Horizon Agent と Horizon Client の両方で USB ポリシー設定を定義できます。接続時に、Horizon Client は USB ポリシー設定を Horizon Agent からダウンロードし、それらを Horizon Client USB ポリシー設定と一緒に使用して、クライアント コンピュータからのリダイレクトに利用できるようにするデバイスを指定します。
Horizon Agent の構成 ADMX テンプレート ファイルには、Horizon Agent の認証および環境コンポーネントに関連するポリシー設定(USB リダイレクトなど)が含まれています。ADMX テンプレート ファイルの名前は (vdm_agent.admx)。設定はコンピュータ レベルで適用されます。Horizon Agent は、コンピュータ レベルで GPO から設定を優先的に読み取ります。GPO からの読み取りがない場合は、HKLM\Software\Policies\VMware, Inc.\VMware VDM\Agent\USB のレジストリから設定を読み取ります。
USB デバイス分割を構成するための設定
次の表で、Horizon Agent の構成 ADMX テンプレート ファイル内にある、複合 USB デバイスの分割に関する各ポリシー設定について説明します。グループ ポリシー管理エディタで、 フォルダの順に移動すると、これらの設定を確認できます。Horizon Agent は、これらの設定を適用しません。Horizon Agent は、設定を Horizon Client に渡し、マージ (m) またはオーバーライド (o) のどちらの修飾子を指定したかに応じて、解釈と適用が行われます。Horizon Client は設定を使用して、複合 USB デバイスをコンポーネント デバイスに分割するかどうか、そしてコンポーネント デバイスをリダイレクトに利用可能なデバイスから除外するかどうかを決定します。複合 USB デバイスの分割ポリシーの Horizon での適用方法については、複合 USB デバイスのデバイス分割ポリシー設定の構成を参照してください。
設定 | プロパティ |
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Allow Auto Device Splitting プロパティ:AllowAutoDeviceSplitting |
複合 USB デバイスの自動分割を許可します。 デフォルト値は定義されていませんが、これは false が設定されている場合に相当します。 |
Exclude Automatically Connection Device Family | デバイス ファミリを自動転送から除外します。設定の形式は {m|o}:<family-name>[;...] です。 エージェント設定とマージする場合は、クライアント設定にマージ (m) 修飾子を設定します。クライアント設定をオーバーライドする場合は、エージェント設定にオーバーライド (o) 修飾子を設定します。 例:o:storage;hid |
Exclude Automatically Connection Vid/Pid Device | 指定されたベンダーとプロダクト ID のデバイスが自動的に転送されなくなります。設定の形式は {m|o}:<vid-<xxxx>_pid-<xxxx|*>>[;...] です。 エージェント設定とマージする場合は、クライアント設定にマージ (m) 修飾子を設定します。クライアント設定をオーバーライドする場合は、エージェント設定にオーバーライド (o) 修飾子を設定します。 例:m:vid-0781_pid-554c;vid-0781_pid-9999 |
Exclude Vid/Pid Device from Split プロパティ: SplitExcludeVidPid |
ベンダーおよびプロダクト ID で指定された複合 USB デバイスは、分割対象から除外します。設定の形式:{m|o}:vid-xxx1_pid-yyy2[;vid-xxx2_pid-yyy2]... ID 番号は 16 進数で指定する必要があります。ID の個々の数字の位置にワイルドカード文字 ( *) を使用できます。 例:o:vid-0781_pid-55** デフォルト値は定義されていません。 |
Split Vid/Pid Device プロパティ: SplitVidPid |
ベンダーおよびプロダクト ID で指定した複合 USB デバイスのコンポーネントを、別のデバイスとして扱います。設定の形式: {m|o}:vid-xxxx_pid-yyyy(exintf:zz[;exintf:ww])または {m|o}:vid-xxxx_pid-yyyy(exintf:zz[;exintf:ww]) exintf というキーワードを使用すれば、インターフェイス番号を指定することで、コンポーネントをリダイレクトから除外することができます。ID 番号は 16 進数で指定し、インターフェイス番号は先行ゼロをすべて含む 10 進数で指定する必要があります。ID の個々の数字の位置にワイルドカード文字 ( *) を使用できます。 例:o:vid-0781_pid-554c(exintf:01;exintf:02)
注: 明示的に除外しなかったコンポーネントが、
Horizon に自動的に含まれることはありません。これらのコンポーネントを含めるには、
Include Vid/Pid Device などのフィルタ ポリシーを指定する必要があります。
デフォルト値は定義されていません。 |
Horizon Agent 適用型 USB 設定
次の表で、Horizon Agent の構成 ADMX テンプレート ファイルにある、USB 用の各エージェント適用型ポリシー設定について説明します。グループ ポリシー管理エディタで、 フォルダの順に移動すると、これらの設定を確認できます。Horizon Agent は設定を使用して、USB デバイスがホスト マシンに転送できるかどうかを判断します。Horizon Agent はまた、設定を Horizon Client に渡し、マージ (m) またはオーバーライド (o) のどちらの修飾子を指定したかに応じて、解釈と適用が行われます。Horizon Client は設定を使用して、USB デバイスがリダイレクトに利用可能かどうかを決定します。Horizon Agent は、エージェント適用型ポリシー設定を常に適用するため、Horizon Client に設定したポリシーとは逆の結果になることがあります。USB デバイスをフィルタリングするためのポリシーを Horizon で適用する方法については、USB デバイスのフィルタ ポリシー設定の構成を参照してください。
設定 | プロパティ |
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Exclude All Devices プロパティ: ExcludeAllDevices |
転送対象からすべての USB デバイスを除外します。true に設定すると、その他のポリシー設定を使用して、特定のデバイスまたはデバイス ファミリが転送されるようにすることができます。false に設定すると、その他のポリシー設定を使用して、特定のデバイスまたはデバイス ファミリが転送されるのを防止できます true に設定し、Horizon Client に渡すようにすると、この設定は Horizon Client での設定を常にオーバーライドします。この設定では、マージ(m)または上書き(o)の修飾子は使用できません。 デフォルト値は定義されていませんが、これは false が設定されている場合に相当します。 |
Exclude Device Family プロパティ: ExcludeFamily |
転送対象からデバイス ファミリを除外します。設定の形式:{m|o}:family_name_1[;family_name_2]... 例:o:bluetooth;smart-card 自動デバイス分割を有効にした場合、Horizon はコンポジット USB デバイスの各インターフェイスのデバイス ファミリを調べ、除外するインターフェイスを決定します。自動デバイス分割を無効にした場合、Horizon はコンポジット USB デバイス全体のデバイス ファミリを調べます。 デフォルト値は定義されていません。 |
Exclude Vid/Pid Device プロパティ: ExcludeVidPid |
指定したベンダーとプロダクト ID のデバイスを、転送対象から除外します。設定の形式:{m|o}:vid-xxx1_pid-yyy2[;vid-xxx2_pid-yyy2]... ID 番号は 16 進数で指定する必要があります。ID の個々の数字の位置にワイルドカード文字 ( *) を使用できます。 例:m:vid-0781_pid-****;vid-0561_pid-554c デフォルト値は定義されていません。 |
Include Device Family プロパティ: IncludeFamily |
デバイス ファミリを転送対象に含めます。設定の形式:{m|o}:family_name_1[;family_name_2]... 例:m:storage デフォルト値は定義されていません。 |
Include HID Optimization Vid/Pid Device プロパティ:HidOptIncludeVidPid |
指定したベンダーとプロダクト ID のデバイスを最適化の対象にします。設定の形式は vid-xxx1_pid-yyy2[;vid-xxx2_pid-yyy2]... です。 ID 番号は 16 進数で指定する必要があります。ID の個々の数字の位置にワイルドカード文字 ( *) を使用できます。 例:vid-056a_pid-0302;vid-046d_pid-c628 デフォルト値は定義されていません。 |
Include Vid/Pid Device プロパティ: IncludeVidPid |
指定したベンダーとプロダクト ID のデバイスを、転送対象に含めます。設定の形式:{m|o}:vid-xxx1_pid-yyy2[;vid-xxx2_pid-yyy2]... ID 番号は 16 進数で指定する必要があります。ID の個々の数字の位置にワイルドカード文字 ( *) を使用できます。 例:o:vid-0561_pid-554c デフォルト値は定義されていません。 |
クライアント解釈型 USB 設定
次の表で、Horizon Agent の構成 ADMX テンプレート ファイル内にある各クライアント解釈型ポリシー設定について説明します。グループ ポリシー管理エディタで、 フォルダの順に移動すると、これらの設定を確認できます。Horizon Agent は、これらの設定を適用しません。Horizon Agent は、Horizon Client に設定を渡し、解釈と適用が行われます。Horizon Client は設定を使用して、USB デバイスがリダイレクトに利用可能かどうかを決定します。
設定 | プロパティ |
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Allow Audio Input Devices プロパティ: AllowAudioIn |
オーディオ入力デバイスの転送を許可します。 デフォルト値は定義されていませんが、これは true が設定されている場合に相当します。 |
Allow Audio Output Devices プロパティ: AllowAudioOut |
オーディオ出力デバイスの転送を許可します。 デフォルト値は定義されていませんが、これは false が設定されている場合に相当します。 |
Allow HID-Bootable プロパティ: AllowHIDBootable |
キーボートとマウス以外で、起動時に利用可能な入力デバイス(別名 HID 起動可能なデバイス)の転送を許可します。 デフォルト値は定義されていませんが、これは true が設定されている場合に相当します。 |
Allow other input devices | HID 起動可能なデバイスやポインティング デバイス付きキーボード以外の入力デバイスの転送を許可します。 デフォルト値は定義されていません。 |
Allow keyboard and Mouse Devices プロパティ: AllowKeyboardMouse |
マウス、トラックボール、タッチ パッドなどのポインティング デバイス付きキーボードの転送を許可します。 デフォルト値は定義されていませんが、これは false が設定されている場合に相当します。 |
Allow Smart Cards プロパティ: AllowSmartcard |
スマート カード デバイスの転送を許可します。 デフォルト値は定義されていませんが、これは false が設定されている場合に相当します。 |
Allow Video Devices プロパティ: AllowVideo |
ビデオ デバイスの転送を許可します。 デフォルト値は定義されていませんが、これは true が設定されている場合に相当します。 |
Exclude Automatically Connection Device Family | 転送対象からデバイス ファミリを自動的に除外します。
次の構文を使用します:
{m|o}:family-name[;...] m は、クライアント設定がエージェント設定にマージされることを指定します。o は、エージェント設定でクライアント設定がオーバーライドされることを指定します。 例: o:storage;hid |
Exclude Automatically Connection Vid/Pid Device | 特定のベンダーとプロダクト ID のデバイスを転送対象から自動的に除外します。 次の構文を使用します: {m|o}:vid-xxxx_pid-xxxx|*[;...] m は、クライアント設定がエージェント設定にマージされることを指定します。o は、エージェント設定でクライアント設定がオーバーライドされることを指定します。 例: m:vid-0781_pid-554c;vid-0781_pid-9999 |