ディスク領域を割り当てるときは、オペレーティング システム、アプリケーション、およびユーザーがインストールまたは生成する可能性のあるその他のコンテンツを格納できるだけの領域を割り当てます。通常この容量は、物理 PC に搭載されているディスクのサイズを下回ります。

データセンターのディスク容量は通常、従来の PC 展開でのデスクトップまたはラップトップのディスク容量よりもギガバイトあたりのコストが高いため、オペレーティング システムのイメージ サイズを最適化してください。イメージ サイズを最適化するために、次の提案が有効な場合があります。

  • 不要なファイルを削除します。たとえば、一時インターネット ファイルに割り当てられた領域を削減します。
  • インデクサ サービス、デフラグメント サービス、および復元ポイントなどの Windows サービスをオフにします。詳細については、Horizon での仮想デスクトップのセットアップを参照してください。
  • 将来の増加を十分見越しながらも、非現実的なほど大きくない仮想ディスク サイズを選択します。
  • ユーザーが生成するコンテンツとユーザーがインストールするアプリケーションには、中央で管理されるファイル共有または App Volumes を使用します。
  • vCenter Server で容量の再利用を有効にして、ゲスト OS 内の古いデータまたは削除されたデータが占めている領域を自動的に再利用します。

必要なストレージ容量については、各仮想デスクトップで使用される次のファイルを考慮に入れる必要があります。

  • ESXi サスペンド ファイルは、仮想マシンに割り当てられた RAM 容量に等しいサイズになります。
  • デフォルトでは、Windows のページ ファイルは RAM の 150% に相当します。
  • ログ ファイルは、各仮想マシンのために 100MB を使用できます。
  • 仮想ディスク、つまり .vmdk ファイルには、オペレーティング システム、アプリケーション、将来のアプリケーション アップデートおよびソフトウェア アップデートを格納する必要があります。ローカル ユーザー データおよびユーザーがインストールするアプリケーションをファイル共有ではなく仮想デスクトップ上に配置する場合は、それらも仮想ディスクに格納する必要があります。

    インスタント クローンを使用する場合は、ログイン セッション内で .vmdk ファイルのサイズが次第に大きくなります。ユーザーがログアウトするとインスタント クローン デスクトップは自動的に削除され、新しいインスタント クローンが作成されて次のユーザーがログインする準備が整います。このプロセスによってデスクトップは事実上更新され、元のサイズに戻ります。

ユーザーのディスク領域不足を確実に防止するため、この見積もりに 15% を加えてもかまいません。