Microsoft Windows インストーラ (MSI) のサイレント インストール機能を使用して、複数の Windows コンピュータに Connection Server の複製されたインスタンスをインストールできます。サイレント インストールはコマンド ラインを使用して行い、ウィザードのプロンプトに対応する必要はありません。

サイレント インストールを使うと、大規模なエンタープライズに VMware Horizon のコンポーネントを効率よく展開できます。

前提条件

手順

  1. VMware ダウンロード ページ (https://my.vmware.com/web/vmware/downloads) から、Connection Server インストーラ ファイルをダウンロードします。
    [デスクトップおよびエンドユーザー コンピューティング] で VMware Horizon のダウンロードを選択します。これには Connection Server ファイルが含まれます。

    インストーラのファイル名は、VMware-viewconnectionserver-x86_64-y.y.y-xxxxxx.exe です。xxxxxx は、ビルド番号であり、y.y.y はバージョン番号です。

  2. Windows Server コンピュータでコマンド プロンプトを開きます。
  3. インストール コマンドを 1 行で入力します。
    例: VMware-viewconnectionserver-y.y.y-xxxxxx.exe /s /v"/qn VDM_SERVER_INSTANCE_TYPE=2 ADAM_PRIMARY_NAME=cs1.companydomain.com VDM_INITIAL_ADMIN_SID=S-1-5-32-544"
    View 5.1 以降の複製された Connection Server インスタンスをインストールしていて、複製している既存の Connection Server インスタンスが View 5.0. x 以前の場合、データ リカバリ パスワードを指定する必要があり、パスワード リマインダを追加できます。例: VMware-viewconnectionserver-y.y.y-xxxxxx.exe /s /v"/qn VDM_SERVER_INSTANCE_TYPE=2 ADAM_PRIMARY_NAME=cs1.companydomain.com VDM_INITIAL_ADMIN_SID=S-1-5-32-544 VDM_SERVER_RECOVERY_PWD=mini VDM_SERVER_RECOVERY_PWD_REMINDER=""First car"""
    重要: サイレント インストールを実行する場合、データ リカバリ パスワードを含むフル コマンド ラインがインストーラの vminst.log ファイルに記録されます。インストールが完了したら、このログ ファイルを削除するか、 Horizon Console を使用してデータ リカバリ パスワードを変更します。
  4. Windows Server コンピュータで新しいパッチをチェックし、必要に応じて Windows Update を実行します。
    Connection Server をインストールする前に Windows Server コンピュータのパッチを完全に適用していたとしても、インストールによりオペレーティング システム機能が初めて有効になる場合があります。この場合、追加のパッチが必要になる場合があります。

結果

次の VMware Horizon サービスが Windows Server コンピュータにインストールされます。

  • VMware Horizon Connection Server
  • VMware Horizon Framework コンポーネント
  • VMware Horizon Message Bus コンポーネント
  • VMware Horizon スクリプト ホスト
  • VMware Horizon Security Gateway コンポーネント
  • VMware Horizon PCoIP Secure Gateway
  • VMware Horizon Blast Secure Gateway
  • VMware Horizon Web コンポーネント
  • VMware VDMDS(Horizon LDAP サービスを提供)

これらのサービスについては、Horizon の管理ドキュメントを参照してください。

インストール時に [HTML Access のインストール] 設定を選択した場合、HTML Access コンポーネントが Windows Server コンピュータにインストールされています。このコンポーネントにより、VMware Horizon ユーザー ポータル ページの HTML Access アイコンが構成され、Windows ファイアウォールでの [VMware Horizon Connection Server (Blast-In)] ルールが有効になります。このファイアウォール ルールにより、クライアント デバイス上の Web ブラウザは、TCP ポート 8443 で Connection Server に接続できるようになります。

次のタスク

Connection Server インスタンス用に SSL サーバ証明書を構成します。VMware Horizon Server 用の TLS 証明書の設定を参照してください。

Connection Server の複製インスタンスでは、初期の VMware Horizon 構成を行う必要はありません。複製されたインスタンスは、既存の Connection Server インスタンスから構成を継承します。

ただし、この Connection Server インスタンス用のクライアント接続設定の構成が必要な場合があり、大規模な展開をサポートするように Windows Server 設定を調整できます。Horizon Client 接続の構成および 展開の規模に合わせた Windows Server 設定の調整を参照してください。