デフォルトでは、Windows Media MMR は Windows と公開デスクトップ上で実行される単一ユーザー デスクトップのネットワーク状態に適応します。

Horizon Client とリモート デスクトップの間のネットワーク遅延が 29 ミリ秒以下の場合、ビデオは Windows Media MMR を使用してリダイレクトされます。ネットワーク遅延が 30 ミリ秒以上の場合、ビデオはリダイレクトされません。代わりに、ビデオは ESXi ホストでレンダリングされ、PCoIP を介してクライアントに送信されます。

デスクトップ上で RedirectionPolicy レジストリ設定を構成して、ネットワーク遅延に関係なく Windows Media MMR がマルチメディア リダイレクトを実行するように強制することで、この機能を上書きできます。

手順

  1. リモート デスクトップで Windows レジストリ エディタを起動します。
  2. リダイレクト ポリシーを制御する Windows レジストリ キーに移動します。
    リモート デスクトップで構成するレジストリ キーは、Windows Media Player のバージョンが何ビット版かによって異なります。
    オプション 説明
    64 ビット版 Windows Media Player
    • 64 ビット版デスクトップの場合、レジストリ キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\VMware,Inc.\VMware tsmmr
    32 ビット版 Windows Media Player
    • 32 ビット版デスクトップの場合、レジストリ キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\VMware,Inc.\VMware tsmmr を使用します。
    • 64 ビット版デスクトップの場合、レジストリ キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Wow6432Node\VMware,Inc.\VMware tsmmr
  3. RedirectionPolicy の値を always に設定します。
    Value name = RedirectionPolicy
    Value Type = REG_SZ
    Value data = always
  4. Windows Media Player をデスクトップで再起動して、更新した値を有効にします。