VMware Horizon イベントを Syslog 形式で生成すると、分析ソフトウェアからイベント データにアクセスできます。

Connection Server グループ内で構成する必要があるホストは 1 台だけです。グループの他のホストは自動的に構成されます。

イベントのファイル ベースのログ記録を有効にすると、イベントはローカル ログ ファイルに蓄積されます。ファイル共有を指定すると、これらのログ ファイルはその共有に移動されます。

  • イベント ログのローカル ディレクトリの最大サイズは、最も古いファイルが削除される前に閉じられたログ ファイルを含めて 300 MB です。Syslog 出力のデフォルトの出力先は %PROGRAMDATA%\VMware\VDM\events\ です。
  • Syslog サーバがない場合や、現在の Syslog サーバまたはイベント データベースではニーズが満たせない場合は、UNC パスを使用して長期的なイベントのレコードのログ ファイルを保存します。

別の方法として、vdmadmin コマンドを使用してイベントのファイル ベースのログを Syslog 形式で構成できます。Horizon の管理ドキュメントで、vdmadmin コマンドの -I オプションを使用した Syslog 形式での VMware Horizon イベント ログ メッセージの生成に関するトピックを参照してください。

重要: Syslog サーバに送信されるときに、Syslog データはソフトウェア ベースの暗号化なしにネットワーク間で送信され、ユーザー名などの秘密データが含まれている場合があります。VMware は、IPSEC などのリンク レイヤ セキュリティを使用して、こうしたデータがネットワーク上でモニターリングする可能性を回避することを推奨します。

前提条件

イベントを Syslog 形式で記録できるようにするか、Syslog サーバに送信できるようにする、またはその両方を実現できるように Connection Server を構成するには、以下の情報が必要です。

  • Syslog サーバを使用して UDP ポートで VMware Horizon イベントをリッスンする予定にしている場合、Syslog サーバの DNS 名または IP アドレスと UDP ポート番号が必要です。デフォルトの UDP ポート番号は 514 です。
  • フラット ファイル形式でログを収集する予定にしている場合は、ログ ファイルを格納するファイル共有およびフォルダまでの UNC パスが必要で、ファイル共有に書き込む権限を持つアカウントのユーザー名、ドメイン名、パスワードが必要です。

手順

  1. Horizon Console で、[設定] > [イベント設定] の順に選択します。
  2. (オプション) [Syslog] 領域で、イベントを Syslog サーバに送信するように Connection Server を構成するには、[Syslog サーバに送信] の下にある [追加] をクリックし、サーバ名または IP アドレスと UDP ポート番号を入力します。
  3. (オプション) [ファイル システムへのイベント] 領域で、イベント ログ メッセージを生成してログファイルに Syslog 形式で保存するかどうかを選択します。
    オプション 説明
    Always イベント ログ メッセージが常に生成され、Syslog 形式で保存されます。
    エラー時にファイルにログを記録する(デフォルト) イベント データベースまたは Syslog サーバにイベントを書き込むときに問題が発生した場合、監査イベントがログ ファイルに記録されます。このオプションは、デフォルトで有効になっています。
    実行しない イベント ログ メッセージが生成されず、Syslog 形式で保存されません。
    ログ ファイルは、ファイル共有までの UNC パスを指定しない限り、ローカルで保持されます。
  4. (オプション) VMware Horizon イベント ログ メッセージをファイル共有に保存するには、[場所にコピー] の下にある [追加] をクリックして、ログ ファイルを保存するファイル共有またはフォルダまでの UNC パスを入力し、ファイル共有に書き込み権限を持つアカウントのユーザー名、ドメイン名、パスワードを入力します。
    以下は、UNC パスの例です。
    \\syslog-server\folder\file