RDS ホストは、リモート アクセスのためのアプリケーションおよびデスクトップ セッションをホストするサーバ コンピュータです。RDS ホストには仮想マシンまたは物理サーバを使用できます。
RDS ホストには、Microsoft リモート デスクトップ サービス ロール、Microsoft リモート デスクトップ セッション ホスト サービスおよび Horizon Agent がインストールされています。リモート デスクトップ サービスは、かつてはターミナル サービスという名前でした。リモート デスクトップ セッション ホスト サービスを使用すると、アプリケーションおよびリモート デスクトップ セッションをサーバでホストできます。RDS ホストに Horizon Agent をインストールすることで、ユーザーは PCoIP または Blast Extreme 表示プロトコルを使用して、アプリケーションおよびデスクトップ セッションに接続できます。両方のプロトコルは、画像、オーディオ、ビデオなどのリモート コンテンツの配信について最適化されたユーザー エクスペリエンスを提供します。
RDS ホストを設定するには、次のタスクを実行する必要があります。
- RDS ホストで使用する Windows Server オペレーティング システムを準備します。リモート デスクトップ サービス (RDS) ホストで使用する Windows Server オペレーティング システムの準備を参照してください。
- Windows Server オペレーティング システムにリモート デスクトップ サービスをインストールします。Windows Server 2012 R2、2016 または 2019 へのリモート デスクトップ サービスのインストールを参照してください。
- Windows Server オペレーティング システムにデスクトップ エクスペリエンスをインストールします。Windows Server 2012 R2、2016 または 2019 へのデスクトップ エクスペリエンスのインストールを参照してください。
- ユーザーが 1 つのセッションのみを使用するように制限します。ユーザーを単一セッションに制限するを参照してください。
- RDS ホストに Horizon Agent をインストールします。リモート デスクトップ サービス ホストへの Horizon Agent のインストールを参照してください。
アプリケーションのインストール
アプリケーション プールを作成する場合、RDS ホストにアプリケーションをインストールする必要があります。Horizon 8 でインストールされたアプリケーションのリストを自動的に表示するには、すべてのユーザーが[スタート] メニューから利用できるようにアプリケーションをインストールする必要があります。アプリケーション プールを作成する前であれば、いつでもアプリケーションをインストールできます。手動でアプリケーションを指定する場合は、アプリケーション プールを作成する前または後の好きなときにアプリケーションをインストールできます。
アプリケーション プールを作成するときに、Horizon 8 により、ファーム内のすべての RDS ホスト上で、[スタート] メニューから個々のユーザーに利用可能なアプリケーションではなく、すべてのユーザーに利用可能なアプリケーションが自動表示されます。このリストから任意のアプリケーションを選択できます。また、[スタート] メニューから、すべてのユーザーに利用可能ではないアプリケーションを手動で指定できます。RDS ホストにインストールできるアプリケーションの数に制限はありません。