PCoIP 表示プロトコルを構成して、プログレッシブ構築またはロスレス構築と呼ばれるエンコーディング方法を使用できます。この方法により、制約のあるネットワーク条件下でも全体的に最適なユーザー体験を提供できます。この機能は、デフォルトでオフになっています。

ロスレス構築機能ではロッシー イメージと呼ばれる高度に圧縮された初期イメージを提供し、その後プログレッシブに完全なロスレス状態まで構築します。ロスレス状態とは、イメージが意図したとおり完全に忠実に表示されることです。

LAN 上では、PCoIP は、テキストを常にロスレス圧縮を使用して表示します。ロスレス機能が有効になっていて、セッションあたりの使用可能帯域幅が 1Mbs を下回った場合には、PCoIP は最初にロッシー テキスト イメージを表示し、そのイメージを素早くロスレス状態に構築します。このアプローチにより、ネットワーク条件が変化する中でもデスクトップの応答が早い状態に保ち、可能な限り最高の状態のイメージを表示することで、ユーザーに最適な体験を提供できます。

ロスレス構築機能には次の特長があります。

  • 動的にイメージ品質を調整
  • 混雑しているネットワーク上でイメージ品質を低減
  • 画面更新の待ち時間を減らすことにより、応答性を維持
  • ネットワークの混雑解消時には最大イメージ品質を回復

Turn off Build-to-Lossless feature グループ ポリシー設定を無効にして、ロスレス構築機能をオンにすることができます。PCoIP のバンド幅設定を参照してください。