シリアル ポート リダイレクトのグループ ポリシー設定は、リダイレクトされた COM ポートの構成を制御します。これにはリモート デスクトップの [VMware Horizon のシリアル COM リダイレクト] メニューで使用できるオプションが含まれます。
シリアル ポート リダイレクト ADMX ファイルには、コンピュータの構成とユーザーの構成の両方のポリシーが含まれます。ユーザーの構成ポリシーによって、リモート デスクトップの指定されたユーザに異なる構成を設定できます。コンピュータの構成で構成されたポリシー設定は、ユーザーの構成で構成された対応する設定よりも優先されます。
設定 | コンピュータ | ユーザー | 説明 |
---|---|---|---|
PortSettings1 PortSettings2 PortSettings3 PortSettings4 PortSettings5 |
X | X | ポート設定は、クライアント システム上の COM ポートと、リモート デスクトップ上のリダイレクトされた COM ポートの間のマッピングを決定し、リダイレクトされた COM ポートに影響する他の設定を決定します。リダイレクトされた 各COM ポートを個別に構成します。 5 個のポート設定ポリシーを利用でき、最大 5 個の COM ポートをクライアントからリモート デスクトップにマッピングできます。構成する各 COM ポートのポート設定ポリシーを 1 つ選択します。ポート設定ポリシーを有効にすると、リダイレクトされた COM ポートに影響する以下の項目を設定できます。
特定の COM ポートのポート設定ポリシーを有効にすると、ユーザーはリダイレクトされたポートを接続/切断できますが、リモート デスクトップ上のポートのプロパティを構成することはできません。たとえば、ユーザーはデスクトップへのログイン時にポートが自動的にリダイレクトされるように設定することはできません。また、DSR 信号は無視できません。これらのプロパティはグループ ポリシー設定によって制御されます。
注: リダイレクトされた COM ポートは物理 COM ポートがローカルでクライアント システムに接続されている場合のみ接続されアクティブになります。クライアントに存在しない COM ポートをマップする場合、リダイレクトされたポートは非アクティブの表示になり、リモート デスクトップ上のツール トレイ メニューでは使用できません。
ポート設定ポリシーが無効になっているか構成されていない場合、リダイレクトされた COM ポートはユーザーがリモート デスクトップ上で構成した設定を使用します。[VMware Horizon のシリアル COM リダイレクト] メニュー オプションはアクティブでユーザーが使用できます。 これらの設定は、グループ ポリシー管理エディタの フォルダにあります。 |
Bandwidth limit | X | データ転送速度の限界を、リダイレクトされたシリアル ポートとクライアント システムの間の 1 秒あたりのキロバイト数で設定します。 この設定を有効にすると、リダイレクトされたシリアル ポートとクライアントの間の最大データ転送速度を決定する[バンド幅制限(キロバイト/秒)] ボックスの値を設定できます。値「0」はバンド幅制限を無効にします。 この設定が無効になっている場合、バンド幅制限は設定されていません。 この設定が構成されていない場合、リモート デスクトップのローカル プログラムの設定によって、バンド幅制限が設定されるかどうか決定します。 この設定は、グループ ポリシー管理エディタの フォルダにあります。 |
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Disable functionality | X | シリアル ポート リダイレクト機能を無効にします。 この設定を有効にすると、COM ポートはリモート デスクトップにリダイレクトされません。リモート デスクトップ上のシリアル ポート ツール トレイ アイコンも表示されません。 この設定が無効になっている場合、シリアル ポート リダイレクトは機能し、シリアル ポート ツール トレイ アイコンが表示され、[VMware Horizon のシリアル COM リダイレクト] メニューに COM ポートが表示されます。 この設定が構成されていない場合、リモート デスクトップへのローカルの設定によって、シリアル ポート リダイレクトが無効か有効かが決まります。 この設定は、グループ ポリシー管理エディタの フォルダにあります。 |
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Local settings priority | X | X | リモート デスクトップ上で構成された設定を優先します。 このポリシーを有効にすると、ユーザーがリモート デスクトップで構成するシリアル ポート リダイレクト設定が、グループ ポリシー設定よりも優先されます。グループ ポリシー設定は、設定がリモート デスクトップで構成されていない場合のみ有効になります。 この設定が無効になっているか構成されていない場合は、リモート デスクトップ上で構成された設定よりも、グループ ポリシー設定が優先されます。 この設定は、グループ ポリシー管理エディタの フォルダにあります。 |
Lock configuration | X | X | シリアル ポート リダイレクトのユーザー インターフェイスをロックし、ユーザーがリモート デスクトップの構成オプションを変更するのを防止します。 この設定を有効にすると、ユーザーはデスクトップのツール トレイ メニューから使用できるオプションを構成できません。ユーザーは [VMware Horizon のシリアル COM リダイレクト] メニューを表示できますが、オプションは非アクティブで変更はできません。 この設定が無効になっている場合、ユーザーは [VMware Horizon のシリアル COM リダイレクト] メニューのオプションを設定できます。 この設定が構成されていない場合、リモート デスクトップのローカル プログラムの設定によって、ユーザーが COM ポート リダイレクト設定を構成できるかどうかが決まります。 この設定は、グループ ポリシー管理エディタの フォルダにあります。 |
COM Port Isolation Mode | COM ポートの隔離モードを指定します。この設定を有効にすると、次のいずれかの隔離モードを選択できます。
この設定を行わないと、シリアル ポート リダイレクトは [完全隔離] モードで動作します。 |