指紋スキャナなど、Windows クライアント システムの USB ポートに接続している生体認証デバイスを仮想デスクトップにリダイレクトできます。Windows、Mac、または Linux クライアント システムから仮想デスクトップに Dino-Lite USB マイクロスコープをリダイレクトすることもできます。

指紋スキャナ リダイレクトの設定

これらの指紋スキャナをリダイレクトするには、リモート エージェント デスクトップに少なくとも 200 Mbps のネットワーク帯域幅が必要です。

次の指紋スキャン デバイスがサポートされます。
表 1. サポートされている指紋スキャナ
デバイス クライアント OS Windows OS サーバ プロトコル
U.are.U 5160 指紋リーダー Windows 10 1809 64 ビット Windows 10 1809 64 ビット

Windows 10 1903 64 ビット

PCoIP、Blast
U.are.U 5300 指紋リーダー Windows 10 1809 64 ビット Windows 10 1809 64 ビット

Windows 10 1903 64 ビット

PCoIP、Blast

マイクロスコープ リダイレクトの構成

USB マイクロスコープ デバイスをリダイレクトするには、次のネットワーク要件を満たす必要があります。

表 2. マイクロスコープ リダイレクトのネットワーク要件
ネットワーク要件 クライアントからエージェントへのデータ転送 エージェントからクライアントへのデータ転送
バンド幅 400 Mbps 以上 20 Mbps 以上
遅延 1 ミリ秒以下 2 ミリ秒以下
損失 0.005% 以下 0.005% 以下

Windows と Mac クライアント システムでは、サポートされているマイクロスコープの USB リダイレクトをデフォルトで許可します。

Linux クライアント システムでは、USB リダイレクトからマイクロスコープをデフォルトで除外します。リダイレクトを使用するには、[viewusb.IncludeVidPid] プロパティを設定してマイクロスコープ デバイスを許可する必要があります。VMware Horizon Client for Linux のインストールとセットアップ ガイドの「USB 構成プロパティの設定」を参照してください。

パフォーマンスを最適化するには、次のようにマイクロスコープの設定を構成します。

  • 解像度を [640 x 480] に設定します。
  • [ビデオ エンコーダー][MJPEG] に設定します。
  • 自動露出の設定を小さくするか、オフにします。
以下の USB マイクロスコープ デバイスがサポートされています。
表 3. サポート対象の USB マイクロスコープ
デバイス クライアント OS Windows OS リモート エージェント デスクトップ プロトコル
Dino-Lite Premier AM4113ZT

Windows

Mac

Linux(カーネル バージョン 3.3-rc1 以降)

Windows 10 PCoIP、Blast