すべてのクライアント セッションに影響を与えるように Horizon ポリシーを構成することも、特定のデスクトップ プールまたはユーザーに影響を与えるように View ポリシーを適用することもできます。

次の表では、Horizon グループ ポリシー設定を説明します。

表 1. Horizon ポリシー
ポリシー 説明
マルチメディア リダイレクト (MMR) クライアント システムで MMR を有効にするかどうかを指定します。

MMR は Windows Media Foundation のフィルタであり、マルチメディア データをリモート デスクトップ上の特定のコーデックから TCP ソケット経由で直接クライアント システムに転送します。その後、データはクライアント システム上で直接デコードされ、そこで再生されます。

デフォルト値は [拒否] です。

クライアント システムにローカル マルチメディアのデコードを処理する十分なリソースがない場合、設定を [拒否] のままにします。

マルチメディア リダイレクト (MMR) データは、アプリケーション ベースの暗号化なしでネットワークを介して送信され、リダイレクトされる内容によっては機密データが含まれる場合があります。このデータがネットワークで盗まれないようにするには、安全なネットワークで MMR だけを使用してください。

USB Access(USB アクセス) リモート デスクトップがクライアント システムに接続されている USB デバイスを使用できるかどうかを指定します。

デフォルト値は [許可] です。セキュリティ上の理由のため、外部デバイスを使用できないようにするには、設定を [拒否] に変更します。

PCoIP ハードウェアのアクセラレーション PCoIP 表示プロトコルのハードウェアのアクセラレーションを有効にするかどうか、および PCoIP ユーザー セッションに割り当てられるアクセラレーションの優先度を指定します。

この設定は、リモート デスクトップをホストする物理コンピュータ上に PCoIP ハードウェアのアクセラレーション デバイスが存在する場合にのみ有効です。

デフォルト値は [許可] で、優先度が [中] です。