ロケーション ベースの印刷を設定するには、[LBP 設定 UI] グループ ポリシー設定を構成します。このグループ ポリシー設定は、プリンタをリモート デスクトップにマッピングする名前変換表です。表の各行を使用して、特定のプリンタを識別し、そのプリンタの一連の変換ルールを定義します。変換ルールは、プリンタが特定のクライアント システムのリモート デスクトップにマッピングされているかどうかを判定します。

ユーザーがリモート デスクトップに接続すると、VMware Horizon は、クライアント システムを表の各プリンタに関連付けられている変換ルールと比較します。クライアント システムがプリンタに設定されているすべての変換ルールに該当する場合、またはプリンタに変換ルールが関連付けられていない場合、VMware Horizon はユーザーのセッション中にプリンタをリモート デスクトップにマッピングします。

クライアント システムの IP アドレス、名前、および MAC アドレス、さらにユーザーの名前とグループに基づいて変換ルールを定義できます。グループは複数のユーザーから構成されます。1 人のユーザーは複数のグループに属することができます。グループ タイプに応じて、グループをネストし、リソースへのアクセス権を付与できます。

特定のプリンタに対し、1 つの変換ルールまたは複数の変換ルールを組み合わせて指定できます。

以前の VMware Horizon リリースで変換ルールを定義し、それらのルールが XML ファイルに含まれている場合は、XML ファイルを [LBP 設定 UI] グループ ポリシー設定にインポートします。

プリンタをリモート デスクトップにマッピングするために使用される情報は、リモート デスクトップのHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\VMware, Inc.\VMware VDM\PrintRedirLBPSettingData レジストリ エントリに保存されます。

前提条件

  • Active Directory サーバで、Microsoft MMC およびグループ ポリシー オブジェクト エディタ スナップインが使用できることを確認します。
  • Active Directory サーバに vmware-print-lbpsettingui.dll ファイルをインストールします。ロケーション ベースの印刷のユーザー インターフェイスのインストールを参照してください。
  • 名前変換テーブルの構文について理解しておきます。ロケーション ベースの印刷の変換テーブルの構文を参照してください。
  • ロケーションベースのグループ ポリシー設定の GPO を作成し、それをリモート デスクトップが格納されている OU にリンクします。Horizon グループ ポリシーの GPO の作成方法の例については、Horizon グループ ポリシーの GPO の作成を参照してください。
  • 印刷ジョブはリモート デスクトップからプリンタに直接送信されるため、必要なプリンタ ドライバがリモート デスクトップにインストールされていることを確認します。

手順

  1. Active Directory サーバで、[グループ ポリシー管理エディタ] を開きます。
  2. [コンピューターの構成] を展開し、[ソフトウェア設定] フォルダを開いて、[LBP 設定 UI] を選択します。
    コンピュータ固有のポリシーは、リモート デスクトップに接続するユーザーに関係なく、すべてのリモート デスクトップに適用されます。
  3. [ポリシー] ペインで、[自動接続の構成] をダブルクリックします。
  4. [有効化] を選択してグループ ポリシー設定を有効にします。
    注: [無効化] をクリックすると、すべての表エントリが削除されます。万一のため、後でインポートできるように構成を保存してください。
  5. リモート デスクトップにマッピングするプリンタを追加し、それらの関連変換ルールを定義します。
    または、XML ファイルに構成が存在する場合は、 [既存のファイル データから構成をインポート] ボタンをクリックして、XML ファイルをインポートします。
  6. 変更内容を保存するには、[OK] をクリックします。