Ubuntu 16.04 または 18.04 仮想マシン (VM) で True SSO 機能を有効にするには、True SSO 機能が依存するライブラリ、スマート カード認証で使用するルート CA 証明書、Horizon Agent をインストールします。また、一部の構成ファイルを編集して、認証設定を完了する必要があります。
次の手順に従って、Ubuntu 16.04 または 18.04 仮想マシンで True SSO を有効にします。
手順
- Ubuntu 仮想マシンで pkcs11 サポート パッケージをインストールします。
sudo apt install libpam-pkcs11
- libnss3-tools パッケージをインストールします。
sudo apt install libnss3-tools
- ルート CA 証明書をインストールします。
- ダウンロードしたルート CA 証明書を .pem ファイルに転送します。
openssl x509 -inform der -in /tmp/certificate.cer -out /tmp/certificate.pem
- システム データベースを格納する /etc/pki/nssdb ディレクトリを作成します。
sudo mkdir -p /etc/pki/nssdb
- certutil コマンドを使用して、ルート CA 証明書をシステム データベース /etc/pki/nssdb にインストールします。
sudo certutil -A -d /etc/pki/nssdb -n "root CA cert" -t "CT,C,C" -i /tmp/certificate.pem
- ルート CA 証明書を /etc/pam_pkcs11/cacerts にディレクトリにコピーします。
mkdir -p /etc/pam_pkcs11/cacerts
sudo cp /tmp/certificate.pem /etc/pam_pkcs11/cacerts
- ルート CA 証明書のハッシュ リンクを作成します。/etc/pam_pkcs11/cacerts ディレクトリで、次のコマンドを実行します。
- Horizon Agent パッケージをインストールして、True SSO を有効にします。
sudo ./install_viewagent.sh -T yes
- 次のパラメータを Horizon Agent カスタム構成ファイル (/etc/vmware/viewagent-custom.conf) に追加します。次の例を使用します。NETBIOS_NAME_OF_DOMAIN は、組織のドメインの NetBIOS 名です。
NetbiosDomain=NETBIOS_NAME_OF_DOMAIN
- /etc/pam_pkcs11/pam_pkcs11.conf 構成ファイルを編集します。
- 必要であれば、/etc/pam_pkcs11/pam_pkcs11.conf 構成ファイルを作成します。/usr/share/doc/libpam-pkcs11/examples でサンプル ファイルを探し、このファイルを /etc/pam_pkcs11 ディレクトリにコピーして、ファイル名を pam_pkcs11.conf に変更します。必要であえば、ファイルのコンテンツにシステム情報を追加します。
- 次の例に似たコンテンツが含まれるように、/etc/pam_pkcs11/pam_pkcs11.conf 構成ファイルを編集します。
use_pkcs11_module = coolkey;
pkcs11_module coolkey {
module = /usr/lib/vmware/viewagent/sso/libvmwpkcs11.so;
slot_num = 0;
ca_dir = /etc/pam_pkcs11/cacerts;
nss_dir = /etc/pki/nssdb;
}
- PAM 構成ファイルで auth パラメータを変更します。
- PAM 構成ファイルを開きます。
- Ubuntu 16.04 の場合は、/etc/pam.d/lightdm を開きます。
- Ubuntu 18.04 の場合は、/etc/pam.d/gdm-vmwcred を開きます。
- 次の例のように、PAM 構成ファイルを編集します。
auth requisite pam_vmw_cred.so
auth sufficient pam_pkcs11.so try_first_pass
- 仮想マシンを再起動して、再度ログインします。