セッション共同作業機能を使用すると、他のユーザーを既存の Linux リモート デスクトップ セッションに招待できます。
セッション共同作業のシステム要件
セッション共同作業機能を使用するには、VMware Horizon 環境が特定の要件を満たしている必要があります。
コンポーネント | 要件 |
---|---|
Linux リモート デスクトップ | セッション共同作業機能は、次の Linux ディストリビューションおよびデスクトップ環境を実行しているリモート デスクトップでサポートされています。
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Connection Server | Connection Server インスタンスはエンタープライズ ライセンスを使用します。 |
表示プロトコル | VMware Blast |
注: RHEL 8.x デスクトップでセッション共同作業をサポートするには、追加のシステム設定が必要になります。
RHEL 8.x デスクトップのセッション共同作業の設定を参照してください。
セッション共同作業機能を使用する方法については、『Horizon Client』ドキュメントを参照してください。
構成ファイルでのセッション共同作業オプションの設定
セッション共同作業機能を有効または無効にするには、
/etc/vmware/viewagent-custom.conf ファイルで次のオプションを設定します。
- CollaborationEnable
共同作業セッションの設定を行うには、
/etc/vmware/config ファイルで次のオプションを設定します。
- collaboration.logLevel
- collaboration.maxCollabors
- collaboration.enableEmail
- collaboration.serverUrl
- collaboration.enableControlPassing
セッション共同作業機能の制限事項
セッション共同作業機能には、次の一般的な制限があります。
- 共同作業セッションでは、次のリモート デスクトップ機能は使用できません。
- USB リダイレクト
- オーディオ入力リダイレクト
- クライアント ドライブのリダイレクト
- スマート カード リダイレクト
- クリップボード リダイレクト
- 共同作業セッションでは、リモート デスクトップの解像度は変更できません。
- 同じクライアント マシンで複数の共同作業セッションを実行することはできません。
KDE デスクトップ環境の RHEL 7.5 デスクトップでの共同作業セッションには、次の制限があります。
- セッション共同作業のメニューを表示するには、システム トレイのセッション共同作業アイコンを右クリックする必要があります。アイコンの左クリックは機能しません。
- [E メール] ボタンが表示されることがあります。これは、共同作業者に招待メールを送信する場合に使用しますが、最初はアクティブになっていません。ボタンをアクティブにするには、KDE デスクトップ環境のデフォルトの e メール アプリケーションを設定する必要があります。
注: セッション共同作業に関する問題のトラブルシューティングを行う場合は、次の解決策を試してください。
- ユーザーがリモート デスクトップに初めてログインした後に、システム トレイにセッション共同作業のアイコンが表示されない場合は、デスクトップから切断して再接続するようにユーザーに指示します。通常、デスクトップに再接続した後にセッション共同作業のアイコンが表示されます。
- ユーザーが初めてリモート デスクトップにログインした後に、システム トレイのセッション共同作業アイコンが応答しなくなった場合は、リモート デスクトップ ウィンドウのサイズを変更するようにユーザーに指示します。セッション共同作業アイコンは、デスクトップ ウィンドウのサイズが変更された後に応答するようになります。