェスチャを使用できます。

  • 高度なタッチ機能が有効になっている場合は、画面を 2 本の指でタッチしたまま、2 本の指の間隔を拡げていくとズームアウトし、狭めるとズームインします。
  • 高度なタッチ機能が有効になっていない場合、タッチ画面でズームインとズームアウトを実行できません。

画面のリサイズ

サイズを変更するには、ウィンドウの隅または縁を 1 本の指でタッチして押したままドラッグします。

精度を上げるには、マウス ポインタと一緒に虫眼鏡が表示されるまで、1 本の指でタッチして押したままにします。ウィンドウの隅または縁にポインタを置き、画面から指を離します。ポインタをドラッグして、ウィンドウのサイズを変更します。