サーバ コンピュータの locked.properties ファイルを編集して、Connection Server インスタンスのデフォルト HTTP ポートまたは NIC を置換できます。組織によっては、組織のポリシーに遵守するため、または競合を回避するために、これらのタスクの実行を必須にしていることがあります。

デフォルトの SSL ポートは 443 です。デフォルトの非 SSL ポートは 80 です。

安全なトンネルの外部 URL で指定されているポートは、この手順でポートを変更しても変更されることはありません。ネットワーク構成によっては、安全なトンネルの 外部 URL ポートも変更しなければならないことがあります。

サーバ コンピュータに複数の NIC がある場合は、コンピュータはデフォルトですべての NIC でリッスンします。構成されているポート上でリッスンするための NIC を 1 つ選択するには、その NIC にバインドされている IP アドレスを指定します。

インストール時に、VMware Horizon 8 は、必要なデフォルト ポートを開くように Windows ファイアウォールを構成します。ポート番号またはリッスンで使用される NIC を変更した場合は、更新されたポートを開きクライアント デバイスがサーバに接続できるように、Windows ファイアウォールを手動で再構成する必要があります。

SSL ポート番号を変更して、HTTP リダイレクトを引き続き動作させる必要がある場合は、HTTP リダイレクトのポート番号も変更する必要があります。Connection Server への HTTP リダイレクト用のポート番号を変更を参照してください。

前提条件

この手順でポートを変更した後も、この Connection Server インスタンスの外部 URL で指定されているポートが引き続き有効になっていることを確認します。

手順

  1. Connection Server コンピュータ上で、ゲートウェイ構成フォルダ内の locked.properties ファイルを作成または編集します。
    例: install_directory\VMware\VMware View\Server\sslgateway\conf\locked.properties
    locked.properties ファイルのプロパティは、大文字と小文字が区別されます。
  2. locked.properties ファイルに、serverPort または serverPortNonSsl プロパティ、あるいは両方のプロパティを追加します。
    例:
    serverPort=4443
    serverPortNonSsl=8080
  3. (オプション) サーバ コンピュータに複数の NIC がある場合は、構成されているポート上でリッスンするための NIC を 1 つ選択します。
    serverHost および serverHostNonSsl プロパティを追加して、選択された NIC にバインドされている IP アドレスを指定します。
    例:
    serverHost=10.20.30.40
    serverHostNonSsl=10.20.30.40
    通常、SSL および非 SSL リスナは、どちらも同じ NIC を使用するように構成されています。ただし、 serverProtocol=http プロパティを使用して、クライアント接続用の SSL をオフロードする場合、 serverHost プロパティを個別の NIC に設定し、 Horizon Console の起動に使用されるシステムへの SSL 接続を実現できます。

    同じ NIC を使用するように SSL および非 SSL 接続を構成する場合は、SSL と非 SSL ポートは同一にしないでください。

  4. Connection Server サービスを再起動して、変更を有効にします。

次のタスク

必要に応じて、更新されたポートを開くように Windows ファイアウォールを手動で構成します。