USB に有用なログ ファイルは、クライアント システムとリモート デスクトップの両方のオペレーティング システムまたは RDS ホストにあります。トラブルシューティングを行うには、両方の場所にあるログ ファイルを使用します。特定のデバイスの製品 ID を見つけるには、クライアント側のログを使用します。

USB デバイスの分割またはフィルタリングを構成しようとしている場合、または特定のデバイスが Horizon Client メニューに表示されない理由を判断しようとしている場合は、クライアント側のログを確認します。クライアント ログは USB アービトレータ(USB 仲裁デバイス)および Horizon View USB サービスのために生成されます。Windows および Linux クライアントでのログ記録はデフォルトで有効になっています。Mac クライアントでは、ログ記録はデフォルトで無効になっています。Mac クライアントでログを有効にする方法については、『VMware Horizon Client for Mac のインストールとセットアップ ガイド』ドキュメントを参照してください。

USB デバイスの分割およびフィルタリングのポリシーを構成する場合、設定する一部の値で USB デバイス用の VID(ベンダー ID)および PID(製品 ID)が必要になります。VID および PID を見つけるには、vid および pid と組み合わされた製品名をインターネット検索できます。あるいは、Horizon Client の実行中に、USB デバイスをローカル システムに接続してクライアント側のログを調べることができます。次の表は、ログ ファイルのデフォルトの場所を示しています。

表 1. ログ ファイルの場所
クライアントまたはエージェント ログ ファイルのパス
Windows クライアント %PROGRAMDATA%\VMware\VDM\logs\debug-*.txt

C:\Windows\Temp\vmware-SYSTEM\vmware-usbarb-*.log

Horizon Agent %PROGRAMDATA%\VMware\VDM\logs\debug-*.txt
Mac クライアント /var/root/Library/Logs/VMware/vmware-view-usbd-xxxx.log

/Library/Logs/VMware/vmware-usbarbitrator-xxxx.log

Linux クライアント (デフォルトの場所)/tmp/vmware-root/vmware-view-usbd-*.log

デバイスがリモート デスクトップまたはアプリケーションにリダイレクトされた後に、デバイスに関する問題が発生する場合は、クライアント側とエージェント側両方のログを調べてください。