登録済みの物理マシンは、Horizon Agent がインストールされ、Connection Server に登録されている物理コンピュータです。

登録済み物理マシンを含む手動デスクトップ プールを作成すると、エンドユーザーは会社の物理コンピュータにリモートから安全な方法でアクセスできます。会社のオフィスにある物理マシンにアクセスする必要がある場合、VPN を使用しなくても、セキュリティを維持しながらリモートからアクセスすることができます。

フローティング ユーザー割り当てと専用ユーザー割り当ての両方がサポートされます。専用割り当てを使用すると、個々のデスクトップを手動で割り当て、各従業員が自分の物理マシンに接続できるようにすることもできます。単一の登録済み物理マシンを使用して手動デスクトップ プールを作成し、デスクトップ プールの物理マシンに対してシングル ユーザー アクセスを許可することもできます。

専用割り当てを使用すると、デスクトップ プール内の各物理マシンに複数のユーザーを割り当てることができます。これにより、ユーザーごとに専用のマシンを予約するのではなく、シフト ワーカーで同じデスクトップを共有できます。

物理マシンは、NVIDIA GPU とエンコーダをサポートします。物理マシンは、Horizon Agent オペレーティング システムで使用できる GPU 機能を直接利用することもできます。詳細については、VMware ナレッジベース (KB) の記事、https://kb.vmware.com/s/article/78690を参照してください。

次の NVIDIA シリーズがテスト済みです。
  • NVIDIA Studio ドライバ 462.59
  • NVIDIA Titan シリーズ
  • GeForce 30 シリーズ
  • GeForce 20 シリーズ
  • GeForce 16 シリーズ
  • GeForce 10 シリーズ
  • NVIDIA Quadro ドライバ R460 U7 (462.59)
  • NVIDIA RTX シリーズ
  • M4000
  • P4000
  • K620

ワークフローの次の手順を実行し、登録済み物理マシンを含む手動デスクトップ プールを作成します。

  • リモート デスクトップ アクセスを提供するための物理マシンを準備します。この物理マシンを手動デスクトップ プールに追加する前に、各マシンを個別に準備する必要があります。各マシンで Horizon Agent がインストールされ、実行されている必要があります。非 vSphere 仮想マシンを準備するには、Horizon 8 管理のための非 vSphere マシンの準備を参照してください。
  • プールを作成するために指定する必要がある構成情報を収集します。手動デスクトップ プールの作成用ワークシートを参照してください。次のオプションは、登録済み物理マシンを含む手動デスクトップ プールでサポートされません。
    • 電源ポリシーはサポートされていません。
    • PCoIP はサポートされていません。
  • 手動デスクトップ プールを作成して [その他のソース] オプションを選択し、デスクトップ プール ソースとして vSphere 仮想マシンを選択します。手動デスクトップ プールの作成を参照してください。
  • 手動デスクトップ プールにアクセスするための資格をユーザーに付与します。Horizon の管理の「資格のあるユーザーとグループ」を参照してください。
  • 登録されていない非 vSphere マシンに管理タスクを実行します。登録済みの非 vSphere マシンの管理を参照してください。
注: 登録済み物理マシンを含む手動デスクトップ プールでは、Wake-on-LAN がサポートされます。この機能を使用すると、資格のあるユーザーが Connection Server と接続している間に物理マシンを起動できます。Wake-on-LAN は、登録済みの物理マシンを含む専用割り当ての手動デスクトップ プールの VMware Blast プロトコルでサポートされます。Wake-on-LAN の詳細については、 Horizon アーキテクチャの計画の「VMware Blast Extreme」を参照してください。

物理マシンの使用方法については、https://techzone.vmware.com に公開されている『Using Horizon 7 to Access Physical Windows Machines』を参照してください。