HTML Access のグループ ポリシー設定は、テンプレート ファイル vdm_blast.adm で指定されます。このテンプレートは、HTML Access が使用する唯一の表示プロトコルである VMware Blast 表示プロトコル用です。
HTML Access 4.0 および Horizon 7.0 の VMware Blast グループ ポリシー設定については、『View でのデスクトップ プールとアプリケーション プールの設定』ドキュメントの「VMware Blast ポリシー設定」で説明されています。
次の表は、HTML Access 3.5 以前および Horizon 6.2.x 以前を使用している場合に HTML Access に適用されるグループ ポリシー設定について示しています。Horizon 7.0 以降では、さらに多くの VMware Blast グループ ポリシー設定を利用できます。
設定 | 説明 |
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空の画面 | リモート仮想マシンが、HTML Access セッション中に View の外から見ることができるかどうかを制御します。たとえば、管理者は vSphere Web クライアントを使用して、ユーザーが HTML Access を介してデスクトップに接続されている間に仮想マシンでコンソールを開く場合があります。 この設定が有効になっているか構成されてない場合で、HTML Access セッションがアクティブである間に誰かが View の外からリモート仮想マシンにアクセスを試みる場合、リモート仮想マシンは空の画面を表示します。 この設定を無効にすると、先行条件下ではリモート仮想マシンは、アクティブ View デスクトップ セッションを第 2 のリモート アクセサに表示します。 |
セッションのガーベッジ コレクション | 破棄されたリモート セッションのガーベッジ コレクションを制御します。この設定を有効にすると、ガーベッジ コレクションの間隔としきい値を構成できます。 間隔はガーベッジ コレクタが実行される頻度を制御します。ミリ秒単位で間隔を設定します。 しきい値は、セッションが破棄された後でそれが削除候補となる前までに必要となる経過時間を決定します。秒単位でしきい値を設定します。 |
オーディオ再生 | リモート デスクトップでオーディオ再生を許可するかどうかを制御します。デフォルトでは、この設定は有効です。 |
イメージ品質 | リモート ディスプレイのイメージ品質を制御します。低画質、中画質、および高画質の 3 種類のイメージ品質プロファイルがあります。利用可能な帯域幅、最近使用したフレームレート、現在のフレームで最近変更された部分のサイズの制限の範囲で、エンコーダは可能な限り最高品質レベルを使用しようとします。エンコーダは、クライアント画面のどの部分が低画質または中画質であるのかを追跡し、それらの領域を画像を少しずつ上げて高画質に近づけます。 この設定を有効にすると、低品質、中画質、および高品質の JPEG 設定を異なる値に個別に変更できます。実際の低画質、中画質、および高画質の設定で使用される JPEG 画質レベルは、0 ~ 100 の範囲の数値として個々に構成できます。 彩度のサブサンプリングは、選択された JPEG 品質レベルに対応して有効になります。JPEG 品質が 80 以上に設定されると、彩度のサンプリングがオフになり、比率は使用可能な最高値 YUV-4:4:4 に設定されます。JPEG 品質が 79 以下に設定されると、比率は YUV-4:2:0 に設定されます。
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クリップボード リダイレクトの構成 | クリップボード リダイレクトを許可する方向を決定します。テキストのみをコピーおよび貼り付けできます。次のいずれかの値を選択できます。
この設定は View Agent または Horizon Agent にのみ適用されます。 この設定が無効または構成されていない場合、デフォルト値は [クライアントからサーバの方向のみ有効] です。 |
HTTP サービス | Blast Agent サービス用のセキュアな (HTTPS) TCP ポートに変更可能です。デフォルトのポートは 22443 です。 この設定を有効にしてポート番号を変更します。この設定を変更する場合は、影響を受けるリモート デスクトップ(View Agent または Horizon Agent のインストール先)のファイアウォールの設定も更新する必要があります。 |