URL コンテンツ リダイレクト グループ ポリシーの設定を使用する場合は、クライアントで開く URL([クライアント ルール] オプション)を指定するか、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションで開く URL([エージェント ルール] オプション)を指定する必要があります。
URL
[クライアント ルール] と [エージェント ルール] に URL を入力できます。ワイルドカード (*) を使用して、複数の URL に一致する URL パターンを指定できます。ルール エントリにピリオドを指定するには、ピリオドの前にエスケープ文字 (\) を追加します。たとえば、".*\.net" を指定した場合、xxxx.net はリダイレクトされますが、http://intranet はリダイレクトされません。
次の表に、URL を含むルール エントリの例を示します。
ルールのエントリ | 説明 |
---|---|
.* | すべての URL がリダイレクトされるように指定します。 この設定をエージェント ルール([エージェント ルール] オプション)に使用すると、すべての URL が指定のリモート デスクトップまたは公開アプリケーションで開きます。この設定をクライアント ルール([クライアント ルール] オプション)に使用すると、すべての URL がクライアントにリダイレクトされます。 |
.*\.acme\.com;.*\.example\.com | .acme.com や example.com というテキストを含むすべての URL がリダイレクトされるように指定します。複数のエントリを区切るにはセミコロンを使用します。エントリ間にスペースは使用できません。 |
.*\.acme\.com/software | .acme.com というテキストと /software サブディレクトリを含むすべての URL がリダイレクトされます。たとえば、http://www.acme.com/software がリダイレクトされます。また、http://www.acme.com/software/consumer もリダイレクトされます。 |
[スペースまたは空白] | URL をリダイレクトしないように指定します。たとえば、[クライアント ルール] オプションを空白のままにすると、どの URL もクライアントにリダイレクトされないように指定されます。 |
正規表現
[クライアント ルール] と [エージェント ルール] に正規表現を入力できます。構文については、URL コンテンツ リダイレクトでサポートされる正規表現ルールを参照してください。
IP アドレスと IP アドレス範囲のフィルタリング
「URL リダイレクトの IP アドレス ルールが有効かどうか」グループ ポリシー設定を有効にすると、[クライアント ルール] と [ エージェント ルール] に特定の IP アドレスまたは IP アドレス範囲を入力できます。
たとえば、「URL リダイレクトの IP アドレス ルールが有効かどうか」を有効に設定し、".*\.mycompany\.com;22.22.22.22;10.10.1.2-10.10.12.20" と入力すると、次の URL と IP アドレスがリダイレクトされます。
- .mycompany.com を含むすべての URL
- IP アドレス 22.22.22.22
- 10.10.1.2 ~ 10.10.12.20 の範囲内にあるすべての IP アドレス
- IP アドレス 22.22.22.22 に解決されるすべての URL
- IP アドレス範囲 10.10.1.2 ~ 10.10.12.20 に解決されるすべての URL
URL と IP アドレス(または IP アドレス範囲)の両方を入力すると、URL ルールの優先度が高くなります。URL が一致した場合、この URL を直接使用してリダイレクトが行われます。URL が一致しない場合、Horizon は DNS クエリを実行し、IP アドレス(または IP アドレス範囲)のフィルタリングを行います。
この機能は、Internet Explorer と IPv4 でのみサポートされます。デフォルトでは、この設定は無効です。