Horizon 8 環境に展開する各リモート デスクトップに対して vCenter Server で仮想マシンを作成します。仮想マシンに Linux ディストリビューションをインストールする必要があります。

前提条件

  • デプロイする環境がサポートする Linux デスクトップの要件を満たしていることを確認します。Horizon Agent for Linux のシステム要件を参照してください。
  • vCenter Server で仮想マシンを作成し、ゲスト OS をインストールする手順について理解しておきます。詳細については、『Horizon での Windows デスクトップとアプリケーション』ドキュメントを参照してください。
  • 仮想マシンで使用するモニターのビデオ メモリ (vRAM) の設定を理解しておきます。Horizon Agent for Linux のシステム要件を参照してください。

手順

  1. vSphere Client で、仮想マシンを作成します。
  2. カスタム構成オプションを構成します。
    1. 仮想マシンを右クリックし、[設定の編集] をクリックします。
    2. vCPU の数と vMemory のサイズを指定します。必要な設定については、次のガイドラインを参照してください。
      • 単一セッションの仮想デスクトップ プールとして展開する仮想マシンを準備をしている場合は、Linux ディストリビューションのインストール ガイドのガイドラインに従ってください。

        たとえば、Ubuntu 18.04 では、2048 MB の vMemory と 2 台の vCPU を構成することが指定されています。

      • 公開デスクトップまたはアプリケーション プールの複数セッション ホストとして機能するように仮想マシンを準備する場合は、少なくとも 8 個の vCPU と 40 GB の vMemory を指定します。
        重要: 公開デスクトップまたは公開アプリケーションごとに最大 50 のユーザー セッションをサポートするには、8 個以上の vCPU と 40 GB 以上の vMemory が必要です。
  3. 仮想マシンをパワーオンして、必要な Linux ディストリビューションをインストールします。インスタント クローン デスクトップ プールとマルチセッション ホストについて以下のことに注意してください。

    Horizon Agent for Linux は、次のオペレーティング システムを実行している仮想マシンから作成されたインスタント クローン デスクトップ プールのみをサポートします。

    • Ubuntu 18.04/20.04/22.04
    • RHEL 7.x/8.x/9.x
    • CentOS 7.8/7.9
    • SLED/SLES 12.x、15.x

    複数セッション公開デスクトップ プールと単一セッションまたは複数セッションのアプリケーション プールがサポートされているのは、RHEL Workstation 7.8 以降、RHEL Workstation 8.1 以降、RHEL Workstation 9.0 以降、または Ubuntu 18.04/20.04/22.04 を実行している仮想マシンだけです。

  4. 特定の Linux ディストリビューションに使用するデスクトップ環境を設定します。
    詳細については、 Horizon Agent for Linux のシステム要件でデスクトップ環境のセクションを参照してください。
  5. システムのホスト名が 127.0.0.1 に対して解決可能であることを確認してください。