VMware 仮想化プラットフォームに VMware Horizon を展開する場合は、VMware Horizon 環境の vCenter Server インスタンスに接続するように VMware Horizon を構成する必要があります。VMware Horizon がデスクトップ プールで使用する仮想マシンは、vCenter Server が作成し、管理します。

vCenter Server インスタンスをリンク モード グループ内で実行する場合は、各 vCenter Server インスタンスを個別に VMware Horizon に追加する必要があります。Horizon は、同じ Horizon ポッドに追加された 1 つ以上の vCenter Server をサポートします。また、クラウド ポッド アーキテクチャ 環境内の複数の Horizon ポッドにまたがる単一の vCenter Server もサポートします。

VMware Horizon は、安全なチャネル (TLS) を使用して vCenter Server インスタンスに接続します。

注意: Horizon に vCenter Server を追加して管理対象デスクトップ プールまたはファームを作成した後は、これらのプールまたはファームで使用されている vSphere オブジェクト(データセンター、クラスタ、データストア、リソース プールなど)の名前を変更しないでください。これらのオブジェクトの名前を変更すると、Horizon がこれらのオブジェクトを参照できなくなり、以降のプロビジョニングおよび電源操作が失敗する可能性があります。vSphere オブジェクトの名前の変更は、プールまたはファームを作成する前に行うか、これらのオブジェクトが既存の Horizon プールまたはファームによって参照されていない場合に行ってください。詳細については、 VMware ナレッジベースの記事 KB1015100を参照してください。

前提条件

  • Horizon 無期限ライセンス キーをインストールします。あるいは、サブスクリプション ライセンスを使用している場合は、Horizon Cloud Connector を展開して、サブスクリプション ライセンスを有効にします。
  • VMware Horizon をサポートするのに必要な vCenter Server で、操作を実行する権限のある vCenter Server ユーザーを準備します。
  • vCenter Server ホストに TLS サーバ証明書がインストールされていることを確認します。本番環境で、信頼された証明機関 (CA) によって署名された有効な証明書をインストールします。

    テスト環境では、vCenter Server でインストールされたデフォルト証明書を使用できますが、vCenter Server を VMware Horizon に追加する際に証明書サムプリントを受け入れる必要があります。

  • 複製されたグループ内のすべての Connection Server インスタンスが、vCenter Server ホストにインストールされているサーバ証明書のルート CA 証明書を信頼していることを確認します。ルート CA 証明書が、Connection Server ホスト上の Windows ローカル コンピュータの証明書ストア内の [信頼されたルート証明機関] > [証明書] フォルダにあるかどうか確認します。このフォルダにない場合、ルート CA 証明書を Windows ローカル コンピュータの証明書ストアにインポートします。

    「ルート証明書と中間証明書を Windows 証明書ストアにインポートする」を参照してください。

  • vCenter Server インスタンスに ESXi ホストが含まれていることを確認します。vCenter Server インスタンスでホストが構成されていない場合、そのインスタンスを VMware Horizon に追加することはできません。
  • vCenter Server ユーザーとして使用するドメイン管理者アカウントが、vCenter Server のローカル ユーザーによって vCenter Server にログインするために明示的に指定された権限であったことを確認してください。
  • vCenter Server の操作数の上限を決定する設定について理解しておきます。

手順

  1. Horizon Console で、[設定] > [サーバ] の順に移動します。
  2. [vCenter Server] タブで、[追加] をクリックします。
  3. [vCenter Server 設定] の [サーバ アドレス] テキスト ボックスに、vCenter Server インスタンスの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を入力します。
    FQDN にはホスト名とドメイン名が含まれます。たとえば、 myserverhost.companydomain.com という FQDN では、 myserverhost がホスト名、 companydomain.com がドメインになります。
    注: DNS 名または URL を使用してサーバを入力すると、 VMware Horizon は管理者が以前に IP アドレスを使用して VMware Horizon にこのサーバを追加したかどうかを確認する DNS 検索を実行しません。vCenter Server をその DNS 名と IP アドレスの両方で追加すると、競合が発生します。
  4. vCenter Server ユーザーの名前を入力します。
    例: domain\user または [email protected]
  5. vCenter Server ユーザー パスワードを入力します。
  6. (オプション) この vCenter Server インスタンスの説明を入力します。
  7. TCP ポート番号を入力します。
    デフォルトのポートは 443 です。
  8. vCenter Server の展開タイプをドロップダウン メニューから選択します。
    展開タイプ 説明
    AWS vCenter Server は VMware Cloud on AWS に展開されています。
    Azure vCenter Server は Azure VMware ソリューションに展開されています。
    DELLEMC vCenter Server は VMware Cloud on Dell EMC に展開されています。
    Google vCenter Server は Google Cloud VMware Engine に展開されています。
    Oracle vCenter Server は Oracle Cloud VMware Solution に展開されています。
    全般 vCenter Server はオンプレミスにデプロイされているか、上記のリストにない環境にデプロイされています
  9. [詳細設定] で、vCenter Server の同時操作の制限数を設定します。
  10. [次へ] をクリックし、指示に従ってウィザードを完了します。

次のタスク

VMware Horizon で複数の vCenter Server インスタンスを使用している場合、この手順を繰り返してその他の vCenter Server インスタンスを追加します。