vCenter Server を VMware Horizon に追加する場合、または vCenter Server 設定を編集する場合には、vCenter Server で実行される同時操作の最大数を設定するオプションをいくつか構成できます。

これらのオプションは、[vCenter Server を追加] ウィザードの [vCenter Server 設定] ページにある [詳細設定] パネルで設定します。

表 1. vCenter Server の同時操作の制限数
設定 説明
[最大同時 vCenter プロビジョニング操作数] Connection Server がこの vCenter Server インスタンスでフル仮想マシンのプロビジョニングと削除のために出すことができる同時要求の最大数を指定します。

デフォルト値は 20 です。

この設定は、フル仮想マシンの自動プールにのみ適用されます。

[最大同時電源操作数] この vCenter Server インスタンス内の Connection Server によって管理されている仮想マシンで同時に実行できる電源操作(起動、シャットダウン、サスペンドなど)の最大数を決定します。

デフォルト値は 50 です。

この設定の値を計算するためのガイドラインについては、リモート デスクトップ ログオン ストームをサポートするための同時電源操作レートの設定を参照してください。

この設定は、フル仮想マシンの自動プールに適用されます。

[最大同時メンテナンス操作数] 同時に実行可能なメンテナンス操作の最大数を決定します。

デフォルト値は 12 です。

メンテナンス操作を開始する前に、アクティブなセッションが存在するリモート デスクトップからログオフする必要があります。メンテナンス操作の開始直後にユーザーを強制的にログオフさせた場合、ログオフが必要なリモート デスクトップ上の同時操作の最大数は、構成値の半分になります。たとえば、この設定を 24 に構成して、ユーザーを強制的にログオフさせた場合、ログオフが必要なリモート デスクトップ上の同時操作の最大数は 12 です。

この設定はインスタント クローンに適用されます。

[インスタント クローン エンジンの最大同時操作数] この vCenter Server インスタンスによって管理されているインスタント クローンで同時に実行できる作成および削除操作の最大数を指定します。

この設定はインスタント クローンにのみ適用されます。