アプリケーション プールとして公開するアプリケーションを手動で指定できます。手動で指定するアプリケーションがまだインストールされていない場合、Horizon に警告メッセージが表示されます。公開アプリケーションは、同時に複数のユーザー セッションをサポートできます。

前提条件

  • ベース ファーム内のすべての Linux ホスト マシンにアプリケーションをインストールします。
  • Linux ホスト マシンのファームを作成します。Linux 仮想マシンの手動ファームの作成またはLinux ホストでの自動インスタント クローン ファームの作成を参照してください。
    注: 公開デスクトップと公開アプリケーションの複数セッション ホストとして構成できるのは、RHEL Workstation 7.8、7.9、8.1、8.2、8.3 または Ubuntu 18.04、20.04 を実行している仮想マシンだけです。 公開アプリケーションでは、vGPU 機能はサポートされていません。

手順

  1. Horizon Console で、[インベントリ] > [アプリケーション] の順に選択します。
  2. [追加] > [手動で追加] の順に選択します。
    プールを構成するダイアログ ボックスが表示されます。
  3. 必要な設定を行います。
    設定 説明
    [アプリケーション プール タイプ]

    [RDS ファーム] を選択し、ドロップダウン メニューから Linux ベースのファームを選択します。

    注: Linux アプリケーション プールを作成するには、マルチ セッション機能が有効になっている Linux ホスト マシンのファームのプールをベースにする必要があります。単一セッション Linux マシンの仮想デスクトップ プールから Linux アプリケーション プールを作成することはできません。
    [ID] Horizon Console でプールを識別する一意の名前。このフィールドは必須です。
    [表示名] Horizon Client にログインする際にユーザーに表示されるプール名。表示名を指定しない場合は、[ID] と同じになります。
    [アクセス グループ] これは読み取り専用フィールドです。アプリケーション プールのベースとなるファームを作成する場合に、アクセス グループを指定する必要があります。
    [バージョン] アプリケーションのバージョン。
    [パブリッシャ] アプリケーションのパブリッシャ。
    [パス] アプリケーションのフル パス名。たとえば、/usr/bin/gnome-terminal。このフィールドは必須です。
    [開始フォルダ] アプリケーションの開始ディレクトリのフル パス名。
    [パラメータ] アプリケーションの起動時にアプリケーションに渡すパラメータ。たとえば、-username user1 -loglevel 3 を指定できます。
    [説明] このアプリケーション プールの説明。
    [事前起動]

    このオプションは、ユーザーが Horizon Client でアプリケーションを開く前にアプリケーション セッションを開始するように公開アプリケーションを設定する場合に選択します。公開アプリケーションを起動するときに、Horizon Client でより速くアプリケーションを開始できます。

    このオプションを有効にすると、Horizon Client からサーバへの接続方法に関係なく、ユーザーが Horizon Client でアプリケーションを開く前に、構成済みのアプリケーション セッションが起動されます。

    注: Linux ベースのファームを追加または編集するときに [事前起動セッションのタイムアウト (アプリケーションのみ)] オプションが設定されていると、アプリケーション セッションが切断されます。
    [Connection Server の制限]

    特定の Connection Server からアプリケーション プールへのアクセスを制限するには、[参照] をクリックして、1 台以上の Connection Server を選択します。デフォルト値は [制限なし] です。

    VMware Workspace ONE Access から公開アプリケーションへのアクセスを提供することを意図して Connection Server 制限を構成すると、これらのアプリケーションが実際には制限されている場合でも VMware Workspace ONE Access でユーザーにアプリケーションが表示されることがあります。VMware Workspace ONE Access ユーザーはこれらのアプリケーションを起動できません。

    [カテゴリ フォルダ]

    Windows クライアント デバイスのアプリケーション プール資格に、スタート メニューのショートカットを含むカテゴリ フォルダの名前を指定できます。この設定を行うには、[参照] をクリックします。デフォルト値は [無効化] です。

    [クライアントの制限]

    資格を付与されたアプリケーション プールへの特定のクライアント コンピュータからのアクセスを制限するかどうかを選択します。

    アプリケーション プールへのアクセスを許可するコンピュータの名前を Active Directory セキュリティ グループに追加する必要があります。アプリケーション プール資格にユーザーまたはグループを追加するときに、このセキュリティ グループを選択できます。

    デフォルトでは、この設定は無効になっています。

    [プールの追加後にユーザーに資格を付与] このオプションを選択すると、プールが作成された後に [資格を追加] ダイアログ ボックスが自動的に表示されます。
    [複数セッション モード]

    [無効] を選択します。

    注: Linux アプリケーション プールでは、複数セッション モードを有効にできません。複数セッション モードを有効にする設定を指定した場合、その設定は無効になります。

    Linux 公開アプリケーションは、単一セッション モードでのみ構成できます。たとえば、クライアント A でユーザーが公開アプリケーションを開き、クライアント B で同じ公開アプリケーションまたは同じファームの別の公開アプリケーションを開くと、クライアント A のセッションが切断し、クライアント B に再接続します。

  4. [送信] をクリックして、公開アプリケーション プールを作成します。

次のタスク

プールにアクセスするための資格をユーザーに付与します。アプリケーション プール ページの [ ユーザー数] 列で、公開アプリケーションの使用資格を持つユーザーの数も確認できます。

アプリケーションを実行できる十分なリソースがある Linux ホスト マシンでのみ Connection Server がアプリケーションを起動するように限定するには、アプリケーション プールにアンチアフィニティ ルールを設定します。詳細については、Horizon での公開されたデスクトップとアプリケーションのセットアップを参照してください。