ローカル URL コンテンツ リダイレクト設定を作成し、特定の URL をリダイレクトして、リモート デスクトップまたは公開アプリケーションで開くことができます。ローカル URL コンテンツ リダイレクト設定は、ローカル ポッドでのみ表示されます。

HTTP、HTTPS、mailto、および callto など、リダイレクトに必要なプロトコルをいくつでも設定できます。callto プロトコルは Chrome ブラウザでのリダイレクトには対応していません。

ベスト プラクティスとして、HTTP および HTTPS プロトコルに対して同じリダイレクト設定を構成します。この方法では、ユーザーが mycompany.com などの部分的な URL を Internet Explorer に入力し、そのサイトが自動的に HTTP から HTTPS にリダイレクトされると、URL コンテンツ リダイレクト機能が期待どおりに動作します。この例では、HTTPS のルールを設定していても、HTTP に対して同じリダイレクト設定を設定していない場合、ユーザーが入力する部分的な URL はリダイレクトされません。

URL コンテンツ リダイレクトには、複数の設定を作成しないことをおすすめします。

ポッド フェデレーション全体で表示されるグローバル URL コンテンツ リダイレクト設定を作成するには、グローバル URL コンテンツ リダイレクト設定の作成を参照してください。

前提条件

手順

  1. Connection Server インスタンスにログインします。
  2. --createURLSetting オプションを指定して vdmutil コマンドを実行し、URL コンテンツ リダイレクト設定を作成します。
    vdmutil --createURLSetting --urlSettingName url-filtering --urlRedirectionScope LOCAL 
    [--description value] [--urlScheme value] [--entitledApplication value | --entitledDesktop value] [--agentURLPattern value]
    オプション 説明
    --urlSettingName URL コンテンツ リダイレクト設定の一意の名前。名前は url-filtering にする必要があります。
    --urlRedirectionScope URL コンテンツ リダイレクト設定の範囲。設定を ローカル ポッドのみに表示するには LOCAL を指定します。
    --description URL コンテンツ リダイレクト設定の説明。説明には 1 文字から 1024 文字が使用できます。
    --urlScheme http、https、mailto、または callto など URL コンテンツ リダイレクト設定が適用されるプロトコル。
    --entitledApplication たとえば iexplore-2012 など、指定された URL を開くために使用されるローカル アプリケーション プールの名前を表示します。このオプションを使用して、ローカル RDS デスクトッププールの表示名も指定できます。
    --entitledDesktop たとえば Win10 など、指定された URL を開くために使用されるローカル デスクトップ プールの名前を表示します。RDS デスクトップ プールでは、--entitledApplication オプションを使用します。
    --agentURLPattern リモート デスクトップまたは公開アプリケーションで開く必要がある URL を指定する引用符で囲まれた文字列。
  3. (オプション) 作成した URL コンテンツ リダイレクト設定にプロトコル、URL、およびローカル リソースを追加するには、--updateURLSetting オプションを指定して vdmutil コマンドを実行します。
    vdmutil --updateURLSetting --urlSettingName url-filtering --urlRedirectionScope LOCAL 
    [--description value][--urlScheme value][--entitledApplication value | --entitledDesktop value] [--agentURLPattern value]
    これらのオプションは、 --createURLSetting オプションを指定した vdmutil コマンドと同じです。

例: ローカル URL コンテンツ リダイレクト設定の作成

次の例では、 url-filtering という名前のローカル URL コンテンツ リダイレクト設定を作成しています。この設定は、 http://google.* というテキストを含むすべてのクライアント URL を iexplore2012 という名前のアプリケーション プールにリダイレクトします。
VdmUtil --createURLSetting --urlSettingName url-filtering --urlScheme http 
--entitledApplication iexplore2012 --agentURLPattern "http://google.*" 
--urlRedirectionScope LOCAL --authAs johndoe --authDomain mydomain --authPassword secret
次の例は、 url-filtering 設定を更新して、 https://google.* というテキストを含むすべてのクライアント URL を iexplore2012 という名前のアプリケーション プールにリダイレクトします。
vdmutil --updateURLSetting --urlSettingName url-filtering --urlScheme https 
--entitledApplication iexplore2012 --agentURLPattern "https://google.*" 
--urlRedirectionScope LOCAL --authAs johndoe --authDomain mydomain --authPassword secret
次の例は、 url-filtering 設定を更新して、 mailto://.*.mycompany.com というテキストを含むすべてのクライアント URL を Outlook2008 という名前のアプリケーション プールにリダイレクトします。
vdmutil --updateURLSetting --urlSettingName url-filtering --urlScheme mailto 
--entitledApplication Outlook2008 --agentURLPattern "mailto://.*.mycompany.com" 
--urlRedirectionScope LOCAL --authAs johndoe --authDomain mydomain --authPassword secret

次のタスク

ユーザーまたはグループに URL コンテンツ リダイレクト設定を割り当てます。ユーザーまたはグループへの URL コンテンツ リダイレクト設定の割り当てを参照してください。