場合によっては、現在のバージョンの Connection Server インスタンスを再インストールし、Horizon LDAP 構成データを含むバックアップ LDIF ファイルをインポートすることにより、既存の VMware Horizon 構成のリストアが必要になることがあります。

たとえば、ビジネス継続性とディザスタ リカバリ(BC/DR)計画の一環として、データセンターが機能を停止した場合に実行する手順を準備しておく必要があります。このような計画の最初の手順は、Horizon LDAP 構成が別の場所にバックアップされるようにすることです。2 番目の手順では、この手順で説明するように、新しい場所に Connection Server をインストールし、バックアップ構成をインポートします。

既存の VMware Horizon 構成で 2 番目のデータセンターをセットアップするときも、この手順を使用できます。あるいは、VMware Horizon の展開に含まれているのが 1 つの Connection Server インスタンスのみで、そのサーバで問題が発生した場合も、この手順を使用できます。

複製されたグループ内に複数の Connection Server インスタンスが存在し、1 つのインスタンスがダウンした場合は、この手順に従う必要はありません。Connection Server を複製されたインスタンスとして再インストールするだけです。インストール時に、接続情報を別の Connection Server インスタンスに提供すると、VMware HorizonHorizon LDAP 構成を別のインスタンスから復元します。

前提条件

  • 暗号化された LDIF ファイルに Horizon LDAP 構成がバックアップされたことを確認します。
  • vdmimport コマンドを使用して、LDIF バックアップ ファイルから Horizon LDAP 構成を復元する方法を理解しておきます。

    Horizon の管理ドキュメントの「VMware Horizon 構成データのバックアップと復元」を参照してください。

  • 新しい Connection Server インスタンスのインストール手順を理解しておきます。新しい構成での Horizon Connection Server のインストールを参照してください。

手順

  1. Connection Server を新しい構成でインストールします。
  2. LDIF ファイルの暗号化を解除します。
    例:
    vdmimport -d -p mypassword 
    -f MyEncryptedexport.LDF > MyDecryptedexport.LDF
  3. 暗号化が解除された LDIF ファイルをインポートし、Horizon LDAP 構成をリストアします。
    例:
    vdmimport -f MyDecryptedexport.LDF
    注: この段階では、 VMware Horizon 構成にはまだアクセスできません。クライアントは Connection Server にアクセスできないか、デスクトップに接続できません。
  4. Windows の [プログラムの追加と削除] ユーティリティを使用して、コンピュータから Connection Server をアンインストールします。
    AD LDS Instance VMwareVDMDS インスタンスと呼ばれる Horizon LDAP 構成をアンインストールしないでください。 [プログラムの追加と削除] ユーティリティを使用して、AD LDS Instance VMwareVDMDS インスタンスが Windows Server コンピュータから削除されていないことを確認できます。
  5. Connection Server を再インストールします。
    インストーラのプロンプトで、既存の Horizon LDAP をそのまま使用します。

次のタスク

Connection Server インスタンスを新しい構成でインストールした後に、Connection Server と VMware Horizon 環境を自由に構成します。