Microsoft Windows インストーラ (MSI) のサイレント インストール機能を使用して、複数の Windows コンピュータで Connection Server の標準インストールを実行できます。サイレント インストールはコマンド ラインを使用して行い、ウィザードのプロンプトに対応する必要はありません。

サイレント インストールを使うと、大規模なエンタープライズに VMware Horizon のコンポーネントを効率よく展開できます。

前提条件

  • Connection Server をインストールする Windows Server コンピュータに、管理者権限のあるドメイン ユーザーとしてログインできることを確認します。
  • Horizon Connection Server の要件で説明されている要件をインストールが満たしていることを確認します。
  • 環境をインストール用に準備します。Horizon Connection Server のインストールの前提条件を参照してください。
  • ドメインのユーザーまたはグループを Horizon Administrator アカウントとして許可する場合は、ドメイン アカウントを Active Directory で作成したことを確認します。
  • MIT Kerberos 認証を使用して Connection Server をインストールする Windows Server 2008 R2 コンピュータにログインする場合、http://support.microsoft.com/kb/978116 の KB 978116 に解説されている Microsoft ホットフィックスをインストールしてください。
  • Windows ファイアウォールで Connection Server インスタンス用に開く必要があるネットワーク ポートについて理解します。Horizon Connection Server のファイアウォール ルールを参照してください。
  • Connection Server をインストールする Windows コンピュータにバージョン 2.0 以降の MSI ランタイム エンジンがあることを確認します。詳細については、マイクロソフトの Web サイトを参照してください。
  • MSI インストーラのコマンドライン オプションについて理解しておきます。Microsoft Windows インストーラ コマンド ライン オプションを参照してください。
  • Connection Server の標準インストールで使用できるサイレント インストール プロパティについて理解しておきます。Horizon Connection Server の標準インストールのサイレント インストールのプロパティを参照してください。

手順

  1. VMware ダウンロード ページ (https://my.vmware.com/web/vmware/downloads) から、Connection Server インストーラ ファイルをダウンロードします。
    [デスクトップおよびエンドユーザー コンピューティング] で VMware Horizon のダウンロードを選択します。これには Connection Server ファイルが含まれます。

    インストーラのファイル名は、VMware-viewconnectionserver-x86_64-y.y.y-xxxxxx.exe です。xxxxxx は、ビルド番号であり、y.y.y はバージョン番号です。

  2. Windows Server コンピュータでコマンド プロンプトを開きます。
  3. インストール コマンドを 1 行で入力します。
    例: VMware-viewconnectionserver-y.y.y-xxxxxx.exe /s /v"/qn VDM_SERVER_INSTANCE_TYPE=1 VDM_INITIAL_ADMIN_SID=S-1-5-32-544 VDM_SERVER_RECOVERY_PWD=mini VDM_SERVER_RECOVERY_PWD_REMINDER=""First car"""
    重要: サイレント インストールを実行する場合、データ リカバリ パスワードを含むフル コマンド ラインがインストーラの vminst.log ファイルに記録されます。インストールが完了したら、このログ ファイルを削除するか、 Horizon Console を使用してデータ リカバリ パスワードを変更します。
  4. Windows Server コンピュータで新しいパッチをチェックし、必要に応じて Windows Update を実行します。
    Connection Server をインストールする前に Windows Server コンピュータのパッチを完全に適用していたとしても、インストールによりオペレーティング システム機能が初めて有効になる場合があります。この場合、追加のパッチが必要になる場合があります。

結果

次の VMware Horizon サービスが Windows Server コンピュータにインストールされます。

  • VMware Horizon Connection Server
  • VMware Horizon Framework コンポーネント
  • VMware Horizon Message Bus コンポーネント
  • VMware Horizon スクリプト ホスト
  • VMware Horizon Security Gateway コンポーネント
  • VMware Horizon PCoIP Secure Gateway
  • VMware Horizon Blast Secure Gateway
  • VMware Horizon Web コンポーネント
  • VMware VDMDS(Horizon LDAP サービスを提供)

インストール時に [HTML Access のインストール] 設定を選択した場合、HTML Access コンポーネントが Windows Server コンピュータにインストールされています。このコンポーネントにより、VMware Horizon ユーザー ポータル ページの HTML Access アイコンが構成され、Windows ファイアウォールでの [VMware Horizon Connection Server (Blast-In)] ルールが有効になります。このファイアウォール ルールにより、クライアント デバイス上の Web ブラウザは、TCP ポート 8443 で Connection Server に接続できるようになります。

これらのサービスについては、Horizon の管理ドキュメントを参照してください。

次のタスク

Connection Server 用の SSL サーバ証明書を構成します。VMware Horizon Server 用の TLS 証明書の設定を参照してください。

VMware Horizon を初めて構成する場合は、Connection Server の初期構成を行います。VMware Horizon の初回構成を参照してください。