スキャナ リダイレクトを使用することで、エンド ユーザーはクライアント コンピュータにローカルに接続されたスキャナやイメージング デバイスを使用して、リモート デスクトップおよびアプリケーション内の情報をスキャンできます。
スキャナ リダイレクトは、TWAIN 形式、WIA 形式、Linux クライアントの SANE と互換性がある標準のスキャナやイメージング デバイスをサポートしています。
スキャナ リダイレクトのセットアップ オプションを使用して Horizon Agent をインストールすると、後から構成しなくても、リモート デスクトップおよびアプリケーションでスキャナ リダイレクトが機能します。リモート デスクトップまたはアプリケーションにスキャナ固有のドライバを構成する必要はありません。
Horizon Agent のインストールで [スキャナ リダイレクト] セットアップ オプションを選択すると、ホスト統合率に大きな影響を与えることがあります。ホスト統合を最適にするには、必要とするユーザーに対してのみ [スキャナ リダイレクト] セットアップ オプションが選択されるようにします。(デフォルトでは、Horizon Agent のインストール時に [スキャナ リダイレクト] オプションは選択されていません)。スキャナ リダイレクト機能を必要とするユーザーの場合は、個別のデスクトップ プールを設定し、そのプールでのみセットアップ オプションを選択します。
グループ ポリシー設定を構成してデフォルト値を変更し、特定のスキャニングおよびイメージング アプリケーションまたは環境に適応することができます。ポリシーを設定して機能をすべて無効または有効にすることもできます。ADMX テンプレート ファイルを使用すると、スキャナ リダイレクト グループ ポリシー設定を Active Directory サーバまたは個別のデスクトップにインストールできます。スキャナ リダイレクトのグループ ポリシー設定の構成を参照してください。
スキャニング データがリモート デスクトップまたはアプリケーションにリダイレクトされると、ユーザーはローカル コンピュータのスキャナやイメージング デバイスにアクセスできません。逆に言えば、デバイスがローカル コンピュータで使用中であれば、リモート デスクトップでそのデバイスにアクセスできません。