vCenter Serverのアップグレードは、その他の VMware Horizon Server コンポーネントをアップグレードするのと同じメンテナンス期間に実行します。vCenter Server をアップグレードする前に、VMware Horizon データを一部バックアップする必要があります。

注: vCenter Server のアップグレード中に、既存のリモート デスクトップとアプリケーションのセッションは切断されませんが、 vCenter Server のアップグレード中は次の機能を使用できません。
  • プロビジョニング状態のリモート デスクトップはパワーオンされません。
  • 新しいデスクトップは起動されません。

前提条件

  • この手順をいつ実行すべきかを判断します。利用可能なデスクトップメンテナンス期間を選択します。所要時間については、『VMware vSphere アップグレード ガイド』を参照してください。
  • vCenter Server データベースをバックアップします。
  • vdmexport.exe ユーティリティを使用して、Connection Server インスタンスから Horizon Directory データベースをバックアップします。

    手順については、Horizon の管理ドキュメントを参照してください。レプリカ グループ内に Connection Server インスタンスが複数存在する場合は、1 つのインスタンスからデータをエクスポートするだけでかまいません。

  • vCenter Server がインストールされているサーバに 認証局 (CA) 署名付き TLS サーバ証明書がインストールされ、構成されていることを確認します。Connection Server をアップグレードした後に、認証局 (CA) 署名付き証明書を vCenter Server が使用しないと、デフォルトの自己署名証明書が Horizon Console で無効として表示され、vCenter Server が利用できないというメッセージが表示されます。
  • アップグレード後の vSphere のバージョンに対応しているガイドのバージョンを参照して、『VMware vSphere アップグレード ガイド』に一覧表示されている前提条件を完全に満たします。
  • インスタント クローンの使用中に vCenter Server をアップグレードする場合は、VMware のナレッジベースの記事 https://kb.vmware.com/s/article/52573 にある手順を参照してください。

手順

  1. VMware vSphere アップグレード ガイド』に説明されているとおりに、vCenter Server をアップグレードします。
    重要: クラスタに vSAN データストアが含まれている場合は、『 VMware vSANの管理』で、 vSAN クラスタのアップグレードに関する章を参照してください。この章には vCenter Server のアップグレードについてのトピックが含まれています。
  2. Horizon Console にログインし、ダッシュボードを調べて、vCenter Server アイコンが緑になっていることを確認します。
    このアイコンが赤になっており、[無効な証明書が検出されました]ダイアログ ボックスが表示される場合、 [検証]をクリックして、「次の手順」で説明されているように信頼されていない証明書の指紋を受け入れるか、CA によって署名された有効な SSL 証明書をインストールします。

    vCenter Server のデフォルト証明書の置換の詳細については、『VMware vSphere Examples and Scenarios』ドキュメントを参照してください。

次のタスク

デフォルトの証明書、または vCenter Server の自己署名証明書を使用するには、デフォルトの TLS 証明書のサムプリントを受け入れるを参照してください。

VMware Horizon Server コンポーネントのアップグレードが完了している場合は、次のメンテナンス期間に、VMware Horizon のアップグレードを続行します。