[Unity フィルタ ルール リスト] エージェント グループ ポリシー設定を使用すると、公開アプリケーションの使用時に Unity ウィンドウを除外したり、Unity ウィンドウを特定のタイプにマッピングできます。この機能は、ウィンドウが背景が黒くなったり、ドロップダウン ウィンドウのサイズが適切でないなど、表示上の問題がある場合に便利です。

[Unity フィルタ ルール リスト] グループ ポリシー設定は、VMware-Horizon-Extras-Bundle-YYMM-x.x.x-yyyyyyyy.zip ファイルにバンドルされている VMware View Agent 設定 ADMX テンプレート ファイル (vdm_agent.admx) ファイルにあります。インストール手順については、Active Directory への ADMX テンプレート ファイルの追加を参照してください。

[Unity フィルタ ルール リスト] グループ ポリシー設定を有効にしたら、[表示] をクリックして、[値] テキスト ボックスにフィルタリング ルールを入力します。フィルタリング ルールは特性とアクションから構成されます。map アクションを指定する場合は、タイプも指定する必要があります。次の表に、フィルタリング ルールで使用できる特性、アクション、タイプを示します。

表 1. Unity フィルタ ルールの特性、アクション、タイプ
特性 アクション タイプ
classname、company、product、major、minor、build、revision block、map normal、panel、dialog、tooltip、splash、toolbar、dock、desktop、widget、combobox、startscreen、sidepanel、taskbar、metrofullscreen、metrodocked

通常、Windows クラスの名前は優先特性になります(例: classname=CustomClassName)。ルールを特定の製品に制限する必要がある場合は、companyproductmajorminorbuildrevision 特性が表示されます。これらの特性の値は、実行ファイルの [プロパティ] ウィンドウで確認できます。これらの特性の値は、大文字と小文字が区別されます。特殊文字を含み、完全に一致する値を使用する必要があります。複数の特性を指定する場合は、すべての値がウィンドウに適用するルールと一致する必要があります。

アクションを指定する場合は、action=value の形式で入力します(例: action=block)。block アクションを使用すると、ウィンドウをクライアントに表示しないように Horizon Agent に指示します。block アクションは、クライアントでウィンドウが大きすぎたり、通常のウィンドウ フォーカスの動作に影響を与える場合に使用します。

map アクション(例: action=map)を使用すると、ハードコードされた特定のタイプとしてウィンドウを扱うように Horizon Agent に指示します。タイプを指定する場合は、ルールに type=value を指定する必要があります(例: type=normal)。ウィンドウが誤ったタイプにマッピングされているかどうか判断するのは難しいため、VMware のサポートによる指示があった場合にのみ、ウィンドウとタイプのマッピングを行ってください。

フィルタリング ルールの例

次のフィルタリング ルールは、MyClassName というクラス名のウィンドウをすべてブロックします。

classname=MyClassName;action=block

次のフィルタリング ルールは、MyProduct という名前の製品のウィンドウをすべてブロックします。

product=MyProduct;action=block

次のフィルタリング ルールは、カスタム クラスをコンボ ボックス タイプにマッピングします。

classname=MyClassName;action=map;type=combobox
注: [Unity フィルタ ルール リスト] グループ ポリシー設定は、RDS ホストの %ProgramData%\VMware\RdeServer\Unity Filters ディレクトリのファイルで指定されているフィルタリング ルールよりも優先度が低くなります。